CAのエプロンがなくなる日 | 東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

フライトにまつわることからCAたちのプライベートまで♪ 元ベテランチーフパーサーが語っています

 
 
寒暖の差が激しい
"三寒四温" の日々です
 
体調にお気をつけてお過ごしください
 
 
 
 
この時期は花粉症も相まって
寒いのに目や鼻はグスグス…ゲホゲホ
 
 
 
私の花粉症は目や鼻のかゆみだけではなく
 
顔や耳もかゆくなり、
顔は、だんだん赤くなりでこぼこしてきます
 
花粉症皮膚炎、というそうです 
 
 
 
フライトをしていた頃は
この花粉症が辛く
仕事にも支障をきたすのでぐすん
 
アレルギーを抑える注射を打っていました
 
 
ステロイドを含む注射なので
あまりお勧めできませんが
 
これをシーズン中に2度、打つと
しゃっきり、普通に生活することができました
 
 
 
涙目で顔がかぶれたCAが、
くしゃみしながらサービス
 
なんてもってのほかです
 
 
食べ物や飲み物を扱う仕事ですから
衛生第一
  
 
 
他にも、衛生的に
自分で決めていたルールがありました
 
 
CAは、長いサービス中はバタバタしていて
エプロンをつけたまま作業をしているのですが
 
そんな途中にも
ラバトリーチェックをするわけです
 
タバコの形跡はないか 
急病人はいないか
または清掃のため…
 
 
その際、
エプロンを外さないCAが大半なのですが
私には違和感があり、
 
私は必ずエプロンを外してチェックをし
またエプロンをつけて作業にもどる
 
という マイルールです
(結構、手間がかかります汗)
 
 
 
飲食類と化粧室
 
そこはボーダーをしっかりつけたかったのです
 
 
 
 
JALでは、今の新制服になると同時に
エプロンを廃止しました
 
チーフパーサーには、
サービス用のジャケットがあります
 
 
調理らしい調理をしない機内では
エプロンはいらないのかもしれませんし
(実際、汚れた経験はありませんでした)
 
 
CAはエプロンを着替える時間すら
ないこともあります
 
 
 
ハイクラスのホテルやレストランでは
エプロンをしたサービススタッフ、
見ないですよね
正式なサービングコートを着用しています
 
 
 
家庭でも
お料理するのに、私はエプロンをしません
 
 
 
少し前、
エプロン姿の女性、というと
可愛らしい奥様、というイメージでした
 
 
エプロンをした(従順で清楚な)女性、
という姿そのものが
すでに時代に合っていないのかもしれません
 
 
どちらかというと、メイドカフェなど、
商業的なものになっている感がありますよねあせる
 
 
 
 
 
そもそも、エプロンとは
英語で"a napron" と言われており
 
いつしか、誤解から
" an apron" と言われるようになり
現在の"apron" となったそうです
 
 
"napron" の "nap" は
古期フランス語で
"テーブルクロス"を示す"nappe"、
ラテン語でナプキンを示す"mappa"
 
からの由来
 
 
 
 
17.8世紀のヨーロッパでは
エプロンは作業着ではなく
 
貴族たちの装飾品としてブームとなったと
言われます
 
 
 
日本では
腰から下のロング丈、或いはショート丈の
シンプルなデザインの"ギャルソンエプロン"
が流行ったりしました
 
 
パリのカフェの男性ウェイター"ギャルソン"
がよくつけているタイプから
そう呼ばれています
 
 
 
今も
ちょっとコスチューム的な存在感のある
エプロンですが、
 
今後、時代の流れに乗って
他のエアラインからも
CAのエプロン姿が消えていくのかもしれません
 
 
 
 
 
豪華なファッションとしてのエプロン
 
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パリ ギャルソン
 
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写真はいずれも拝借しております
 
 
そらさくらんぼ