12月1日(日)、『令和6年 東京第七西青年部親睦茶会』を茶道裏千家東京茶道会館(市谷甲良町)にて開催いたしました。
親睦茶会は、日頃お世話になっている先生、先輩方を2年に一度お招きし、おもてなしさせていただくお茶会です。今年は会員と入会予定者あわせて25人が参加し、80人ほどのお客様にお越しいただきました。
お茶会の準備は8月から始めましたが、各チームが道具を持ち寄ったり記念品を考えたり、アイディアを出し合いながら試行錯誤している姿を見て、社中の先生のお茶会を手伝うことはあっても、一から作り上げる楽しみ、大変さがわかるのは青年部主催の親睦茶会ならでは、と感じました。
私は事務局の代表として、お客様と一緒に席に入らせていただいたのですが、完成した待合やお席を回りますと、これまで皆が頑張ってきた姿を思い出し、感慨深いものがありました。
12月ということで、受付や待合はクリスマス仕様で可愛らしく、青年部の活動を紹介する写真やムービーもあり、お客様たちが楽しそうにご覧になっていらっしゃいました。青年部の活動を知っていただけたと思います。
今回のテーマは「繋(つなぐ)」でしたが、濃茶席、薄茶席ともそれぞれに解釈し、趣向を凝らしたお席でした。
濃茶席では、会員が今年の行事で作ったお茶碗に、3年前の行事で作った古帛紗を合わせて、各服点の数茶碗としてお出ししました。それぞれ特徴あるお茶碗を見比べて、お客様も楽しんでいらっしゃいました。
主菓子も柚子香るバトンに見立てた餡を包んだ色鮮やかなお菓子で、かわいい、青年部らしいとのお声が聞こえてきました。
薄茶席では、お客様も青年部会員もそれぞれがお茶との思い出を呼び起こすお席になっておりました。
席主思い出のお水指を始め、お菓子にも、習い始めた頃のお抹茶の水面をイメージしており、思わずくすりと笑いも起きておりました。
また、青年部に入ってすぐに行われた卒業茶会で憧れた先輩と、今回ご一緒にお席入をし、その当時の思い出をお話しできたことは、まさに「青年部とわたしのつながり」を思い出させてくれた今回のお茶席テーマそのものでございました。
私にとって親睦茶会に参加したのは今回が実質2回目で、チームが変わればすることも変わり、右も左もわからないまま今回は大変に勉強させていただきました。ありがとうございました。(M.K.)