飛行機が高度を下げて
スピードを落とし始めると
風の影響を受けると揺れることがあります
ときどき、いやな揺れ方をするのです
左右や上下に、中途半端に揺れます
波の影響でふわっと揺れる船のような揺れ
気持ちが悪くなるのは
その揺れに、三半規管が平衡感覚を維持できなくなり
脳が混乱するからだそうです
英語でいうと、「Airsick」とか「Airsickness」
新人CAのころ
この揺れが苦手でした
サービスしているときは、動き回っているので
気持ち悪いなんて言ってられません
サービスが終わってそろそろ到着
機内用品を収納したり着陸準備が完了
最後部のCAシートに座っている
機内でここの付近が一番揺れるところ
座っていると、なんか気持ち悪い
睡眠不足もあった
着陸体制に入ったらトイレに行けない
そういうときに欠かせないのがDisposal Bag
シートポケットに用意されているので
皆さんも見たことがあると思います
通称「ゲロバッグ」
防水加工がされている袋
今日はヤバいかもしれない
というときはあの袋を手元において着陸
三半規管も飛行機の揺れに慣れてくるのか
ベテランになったら
どんなに揺れてもゲロバッグは必要なし
そんな私も、船は苦手で、イッパツで酔ってしまう
揺れの質が違うのかもしれない
私が飛んでいたころの嘔吐袋
写真はお借りしています
各航空会社歴代の嘔吐袋を集めているサイト
T・K ♂