東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

東京Crew倶楽部 ~客室乗務員(CA)の世界~

フライトにまつわることからCAたちのプライベートまで♪ 元ベテランチーフパーサーが語っています

乗務にまつわるお話や海外体験、航空業界について語っていきます。2018,2019年には他社元CAの協力があり彼女たちの思いを投稿していただきました。

当ブログには個人的な見解も含まれています。具体的内容が変更になっていることもあります。








韓国済州島(チェジュ)発大邱(テグ)行

アシアナ航空8124便

 

大邱着陸直前に

非常口付近の旅客が

ドアを開けてしまった件

ニュースを見た方も多いと思います

 

開けた本人は飛び降りようとしたところ

Crewや他の旅客に取り押さえられた

 

とっさの出来事で

シートベルトを締めていたCAも

ドアの開閉を防げなかったのかもしれない

 

前代未聞の出来事

35年以上乗務していたが

このような事件は聞いたことがない

 

関連動画を見てみたが

ドアが開いたまま着陸したようだ

風圧がすごかったはずだが

着陸直前なので人も物も

開けた本人も

外に吸い出されることはなかった

 

飛行機はエアバス社のA321型機

この飛行機のドアは

開けると機体外側にスライドする方式

 

それでも開いたドアに空気があたり

空気抵抗で飛行機のバランスが崩れたはず

その分パイロットも大変だったと思う

 

 

もう一つ心配したことがある

 

機種にもよるが

非常用にセットしているドアを開けると

脱出シュートも自動的に膨張してしまう

 

脱出シュートが展開していたら

シュートはバタバタしてしまうし

さらに空気抵抗が激しくなる

 

関連ニュース

 

ニュース写真を見ると

脱出シュートは折りたたんだまま

ドア外側下部にぶら下がっていた

この機材は自動膨張しないタイプなのかもしれない

 

とにかく無事に着陸してよかった

 

 

これが巡航高度で飛行中だったら

ドアは絶対に開かない

 

飛行機のドアは開くとき

いったん機体内側に入り込み

それから外側に展開する仕組みになっている

 

飛行中

機内は0.8気圧程度に与圧されている

富士山の6合目あたりの気圧

そして

機外は高度が高ければ高いほど

気圧が低くなる

 

飛行中の機内は

気圧差の関係で

空気がいつも機外に出ようと

すごい力が働いている

 

ドアは気圧で押されていので

機内側に入り込めない

そのためドアハンドルはびくとも動かない

 

稀ではあるが

トイレに行くつもりが

脱出用ドアに向かってしまう人がいる

 

そしてかがんで窓をのぞき込む

それなら外が見たいのだな

CAもそう判断する

 

ところが

かがまずにドアハンドルを触るそぶり

CAがあわてて飛んでいく

お客さん、トイレはこちらです

 

 

 

T・K ♂

 

2年前のブログ

「緊急脱出してしまったか」

北海道の親類に不幸があり

ひさしぶりに飛行機に搭乗

 

ずいぶん運賃が上がっているな

コロナ、円安、原油高

とにかく高い

 

今回は事情が事情なので

高いチケット購入も覚悟

 

幸いにどの便も空席あり

それじゃシルバー運賃で行くか

正規運賃の半額で乗れる

それでも18,350円

コロナ前より5000円も上がっている

 

羽田で搭乗待ちをしていたら

あれ、あの人は

WBCで活躍した背の高いS投手

同じ便で札幌に行くんだ

 

 

それはそれとして

後輩CAたちの仕事ぶりを見るのが楽しみ

 

コロナで便数大幅削減

一時はほとんど乗務機会がなくなってしまった

 

国内線も国際線もかなりの便が復活

CAたちも乗務が増えている

 

まだほとんどのCAがマスク着用

表情がすべて見えないが

ニコニコやっている感じ

そして積極的に動いている感じ

 

昨年のJAL採用では

新卒CA100名、既卒CA250名

無事入社、CA訓練が始まっている

訓練生バッチをつけた初々しいCA

ゴールデンウィーク頃からお目見え

 

若い人たちが入ってくると活気が出る

 

