こんにちは。行事委員長の石村です。3月12日(土)、「東京染めものがたり博物館(富田染工芸)」にて、今期第1回目の勉強会「江戸小紋染め講義&体験」を行いました。

当日は寒の戻りで非常に寒い一日となりましたが、25名ものたくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました。

まずはじめは、行事委員長の黒川さんより富田社長のご紹介があり、早速「染め」に関する講義です。

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「どんどん当てていくからね~」と富田社長。まるで学校の授業のよう、あっという間に一体感が生まれました。皆さん、メモを取りながらドキドキしています。蚕の玉一つから何メートルの絹糸ができるの?・・・全く想像もつきません・・・(答えはナント1000メートル!)

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講義はどんどん進み、染と織、染めの種類、技法、工程のお話になりました。

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手描き友禅、小紋染め、更紗染め、紅型、絞り、浸染、引き染め。染色といっても、こんなに種類があるのですね。自分の着物がどの技法で作られているのか確かめたくなりました。お話がとっても面白く、時が経つのが早いです。結局、予定の時間より延長していただき、講義は終了となりました。

講義のあとは2班に分かれて「工房見学」と「型付体験」です。寒い中、工房で女性社員の方が説明をしてくださいました。

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型付体験は、3人の工芸士さんが1対1で丁寧に教えてくださいます。どんな風に仕上がってくるのかな?古帛紗となって仕上がってくる1か月後が楽しみです。

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工房見学体験のあとは、場所をお隣の八雲庵に移して呈茶になります。こちらは本当に風情のある素敵なお茶室です。

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呈茶のお菓子は、高田馬場にある「青柳」さんのアトムくんとウランちゃんのお饅頭です♫

手塚プロが高田馬場にあり、JRの発車ベルにも鉄腕アトムが使用されていますね。「可愛い~」と大好評でした♫

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花冷えの一日でしたが、温かいお茶と食べ応えのあるお菓子で癒されたでしょうか?呈茶のあと、行事は終了となりました。

こちらはお茶室のしつらえ。花は猫柳と椿。花入れは備前。朝スタッフ3人が試行錯誤の上に完成しました・・・

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染色について学んで体験して充実した一日となりました。お疲れさまでした。

新宿区にはたくさんの染色の工房があるそうです。巡ってみるのも楽しいかもしれませんね!