次女 ワークエクスペリエンス | オーストラリア徒然日記

オーストラリア徒然日記

20年近く勤めた会社を退職して、徒然なるままに、シドニーの日常生活や気が付いたことを書いています。

次女のワークエクスペリエンスの事は、5月19日付けのブログでも書かせていただきましたが、オーストラリアでは、ほとんどの学校で高校1年生の時に「ワークエクスペリエンス」と言って、企業や施設に実務研修にいきます。次女の学校では、自分で受入れ先をさがして、雇い入れてもらえるか連絡します。

 

次女は将来自分がなりたいものが決まっていないので、ネットで 「豪州で、お給料の高い職種ベスト10」を調べました。

 

上位は、医療系の仕事(外科医、麻酔科医、精神科医)などで、

次いで弁護士、投資銀行等々で、次女曰はく、

「自分にできそうな仕事がインベストメントバンカー」びっくり

(本当にできるか??)くらいなので、投資銀行に連絡してみると言っていました。

 

単純というか、まだまだ子供だなぁと思いました。

私が周りを見ていて、インベストメントバンカーに向いていると思う人は、「お金に負けない!」という強い意志を持っている人。

極端にに言うと、子供の頃、父親の経営していた会社が倒産してお金に困った経験があるとか。

 

激務なので、途中で身体を壊したり、パフォーマンスが悪ければ、首になります。ずっとインベストメントバンカーでいるこというよりは、勤務した後、自分で企業したり、運も味方すれば、たんまり貯蓄をして40代でリタイアしている人もいます。

 

勿論40代でリタイアするには、並々ならぬ努力と強いメンタルで仕事に向き合っています。

 

「お給料のいい仕事」=「良い仕事」ではない事と、

「簡単にお金が稼げる仕事はない」と理解してもらいです。

 

SNS世代なので、情報過多で、

「100ドルが翌月には2倍にグラサン!!」という謳い文句に惑わされています。

 

日本ですと、有名大学の理工学部出身者が、飲料メーカーの営業部に就職したりと、大学での専攻と就職先の部署が必ずしも一致していないこともあると思いますが、当地ですと、大学の学部を選ぶときに、ある程度、将来何をしたいかを考えて専攻を決めます。

 

例えば、歴史を専攻した人が、大手企業の経理部や営業部には採用されません。

 

10代後半で、自分のやりたいことを決めるのは難しいですよね。なので、大学に入ってから専攻を変更する人は意外といます。

 

ドイツに住んでいる友人が愚痴をこぼしていたのですが、ドイツは小五の時点で、「大学進学コース」にするか「マイスターコース」に進むか選ぶ必要があり、「大学進学コース」を選択する人が多いと言ってました。

 

「マイスターコース」から「大学進学コース」に変更するのは難しいからだそうです。

 

スイスもしかりで、スイスに住んでいるドイツ人の親は必死で、子供を大学進学できるようにギムナジウムに入れてるそうです。

 

この年になっても、何がやりたかったのか、よく分かりませんし、自分の好きなことでお金を稼げればベストなんですけどね。