◾️概要

第16回 KSL市原PENALTYカップ 決勝T トーナメント

vs. ヴェルフェ矢板

11月19日(日) 13:30 K.O.

会場:市原スポレクパークAコート

 

◾️試合結果

○スタメン

GK31  高安 寛人

DF3 進藤 誠司

DF20 敷田 唯

DF28 岩永 陸弥

MF7 髙橋 大 (CAP.)

MF16 小林 楓

MF24 松本 健太郎

MF27 清水 綾馬

FW9 清水 光

FW13 村上 宗太郎

FW18 東 駿

 

○リザーブ

GK1 吉川 直輝

DF2 柴田 隼人

MF6 大木 竜平

MF17 大屋 祥吾

FW11 和田 幸之佑

FW25 神田 志樹

FW30 下村 司

 

○監督

小松祐己

 

○交代

58分 16 小林 颯 → 11 和田 幸之佑

58分 18 東 駿 → 25 神田 志樹

72分 27 清水 綾馬 →6 大木 竜平

72分 13 村上 宗太郎→ 2 柴田 隼人

77分9 清水 光 → 30 下村 司

 

 

○得点

22分 東京23FC 16 小林 颯

32分 東京23FC 16 小林 颯

62分 ヴェルフェ矢板 

68分 ヴェルフェ矢板

83分 ヴェルフェ矢板

 

前半:2-0

後半:0-3

合計:2-3 

 

     

舞台は一発勝負の決勝トーナメントへ。対戦相手の「ヴェルフェ矢板(以下、ヴェルフェ)」は今シーズンは2部の2位でフィニッシュ。

来シーズンは1部復帰の見通しである。本大会では、グループEを2位で通過しトーナメントへ駒を進めた。

東京23FC(以下、23FC)は、今シーズン初のタイトル奪取に向けて難しいトーナメント初戦をしっかりと突破していきたい。

 

会場の市原スポレクパークはまさに「真緑の絨毯」。素晴らしいピッチ環境に加え、天気にも恵まれ最高の環境の中、試合開始のホイッスルが鳴り響く。

 

前半開始から五分五分の展開に。23FCはボランチに入った13村上や16小林を中心に細かいパス交換からリズムを作っていくも、中々シュートまでやり切ることが出来ない歯がゆい時間帯が続く。対するヴェルフェは、FW14を中心にサイド攻撃から23FCゴールへと迫る。競り合いや要所要所での接触プレーの激しさからトーナメント特有の緊張感が伝わる試合展開。

均衡が破れたのは前半20分。ペナルティエリア内でパスを受けた23FC16小林がターンを仕掛けるとDFがたまらず足をトリップし反則、PKを獲得!これを16小林が自分自身が決め切り先制点を獲得!続けて32分にも、ゴール前で相手への粘り強い守備からこばれたボールを16小林が決め切り追加点をゲット!!泥臭いゴールだったがチームの士気を高める1点以上の意味のあるゴールに。

しかし、これ以降23FCペースで試合を進めるも「仕上げのワンプレー」が噛み合わずさらなる追加点を得ることはできない。2-0で前半を折り返す。

 

後半開始からヴェルフェが動く。前半のメンバーから前線の3選手をハーフタイムで交代しスイッチを入れ直す。結果的にこの交代がかなりハマってしまった。23FCは前半の勢いのまま攻めたい展開だったが、流れを作ることができずにヴェルフェの交代選手に掻き回されて我慢の時間帯が続く。すると、後半17分に試合が動きだす。ヴェルフェのクロスを23FCディフェンスが跳ね返すも、そのボールをそのままヘディングで叩き込まれ2-1に。さらに23分には、中盤のショートカウンターからヴェルフェ23の華麗なアウトサイドシュートが突き刺さり2-2の同点に持ち込まれる。23FCも徐々に自分達の攻めの形を作っていくも、シュートまで持ち込むことができない。一進一退の攻防が続く。そして、この試合を決めたのはヴェルフェだった。38分にロングボールから抜け出したヴェルフェ36が狙い澄ましたシュートはゴールに吸い込まれ逆転弾に。試合はこのスコアで進みタイムアップ。2-3という結果で23FCは敗退が決まった。

 

辛めな言い方になってしまうかもしれないが、まさに今シーズンの悪い部分が出てしまったゲームという印象に。ヴェルフェは交代でスイッチを入れ替えて、各交代選手も結果を出して勝負強さも見せつけた。

今シーズンの公式戦はこれで終了に。しかし、本大会でリーグ戦等では満足に出場時間を得られなかった選手達への活躍もみられた。未来に向けた有意義な戦いになったのか。来シーズンの戦いに注目である。

 

#ONEHEART

#観る者の心を打つフットボール

 

◾️概要

第16回 KSL市原PENALTYカップ予選リーグ

vs. VONDS市原ヴェル

11月12日(日) 11:00 K.O.

会場:姉崎サッカー場

 

◾️試合結果

○スタメン

GK31  高安 寛人

DF20 敷田 唯

DF28 岩永 陸弥

DF29 川﨑 章弘

MF7 髙橋 大 (CAP.)

