そこで、1か月に一度くらいどうしても納豆が食べたくなった時に冷蔵庫から納豆を発掘してご飯と一緒に食べるのです。
フィルムの剥がし方には色々と流儀がありますが、次の方法が一番スマートだと思います。
①容器の蓋を切り取り線に沿って切り取る(切り取り線がついているのはこのためです)。
②からしとタレを取り出す。
③フィルムを剥がしながら容器をくるくる回す。これで糸が一本になります。
④容器の隅に糸が消えるまで巻きつける。
⑤フィルムを蓋に張り付ける。これで一切手を汚すことなく、空中に糸が舞うことなくフィルムが剥がせるのです。
混ぜてみてわかったのですが、熟成納豆は通常の納豆より水分が少なく、粒と粒がくっついていて混ぜるのが大変でした。混ぜることはできましたが、粘り気が非常につよくて容器に穴が開くのではないかというくらい強い力を要しました。
食べてみると、最初はチロシンの結晶がジャリジャリするのと、粒がやや乾燥していて弾力があり食感はいまいちでしたが、濃縮された納豆のうまみ成分が噛めば噛むほど溢れてきて非常においしかったです。実は、チロシンの粒々が出てきた段階は既に熟成のさせ過ぎで、賞味期限から2、3週間過ぎた頃が食べごろだそうです。ただ、袋に入れるなどして水分が飛ばない工夫をすれば、月単位で熟成させた納豆も味に関しては十分イケるということが分かりました。