こんにちは。総括幹事の小柳です。2月14日(日)、国立オリンピック記念青少年総合センターで「平成28年度 総会・和む会・茶の湯の裂地講義」を行いました。
2月とは思えない暖かな一日。朝方の雨も、集合の頃にはすっかり上がっていました。30名以上の会員が参加しましたが、皆さん、とっても日頃の行いが良いこと間違いなしです。
はじめに共立女子大学教授・長崎巌先生より「茶の湯の裂地」について講義をいただきました。はじまる前に、ちょっとそわそわ。大学の教室みたいな、懐かしい空気です。

「講義」と聞いて、反射的に「眠くなったらどうしよう……」と思われた方、いらっしゃったのではないでしょうか。しかし、そんな暇、まーったくありませんでしたね!

名物裂の定義、言葉からわかること、表装の格や意味、金糸とモールの違い、縞と筋。面白いお話ばかりでしたが、皆さん、何が印象に残りましたか?
私は、金襴、緞子、錦……と、ひとつひとつ追っていくと、頭の中に基準というか、きちんと棚を作っていただいたような気持ちになりました。まだまだ空っぽの棚ですから、精進しなければなりませんが。
先生の講義を伺うと、帛紗ばさみの中の一枚の古帛紗が、また違った風に感じられて面白いですね。長崎先生には本当に感謝です。
講義のあとは、茶室の桜花亭に場所を移して昼食・呈茶・和む会を行いました。ここからは支部の長野幹事長先生もご参加くださいました。
まずは昼食。楽しく話がはずみます。

その後、お呈茶がはじまりました。なんと、お濃茶・お薄茶の二席です。お点前とお運びは、今年の年女年男さんたちです。

お席主さんが、趣向をご説明くださいます。おめでたく、また申年らしい、なんとも楽しいお席です。


濃茶席の男性のお点前から、女性のお点前へ。華やかな雰囲気の変化です。ご趣向も今日にちなんでバレンタインデーに。各国のお茶碗やハート型のお茶碗など、かわいらしい空気が漂います。

ハート型のお干菓子は、なんと去年の干菓子行事で教えていただいた雲平です。講習の内容がちゃんと習得され、進化しています!
その後は毎年恒例のお楽しみ、福引大会です。今年も外れクジなしでしたので、豪華!なお茶碗や色紙が当たった方は、ぜひご披露する機会をお持ちくださいね。

その後は一転して厳粛な雰囲気で総会を行い、今年一年の青年部活動について、参加者で考える時間を持ちました。楽しく、充実した一年にしたいですね。
盛りだくさんの一日、皆様お疲れさまでした。