MF15 田邊 隆平

MF24 松本 健太郎

MF27 清水 綾馬

FW18 東 駿

FW25 神田 志樹

FW30 下村 司

 

○リザーブ

GK1 吉川 直輝

DF2 柴田 隼人

DF33  田嶋 千弘

MF16 小林 楓

MF17 大屋 祥吾

MF19 原科 勇我

FW11 和田 幸之佑

 

○監督

小松祐己

 

○交代

HT 24 松本 健太郎 → 2 柴田 隼人

60分 30 下村 司 → 11 和田 幸之佑

60分 25 神田 志樹 →19 原科 勇我

68分 18 東 駿 → 16 小林 楓

75分28 岩永 陸弥 → 33 田嶋 千弘

75分20 敷田 唯 → 17 大屋 祥吾

 

 

○得点

20分 東京23FC 18 東 駿(アシスト:29 川﨑 章弘)

48分 VONDS市原ヴェル

67分 東京23FC 19 原科 勇我

72分 東京23FC 16 小林 楓

73分 東京23FC  11 和田 幸之佑

75分 VONDS市原ヴェル

84分 東京23FC 11 和田 幸之佑

 

前半:1-0

後半:4-2

合計:5-2

 

<  戦  評  >

予選リーグ最終節。対する相手は、VONDS市原ヴェル(以下、ヴェル)。VONDS市原FCのセカンドチームであり、今大会では唯一の都道府県リーグ所属のチームである(VONDS市原が地域CL出場のため)。

前節では勝ち点3を獲得しておりその力は確かである。東京23FC(以下、23FC)はこの試合での勝利で予選突破がほぼ確実なものとなる。今シーズンのタイトル獲得、チーム・各個人の成長のためにも1試合でも多く戦っていきたい。前節のアヴェントゥーラ川口戦では守備のズレが悪目立ちしてしまった展開でありなんとか勝ち点1を獲得した。前週からの改善と次につながる戦いをみせてほしい。

 

大雨と今季一番の寒さとなり、白い息が出るほどの気温の中キックオフ。

 

序盤に流れを掴んだのはヴェル。開始から23FC右サイド側からスピードをいかした裏への抜け出しやドリブル突破を試みながらで押し込んでいく。サイド攻撃からヴェルにシュートチャンスが生まれるも得点には至らず。このバタつきを0に抑えた23FCに前半10分頃から主導権が渡り始める。左サイドの27清水綾馬や、25神田の連携を中心に攻撃を作る。そこに29川﨑や18東が絡んでいきながらシュートチャンスが生まれてくると、20分試合が動く。相手のペナルティエリアで突破に成功した29川﨑がクロス。これに18東があわせて先制!勝ちがほしい中で早い時間帯で先制することに成功。前半はこの1点に留まり、パスワークで崩す意識から10本ほどシュートを打つ展開になるも得点は生まれず。守備陣も何度かシュートに持ち込まれるもの決定的な仕事はさせずに0でキープ。1-0で前半を終える。

 

後半も開始はヴェルが主導権を取る展開になると、前半から警戒していた右サイド側から突破されるとクロスから失点。嫌な時間帯で1-1の振り出しに戻されてしまった。その後は23FCがチャンスを作るも決定機的なシュートは出てこず、ヴェルもカウンターを仕掛けるも精細を欠くシーンが続く。60分に23FCベンチが動き11和田・19原科を投入。流れを変えることが出来る2選手で得点を生み出したい。すると直後に特典が生まれる。67分、19原科がゴール前で受けると得意の右足を振り抜く。少し浮きすぎか?と思えたシュートは強烈な回転で急降下しマウスに吸い込まれた!2-1の勝ち越し弾。直後に途中投入の16小林、11和田が得点し点差をつける。最終結果は5-2で試合終了。アヴェントゥーラ川口と境トリ二タスの結果、決勝トーナメントへの進出が決定。

 

決勝トーナメントの初戦(準々決勝)の対戦相手は、ヴェルフェ矢板。

予選のリーグ戦形式から、1発勝負のトーナメント戦へ。一戦必勝で勝利を掴みにいく。

 

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◾️概要

第16回 KSL市原PENALTYカップ予選リーグ

vs. アヴェントゥーラ川口

11月5日(日) 13:30 K.O.

会場:RKUフットボールフィールドBコート

 

◾️試合結果

○スタメン

GK31  高安 寛人

DF2 柴田 隼人

DF20 敷田 唯

DF28 岩永 陸弥

MF7 髙橋 大 (CAP.)

