青年部からは私一人、しかも初めての場所だったので緊張していたのですが、以前に青年部行事でご一緒した先輩がいらして、すんなりと皆さんの輪に入れて頂きました。青年部の繋がりに感謝です。
さて、秋の妙法寺は静かよー、と聞いてはいましたが、本当でした。境内ではオカリナとお琴の二組が、私たちのお隣で交代しながら演奏されていました。オカリナはほのぼのと、お琴はしっとりした雰囲気で、お点前にとても合っていたと思います。
お点前の道具は詳しく聞くのを忘れてしまいましたが(汗)、水指は堂々とした富士山で、主茶碗や茶器は、柿や紅葉など美しい日本の秋を感じられるお道具でした。
今回の千日紅市は比較的に人が少なかったようです。実行委員の方でしょうか、たくさんマイクでお呈茶や体験教室のご案内をして頂きました。お呈茶では、昔お茶を習っていたのよ、懐かしいわ、など、ご年配の方々にゆっくり過ごしていただけたようです。
また体験教室では、小さいお子さんが面白がって茶筅を振るのですが、なかなか上手くいきません。私は一緒に手を貸そうとして嫌がられてしまいました。お隣では元青年部の先輩が、小さいお子さんにキチンと、お手伝いしても良いかな?と声を掛けてから一緒に茶筅を握っていて、大変勉強になりました。
その他にも、親子連れでお父さんが大学の時に茶道部だったという方もいらして、ご自分のお子さんに上手に教えていらっしゃいました。お茶を点てる機会が身近になかなか無い一般の方には、こういった体験を出来る場がある事はとても良いなぁ、と感じました。
天気予報ではお昼から雨が降る予報でしたが、お呈茶が終わるまで何とか降らずに持ちました。かえって雲が少しあり、過ごしやすい午後だったように思います。
私は当日のお手伝いだけだったので、地域のお祭りにこんな形で参加出来るなんて素敵な機会だったな、と思いました。ご準備された関係者の皆さまと、お祭りの幹事の皆さまに感謝致します。(A.S.)