歴史は繰り返す | YELL Onlineβ

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テスト版です

第8週第3回戦、早稲田が勝って法政が優勝し、優勝回数で早・法がまた並びました(45回)。
あまり報道されていないようですが、32年前、同じことがあったそうです。

法政の優勝決定後、姉と、姉と同世代の慶應出身の方が二人してその話をしたのです。

 

そこで早稲田の部史で調べてみました。

1986年春、第7週を終えて法政が9勝4敗、慶應が8勝3敗で共に勝ち点4。慶應が勝ち点を取れば完全優勝でした。第8週慶應が1回戦を取りましたが、2回戦は早稲田が6回に一挙5点取るなどし勝ち、1勝1敗。
そして3回戦、9回表を終え5対3と慶應リード。ところが早稲田が9回裏に3点奪い逆転サヨナラ勝ち。


慶應はあとちょっとというところまで行って優勝を逃し、法政が優勝。そのため、法政が優勝回数で早稲田と初めて並びました(29回)。

 

私はそのシーズンのことはよく知らないのですが、当時から姉が「何で勝つのよ、優勝回数並ばれちゃったじゃないの」と事あるごとに言っていたのをよく覚えています。


でも、それが早慶戦なんですね。

 

今回も、姉が早慶戦前から「早稲田が2勝1敗で法政が優勝」と予言(?)していました。「それが早慶戦ってもんよ」と。
早慶が足を引っ張り合ったのは何度も見てきましたが、私は正直「今回は、うーん、どうかなあ」と思っていました。
が、早慶戦の力を目の当たりにしたという感じでした。

 

早稲田の執念は素晴らしかった。
そして、慶應は本当に素晴らしいチームでした。

 

表と裏が違うだけで、かなり似た展開。
ついでに言えば、当時早稲田にカトウマサキ選手がいました。

 

ただ違うのは、当時はおそらく「なんだ結局また法政が優勝か」と言われていたであろうことです。
が、今年は6年ぶりの優勝。様々な呪縛を自ら打ち破って、良く戦ったと思います。
明治神宮大会では、六大学の代表として他の5大学の分も、特に今季は、早慶に恥ずかしくない戦いをしてほしいと思います。

 

最終号は近日中にまたアップします。