また、国内外のプラスチック汚染についての研究を続ける高田秀重・東京農工大学教授(環境化学)のチームは2016年、東京湾で採取した8割のカタクチイワシの消化管からマイクロプラスチックが検出されたとの論文を発表しています。
高田教授は、流域に人口が多い複数の河川が流れ込む東京湾で採取した魚であることを考慮すると、魚からマイクロプラスチックが見つかること自体は「あり得る」と予想していた。
だが「8割の検出は多いと感じた。魚は頻繁にプラスチックを体内に取り込んでいるのだろう」といい、他の海洋生物もプラスチックに汚染されている可能性が高いと指摘しています。
「東京湾のマイクロプラスチック」
『マイクロプラスチック』とは、直径が5ミリメートル以下の小さなプラスチックのことです。
マイクロプラスチックは、環境中で分解されにくいため、海洋や川、土壌に蓄積し、生態系や人間の健康に悪影響を与える可能性があります。
海洋生物が誤って摂取したり、微細なプラスチックが水源を汚染するなどの問題が深刻化しています。
また、食物連鎖を通じて最終的に人間に影響を及ぼす可能性も懸念されています。
⚫︎海の中にマイクロプラスチックが漂っている事が証明ができる写真(下2枚の写真、千葉県 九十九里浜)
写真右側が海、左側が砂浜、内地側です。写真を撮った時は潮が引いている時間帯です。写真中央の縦のラインが数時間前の潮が上げていた時間帯の波打ち際のラインです。縦のライン右側は数時間前までは海の中でした。
「世界初、SUZUKI のマイクロプラスチック回収」
Tokyo bay Beach club