令和4年4月16日(土)・17日(日)、全国の青年部員が集う全国大会がオンサイトとオンラインのハイブリッドで開催され、東京第七西青年部からも3名が京都で、会員1名と卒業生2名がオンラインで参加をしました。

連絡網にて部長からの報告もありましたが、ブログでもそれぞれの参加の声をお届けいたします。

 

 

【京都参加者(C.K.)】

4月16日〜17日、「ナショナルコンファレンス2022」が対面・オンライン併用のハイブリッド形式で開催され、七西からは部長はじめ3名が京都へ赴き、会員1名と卒業生2名がオンラインで参加しました。

 

会場で受付を済ませ、関東第一ブロックからの参加者で集合すると、まずは呈茶席へ。「白い光」がテーマの設えで、各ブロックから持ち寄られたお道具の説明も、手元に配布されたQRコードから読み取れる仕組みです。会場ではそよ風も心地よく、爽やかな気持ちになりました。

 

昼食を終えると、全国の参加者が一堂に会し、開会式、大宗匠講話と続きます。今年白寿を迎える大宗匠へのお祝いとして、全国委員を務める七西会員が花束をお渡しする嬉しい場面もありました。

 

続いて、館内数カ所に配置されたブースをめぐる「全国ブロック展」です。関東第一の東京2020をテーマにした立礼席の設えも、ご宗家をはじめ来場者にお楽しみいただくことができました。私自身はこの展示を担当しており、他のブースを一切訪問できませんでしたが、後日オンライン参加者向けの紹介動画を視聴し、ハイブリッド開催の利点を実感しました。

 

再び席に戻り、お家元とNIGO®氏の対談と、若宗匠の一問一答を続けて拝聴し、これからの茶道の在り方について思いを馳せながら、閉会式を迎えました。最後の交流会では、同じテーブルの参加者ともゆっくりお話しでき、ご宗家の方々にもご挨拶申し上げる機会を頂きました。

 

2日目は、平成茶室でのオプショナル茶会です。お家元席と若宗匠席に分かれての参加となりましたが、前日にお家元が「比翼」をテーマに考えました、とお話しされていましたので、もう一方のお席のことも想像しながら、お心入れの一服をありがたく頂戴いたしました。

 

今回、2018年のナショナルコンファレンス以来、4年ぶりに訪れた国立京都国際会館で、コロナ前後の世界の変化に感慨を覚えながらの参加となりました。コロナ禍における行事開催の一つのあり方をご提示くださったご宗家や総本部、実行委員の皆さまに感謝申し上げますとともに、今回の学びを青年部内でも共有していけたらと思います。

 

*裏千家HPの報告記事はこちら

https://www.urasenke.or.jp/textm/headq/event/seinen/naconr04/pgm/pgmall.html

 

*裏千家青年部Facebookはこちら

https://www.facebook.com/groups/1540226209698080/

 

【オンライン参加者(S.K.)】

私はハイブリット開催で行われたナショナルコンファレンス2022に、オンラインで参加をさせていただきました。

今回のナショナルコンファレンスでは、開催前からオンラインで参加ができる多くのプレ行事が行われ、そこからも遠くの青年部とつながる楽しさを感じることができました。

 

オンライン参加者には、YouTubeチャンネルとZOOMの両方が提示され、自分の回線状況に合わせて参加することができました。当日の開会前にはお呈茶席があり、もちろんオンラインではお茶をいただくことはできないのですが、お席やお道具は、事前資料と当日の中継で拝見できるようにしてくださっていました。

 

その後壮大なオープニングムービーで始まったナショナルコンファレンス2022は、開会式、大宗匠講話、各ブロックのブース紹介、お家元とNIGO®氏の対談、若宗匠の一問一答など、盛りだくさんの内容です。どの時間も、それぞれに心に残ることばがありました。

その後の懇親会では、全国のオンライン参加のかたたち数名とチームになっていろいろな話をし、ご宗家の方がご参加くださる時間もありました。

 

ひとくちにオンラインと言っても、開会式や御講和や対談は、京都参加の方たちとご一緒しているような感覚。ブースの紹介は楽しく盛り上げてくださってテレビ中継のようだったり、懇親会はいわゆる「ZOOM飲み」のようであったり、そういう違いも面白かったです。

 

全国大会に限らず、行事に参加したくても遠くまでは行けない、家を離れられない、ということもあると思います。オンラインなどでも参加できる手段を用意して一緒に楽しむことができないか、私たちの青年部でも模索していけるのではないかと感じました。

 

最後になりましたが、このコロナ禍でも、青年部のことをお考えくださるご宗家や総本部の皆様に感謝いたします。また、いつも以上に多くの困難のあるなかで会を成功させてくださった実行委員の皆様も、ありがとうございました。