一部昇格にかける想い vol.19 4年 なな | 東京大学運動会ラクロス部女子Celesteのブログ

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Celesteとはスペイン語で「空の、天の、空色の」という意味を持ちます。東大のカラーである淡青をユニフォームに背負い、どこまでも天高く上る無限の可能性をもったチームになりたい、頂点を目指せるチームでありたい、そんな思いが込められています。

こんにちは!4年トレーナーのなな🌻です。
いつもCelesteを応援してくださり、誠にありがとうございます。今年は2年ぶりに有観客で試合を開催することができ、ここまでの試合を通して皆様からいただく応援の力を強く実感してきました。

今週の土曜日10/29、ついにCelesteは22シーズン最終戦である「上入れ替え戦」を迎えます。同期は、チームのみんなは今どんな気持ちで残りわずかな練習時間を過ごし、入れ替え戦に臨もうとしているのでしょうか。

もし1年生の時の私だったら、きっとワクワクドキドキしながら先輩方と同期の勇姿を見守ろう、応援しようと思っていたに違いありません。実際19シーズンの2部3部入れ替え戦をスタンドから見ている時の私はこのチームが負けるはずがないと信じて、ただがむしゃらに応援していました。でも今年は、4年生として、そしてベンチで迎える「入れ替え戦」です。抱いている感情は当たり前かもしれないけど1年生の時とは全く違います。すごくワクワクしているけど、楽しいだけのワクワクじゃない。すごくドキドキしているけど、全然楽観的なものではなくなにか心臓が重くグッとなるような感覚。ついにここまで来たんだ、絶対にここで勝たないといけないんだという果たすべき使命を負っているような感覚です。

Celesteでは「1部」という言葉が頻繁に使われます。「1部ってかっこいい」「1部昇格したい」「1部に行きたい」と、部員は誰もが1回は口にしたことでしょう。しかし私たちが使っている「1部」という言葉は全て想像の世界でしかありません。本当の「1部」を私たちは知りません。Celesteというチームはまだ1部に一度も行ったことがないから。

私は長いCelesteの歴史の中のたった4年しか経験していません。ですが1部の難しさ、遠さは感じて来たつもりでいます。1年生だった19シーズンは3部スタートでした。その年のリーグ戦を勝ちきり入れ替え戦に進み2部に昇格。1部の舞台へほんの少し近づきました。2年生の20シーズン、目指していた1部昇格はコロナの影響で昇降格がなくなり、不可能になりました。3年生の21シーズン、初戦で敗退。たった2試合でシーズンが終わりました。

そして今年。一部昇格をかけてここまで戦ってきたわけですが、決して簡単にここまで来られたわけではありません。すでにみんなが報告してくれた通りですが、勝ちきれなかった試合もあります。”ここで取りたい”1点を取りきれなかった試合もあります。そして1スタッフの私は、練習も試合当日も選手を側で見て、最善の状態で出れるようサポートして、何かあったら対応することしかできません。自分は「勝利」に「一部昇格」に直結できる存在ではありません。それが4年間度どうにも苦しくて、自分がやってることが、言ってることがどこに、何につながっているのかわからなくて苦しいこともありました。でもその度に同期の活躍に、後輩の笑顔に、成長に本当にたくさん支えてもらってきました。ここまでのリーグ戦でもみんなのかっこいいシーンやとても嬉しいシーンをたくさん見てきました。成蹊戦でもみんなが本来の力を100%発揮できるよう自分にできることをし尽くしたいと思います。

最後になりますが、社会情勢もあり「当たり前」の部活生活ではなかったかもしれませんが、4年間の部活生活を通して常に皆様からの応援を近くに感じてきました。練習に来ていただいたり、オンラインで応援のコメントをいただいたり、そして何より今年は既にたくさんの方々に会場で声援をいただきました。皆様の応援がいつも私たちの背中を押し続けてくれます。かっこいい姿を見せたいという思いを強くしてくれます。ぜひ皆様私たち32期の4年間の集大成、そして後輩みんなの新たなスタートラインをぜひ見に来てください。10/29(土)11:20ドロー@大宮けんぽです!よろしくお願いします!!

4年 なな