◾️概要
第59回全国社会人サッカー選手権大会
vs. 阪南大クラブ
10月21日(土) 11:00 K.O.
会場:駅前不動産スタジアム
※40分ハーフ(80分間)ゲーム
◾️試合結果
○スタメン
GK21 大石 文弥
DF4 坂上 大樹
DF20 敷田 唯
DF22 宮田 和哉
MF7 髙橋 大
MF8 菊地 紘平
MF10 若杉 好暉
MF24 松本 健太郎
MF25 神田 志樹
FW9 清水 光 ©︎
FW11 和田 幸之佑
○リザーブ
GK31 高安 寛人
DF2 柴田 隼人
DF3 進藤 誠司
MF13 村上 宗太郎
MF16 小林 楓
MF19 原科 勇我
FW18 東 駿
○監督
小松祐己
○交代
54分 11 和田 幸之佑 → 16 小林 颯
54分 25 神田 志樹 → 19 原科 勇我
63分 9 清水光 → 18 東 駿
79分 7 髙橋 大 → 13 村上 宗太郎
79分 24 松本 健太郎 → 3 進藤 誠司
○得点
10分 阪南大クラブ
40+3分 東京23FC 9清水 光(PK)
63分 東京23FC 16 小林 楓(アシスト:8菊地 紘平 )
80+5分 阪南大クラブ
前半:1-1
後半:1-1
合計:2-2
PK:東京23FC 3- 1 阪南大クラブ
勝利
< 戦 評 >
”白赤の意地”
東京23FCの全社 本選での戦いがついに始まった。リーグ戦での9位という屈辱的な結果から前を向いて新たな覚悟を持った選手達。
まさに背水の陣で臨む今大会の初戦の対戦相手は阪南大クラブ(以下、阪南ク)。大阪府所属の関西代表。関西サッカーリーグ2部に所属。予選でも奮闘し攻撃と守備のバランスのとれたチームは1部所属のチームに対しPKで粘り強く勝利。
苦手とする学生チームだけではなく、勢いがあるこのチームに東京23FC(以下、23FC)がどういう攻略をしていくのかが楽しみである。
さらに、23FCのスタメンには怪我でスタメンを外れていた10若杉も復帰。万全のメンバーで戦いに挑む。
最初のチャンスを作ったのは阪南ク。コーナーキックで高精度のボールが入るも得点には至らず。その後、阪南クのプレスに23FCも思うようにボールが落ち着かない時間帯が続く。
すると先取点を取ったのは阪南ク。前半10分ペナルティアーク付近からのフリーキックを阪南ク8が蹴り込んだボールはゴールマウスに吸い込まれネットを揺らす。23FCにとっては出鼻を挫かれる痛すぎる失点。
徐々にボールが落ち着いてくると、23FCも10若杉・25神田・24松本を中心にサイドからチャンスを作るも決定的なシュートが生まれない。阪南クに中盤を制圧され、厳しいプレッシャーと早い攻撃に崩されそうになるも最終ラインで耐える我慢の時間が続く展開。ビルドアップの乱れからチャンスを作られるられるもシュートミスに救われるシーンも。この悪い流れを断ち切ったのは23FC10若杉。前半終了間際にキレのあるドリブルとカットインで左サイドを切り裂くとペナルティエリアに侵入。相手のタックルは10若杉の足に当たりPKを獲得!!これを9清水がきっちりと決め切り1-1で前半を終える。気持ちがのった素晴らしいゴールであった。
後半は23FCにも落ち着きが出てくると前線での連携も噛み合いだし得点を予感させる。23FCのボールへの出足も全体的に軽快になり、8菊地が中盤で攻撃のタクトを振るいチャンスを演出する。後半12分に両チームが動く。23FCは25神田・11和田に変えて、19原科・16小林を投入。攻撃に新たなエッセンスを加えて勢いをつけていく。後半15分以降は、23FCの攻めを阪南クが守り続けるという前半とは全く反対の展開となる。後半23分には9清水に変えて18東を投入。その直後、8菊地がペナルティエリア付近でセカンドボールを相手から奪取するとフリーの16小林へ。ワントラップから迷いなく振り抜いたその右足のシュートは華麗な放物線を描きゴールに突き刺さる!!ついに逆転!!本当に欲しかったこの1点。以降も追加点とはならないものの阪南クの攻撃を完璧にシャットダウン。後半37分には、3進藤と13村上を最後の交代で投入。しっかりと試合を締めにいく。しかし、ここから分からないのがサッカーである。ラストのワンプレーでボールが最後こぼれたのは阪南クの選手の前。2-2同点になり試合はPK戦へ。ーーーー
運命のPK戦。この試合のヒーローは守護神21大石。相手には自分たちのキックをさせなかった。
23FCは20敷田・13村上・16小林が迷わず振り抜いた。
難しいこのトーナメントの初戦。まさに紙一重。”総力戦”で勝ち切ったこの試合。
この全社を通して1試合ごとに成長できる。まだまだ東京23FCは強くなれる。
遠方までたくさんの荷物を持って駆けつけてくださったサポーターの最高の後押し。
自分を信じ、互いを信じ。23FAMILYで新たな歴史とストーリーをこの全社から作り上げていく。
#ONEHEART
#観る者の心を打つフットボール