先日、水屋道具の扱い方について青年部OBの方にお話をお伺いする行事に参加いたしました。
私はこれまで茶道といえばお点前やおもてなしに注目していましたので、今回の話題はとても新鮮でした。
すぐに実践できる工夫を共有いただきましたので早速お稽古で挑戦してみましたが、ほんの少しの手入れでも道具の扱いやすさが変わることを実感しました。
お手入れ具合によっては、使用後も新品同様に使い続けることができるのではないかと思います。
茶道に限らず、日常生活の中でも役立つ知恵だと感じる工夫も多くありました。
昨今では茶道具職人文化の低減やインバウンド需要といった社会的な変化に加え、世界共通でSDGsの意識が重視されています。
そんな時代だからこそ、身近な道具を大切にし、長く使い続けることの大切さを改めて考えるきっかけとなりました。
そして何より、この学びを10月に予定しているお茶会でぜひ生かしたいと思います。
お客様に心地よくお過ごしいただけるよう、道具のお手入れを怠らず、一つひとつに心を込めて準備していきたいです。
これからはお点前やおもてなしだけでなく、道具そのものと真摯に向き合い、感謝の気持ちをもって扱っていきたいと思います。
(M.K)