初めてA350型機にも乗ってみた

行きはB787型機だった

それに比べると機内はゆったり空間

シートも身体の収まりがよかったかな

 

今回乗ったらぜひ確認したいことがひとつ

 

それは機外風景を映しだすカメラ画像

 

なぜなら

初めて機外カメラ導入のとき

CA側として担当していたから

 

A350のものは

先々の風景がよく見えるようになっていた

 

昔のものは離着陸時はよいのだが

飛行中、先々の風景を楽しめなかった

 

だけど

画面で見るフライトマップ

今一つだったかな

 

 

飛行ルートが大まかすぎるし

画面上での飛行機イラストが大きすぎる感じ

 

せっかく苦労して

新しいもの作っているのに

お客さんは見てくれているかな

 

ひさしぶりに飛行機に乗ると

あれこれ見てしまう

 

チェックインシステムも

保安検査場も

搭乗システムも変わっている

戸惑うばかりだった

 

T・K ♂

 

以前CA仲間が書いてくれたブログ

「CAと時間意識」

 

横浜市民は7割が反対で

Casino誘致にNoを突きつけた

 

今回の地方選で大阪は

大阪湾のリゾート開発を推進する維新が

市長のイスも府知事のイスも確保

大阪はCasinoを誘致

 

いよいよ日本でCasinoがオープンする

それがいいのやら悪いのやら

個人的にはお勧めしない

 

 

カジノは多くの国で昔から盛んだった

 

もう何十年も前の話しだが

 

私たち男性CAの中にも

カジノ好きな仲間もいた

みんな若かったので何にでも挑戦

そんな感じだった

 

カジノがある宿泊先に着くと

もうそわそわしている

 

ロンドン市内にはあちこちにあった

ピカデリーサーカス近くにも何軒か

 

ブラックジャック

 

ハイドパーク近くにある宿泊ホテル

そこからはビクトリアスポーティングクラブ

というカジノに歩いて行けた

 

英国でカジノ遊びをするには

会員カードを作らないと入館できない

パスポートを提示して申込する

すぐには会員カードをくれない

2,3日後に取りにいかなければならない(当時)

 

フィリピンのマニラ

空港近くが再開発されて

リゾート的複合施設とホテル

ほとんどのホテルでカジノができる

 

その昔は非合法カジノ

海岸通りに何軒かあった

門番が見張っている

日本人だと分かると入れてくれた

非合法カジノらしく

入口を入ると地下に降りていく

 

ドイツハンブルグ

町の真ん中に大きな湖

その湖畔にあるホテルが定宿

最上階にはカジノ

つい行きたくなる

 

いっときだったが

ラスベガスやケアンズ(豪州)

サンファン(プエルトリコ)にも

飛んでいたことがある

そこでもちょっとだけ遊んでみた

 

カイロのホテルにもあった

ピラミッド観光ぐらいで

あとはすることがない

 

昼間に

CAたちを誘って入ってみた

お客がほとんどいない

ディーラーも手持ち無沙汰

 

ルーレット

 

日本人CAがめずらしいのか

ルーレットをやらないかと目配せしている

 

それじゃみんな

ちょっとだけ賭けてみるか

ミニマムのチップで遊ぶことにした

CAたちはチップをおそるおそる

自分の好きな数字のところに張っていく

 

当たったり、外れたり

みんなキャーキャー

ディーラーがおもしろがって

何番に置いてごらんと言う

 

まさかと思っていたら

ルーレットのボールがぴしゃり

その番号のところに収まった

 

それが終わって

ディーラーやマネジャーたちと

しばらくおしゃべり

 

狙った番号に

かなりの確率で入れることができるという

 

マネジャー曰く

カジノは、客が3割、ディーラーが7割

それが通常のとり分だという

 

そうなんだ

ギャンブルで儲けるなんてありゃしない

今宵ひとときを遊ばせてもらう

その分、少しはお金を置いてくる

 

それぐらいの気持ちでいないと・・・

 

ある男性CA(私ではありません)みたいに

いつも財布はすっからかんで帰ってくることになる

 

*写真はお借りしています

 

T・K ♂

 

参考

ホテル、劇場、国際会議場、展示場、カジノなどがある複合施設

をIRと呼んでいる。IRはIntegrated Resortの略

 

