2月26日(日)、柏の宮公園・林丘亭にて「令和5年度 総会・和む会・卒業茶会」を開催しました。
柏の宮公園は、浜田山の住宅街に囲まれた面積4ヘクタールあまりの公園です。天気に恵まれたこの日、公園はたくさんの人々でにぎわっていました。
子どもたちの遊ぶ広場の向こうに、林に囲まれた茶室がありました。
この茶室は林丘亭と呼ばれ、寛永年間(1624〜1644)に小堀遠州によって造られ、三代将軍徳川家光も訪れたそうです。戦後、この地に移築され、今のかたちになったそうです。
さて、12時半から総会が始まりました。支部から渡辺宗芳幹事長先生をお迎えし、会員21名が出席して、昨年度の行事や決算の報告、今年度の予定や予算の承認、新入会員の紹介などを行いました。
続いて毎年恒例の福引です。出席者それぞれがクジを引き、番号が読み上げられ、全員に景品が当たりました。
今年もステキな景品が盛りだくさん。こちらは御福茶碗です。
続いて卒業茶会です。コロナの影響で3年ぶりの開催となった今年は、一昨年と昨年の卒業生による合同茶会となりました。
まずは一昨年の卒業生による濃茶席。
お菓子は『下萌(したもえ)』。石川県小松市にある行松旭松堂(ゆきまつきょくしょうどう)のお菓子です。
道具は卒業生たちが持ち寄りました。
右の黒楽は二代小川長楽の古希の作。中の瀬戸は加藤春鼎(しゅんてい)。左の萩は田原陶兵衛の作品です。
続いて昨年の卒業生による薄茶席。
お菓子は『結び文』と『兎煎餅』。こちらも行松旭松堂です。
『結び文』にはそれぞれメッセージが。
薄器は加賀蒔絵。御前秀邦(みさきしゅうほう)の作品です。
初春の昼下がりの柔らかな日差しの中、皆で楽しく一服いただきました。
最後に卒業生を囲む会。卒業生たちに記念品と花束が贈られました。今まで本当にありがとうございました!
これからは私たちが青年部を引き継いでいきます。どうか私たちを見守っていてください!(R.K.)