そして複合施設ではMeeting(出会い)、Incentive Tour(観光)、Convention・Conference(集会・会議)、Exhibition(展示) が行なわれる。そのため人が集まってくる。この頭文字をとって「MICE」と呼ばれている。

 

 

以前のブログ

「照明がまぶしい」欧米人

マナー講師の中に

CA出身者が多いのは知られてる

 

知り合いのCA仲間も

何人かが講師をしている

 

新年度のはじまり

どの企業も入社式

多くの新入社員を迎えている

 

そこでマナー講師たちに

依頼が入ってくる

社会人としてのマナーを教えてくれと

 

そんなわけでマナー講師たちは

この時期全国を飛び回っている

地方の企業や自治体からの依頼も多い

 

仲がよいマナー講師も

名古屋で教えていたかと思うと

翌日には長崎に移動

いったん東京に帰り

今度は岐阜と三重に行くという

 

3月から5月にかけては

マナー講師にとって一番忙しい時期

そして9月から10月は

フォローアップ教育の依頼

 

その講師たちも

コロナ禍で仕事が激減状態

やっと出番が回ってきた

 

マナー、マナーというが

教えているのは

社会人になるためのしつけ中心

挨拶から始まって

表情、話し方、コミュニケーションの取り方など

 

昔は家庭教育に行われていたことばかり

できていない若者が多いのだ

それが経営者の悩みの一つ

 

高度成長期は

社会人として未熟な者の指導は

先輩、上司の役割

未熟者を叱咤激励しながら育てていた

 

パワハラが言われる時代

そして職場はWell Beingの時代

上司も言葉に気をつけなければならない

 

指導したいことや教えたい社会人としてのマナー

 

ときに悪者になり

経営者や上司・先輩の代わりにガンガン指摘

その役割を担うのがマナー講師たち

 

 

イギリスでは

「犬と子供はしつけが大切」

子供のしつけは親が徹底的に行なう

 

ファミリーレストランでさえ

子供たちは騒がず静かに食事

大人同士の話に口を挟まない

 

なので大人になっても

まわりの迷惑など顧みない輩みたいに

居酒屋でバカっ騒ぎなどしない

 

街を歩くときも

子供たちは親の後ろを歩く

勝手に前を歩くことは許されない

そうやって子供の飛び出し事故を防いでいる

 

子供たちが友達の家に遊びに行くとき

親は「PとQをかならず言いなさい」

と子供を送り出す

PはPlease、QはThank you

 

しつけがおざなりになっている日本

マナー講師への依頼はますます増えている

 

T・K ♂

 

2年前のブログ

「CAマナー講師の歩み」

今回のコロナでは

日本人の約3割が感染

加えて無症状感染者が相当数

 

さらにワクチン接種では

若者も含め3回接種した人が7割弱

高齢者にいたっては5回接種が9割近く

 

新規感染者数も落ち着いてきた

 

それから考えると

日本も集団免疫がかなり進んだようだ

 

政府は3月13日から

「マスク着用は個人の判断が基本」

と発表

 

 

CAたちにも社内通達

 

乗務時のマスク着用は任意とする

飲食サービス時に着用していたビニール手袋は中止

 

機内アナウンスも変更

 

機内でのマスク着脱は、個人の意思を尊重する旨の内容に変更

 

 

それまでは

マスクを着用しないと

飛行機に乗れない状態が続いた

 

マスク未着用の旅客搭乗で

機内トラブルが発生したりもした

 

 

マスク着脱が自由になった

それはそれで機内トラブルがおきないだろうか

 

たとえばマスクが手放せない旅客から

 

となり席の人がマスクをしていない

なので席を変わりたい

 

近くの席にマスクをしていない人がいる

大声で話している人がいる

注意してほしい

 

マスクを外している旅客から

 

CAはいまだにマスクをしている

なぜマスクをしているのか

 

まだまだいろいろありそうだ

 

デパートでもショップでも

スタッフはマスクをし続けている

 

同じように

多くの旅客と接しているCAは

しばらくマスクを外せない

 

 

T・K  ♂

 

3年前のブログ

「CA新制服・・・静かにスタート」