MF14 長渡 彗汰

MF15 田邊 隆平

MF19 原科 勇我

MF24 松本 健太郎

FW18 東 駿

FW25 神田 志樹

 

○リザーブ

GK1 吉川 直輝

DF4 坂上 大樹

MF6 大木 竜平

MF16 小林 楓

MF27 清水 綾馬

MF34 岡島 温希

FW11 和田 幸之佑

 

○監督

小松祐己

 

○交代

57分 19 原科 勇我 → 11 和田 幸之佑

57分 25 神田 志樹→ 34 岡島 温希

66分2 柴田 隼人 →27 清水 綾馬

66分 18 東 駿 → 16 小林 楓

75分 15 田邊 隆平 → 6 大木 竜平

 

 

○得点

16分 アヴェントゥーラ川口

21分 東京23FC 25 神田 志樹

44分 東京23FC 25 神田 志樹(アシスト:18 東 駿)

50分 アヴェントゥーラ川口

 

前半:2-1

後半:0-1

合計:2-2

 

<  戦  評  >

 

第2戦を迎えたKSL市原ペナルティカップ予選リーグ。第1戦は、今シーズン2部に在籍の境トリ二タスに全社でも活躍した19原科の2ゴールで2-1の勝利。

両者第1試合を勝利し、2試合連続勝利で予選グループ突破を固めていきたい東京23FC(以下、23FC)とアヴェントゥーラ川口(以下、アヴェントゥーラ)。

今シーズン2部を4位でフィニッシュしたアヴェントゥーラ。

 

前半序盤からアヴェントゥーラがコンビネーションからゴールを匂わせる展開が続くも対する23FCもスタメン入りした20敷田を中心に跳ね返していく。リズムを作っていくとアヴェントゥーラに先制点が生まれる。16分に右サイドから崩しにかかると、クロスをキープした10のおとしから9の狙いすましたミドルシュートが23FCのゴールにつきささる。一瞬の隙をつかれたゴールだった。ここからスイッチが入りなおした23FC。25神田と18東にボールを集めながら流れを引き寄せていく。21分、7髙橋の縦パスをペナルティエリア左角でうけた25神田がドリブルで背負いながら強引に左足で放ったシュートは相手DFにディフレクションしゴールに吸い込まれ同点!早い時間で追いついた。その後も2柴田や15田邊がシュートシーンを作るも得点には至らない。1-1で前半終了かと思えた44分、20敷田のフィードのこぼれ球を18東がキープし25神田へ。これを追いついてシュート!2-1と前半で逆転に成功し折り返す。

 

後半開始直後に、アヴェントゥーラに得点が生まれる。50分、23FC右サイドをドリブルでディフェンスを剥がされると、左サイドへ展開。これをワンタッチでクロス。走り込んできた17にヘディングシュートを決められ同点に。タイミングを外されたクロスでディフェンス陣も一瞬止まってしまっているように見えた。これ以降は両チームともに得点のチャンスを生かせない。23FCは1対1の決定的な場面で、

31高安のビッグセーブも飛び出した。86分にはコーナーキックから20敷田の豪快なジャンピングヘッド弾で逆転!!と思いきや、直前でのプレーでファールでノーゴールの判定に。試合はこのまま、2-2で終了。シュートチャンスも多かっただけに23FCには少しもったいない結果に。

 

次戦は、11/12 (日) vs. VONDS市原ヴェル。千葉県1部所属ながらも境トリ二タスに勝利して力を見せてきた。

きっちりここで勝利を収め、決勝トーナメントに繋げていきたい。

 

 

#ONEHEART

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◾️概要

第59回全国社会人サッカー選手権大会

vs. FC刈谷

10月22日(日) 11:00 K.O.

会場:鳥栖スタジアム北部グラウンドA

※40分ハーフ(80分間)ゲーム

 

◾️試合結果

○スタメン

GK21 大石 文弥

DF4 坂上 大樹

DF20 敷田 唯

DF22 宮田 和哉

MF7 髙橋 大

MF8 菊地 紘平

MF10 若杉 好暉

MF24 松本 健太郎

FW9 清水 光 ©︎

FW11    和田 幸之佑

FW18 東 駿

 

○リザーブ

GK31 高安 寛人

DF2 柴田 隼人

DF3 進藤 誠司

MF6 大木 竜平

MF13 村上 宗太郎

MF16 小林 楓

MF19 原科 勇我

 

○監督

小松祐己

 

○交代

61分11和田 幸之佑 → 19原科 勇我

61分 9清水 光 → 16小林 颯 

73分 10若杉 好輝 → 13村上 宗太郎

 

○得点

73分 東京23FC 19 原科 勇我

80+1分 FC刈谷

80+3分 FC刈谷

 

前半:0-0

後半:1-2

合計:1-2

 

 

”白赤の意地” 

 

苦しみながらも掴み取った次戦への切符。あの歓声から24時間をたたずして新たな戦いが始まる。

会場は前試合と変わり、鳥栖スタジアム北部グラウンド。この丁寧に手入れされた天然芝グラウンドはJ1所属のサガン鳥栖が主にトレーニングピッチとして使用している。

東京23FC(以下、23FC)の対戦相手は、東海代表・愛知県所属のFC刈谷(以下、刈谷)。”伝統の赤襷”が有名な歴史ある強豪チームである。1回戦では3得点と攻撃力を発揮。

23FCは、初戦で課題に残った”守備”を克服しながら次の戦いに駒を進めたい。

 

前半の序盤は23FCが良い入りからファーストシュートも獲得。中盤の8菊地、サイドの10若杉が多くボールを触りながらリズムを作っていきペナルティエリアに侵入するも中々シュートに持っていくことができない。

刈谷もコーナーキックから決定的なチャンスを迎えるもギリギリで23FCの守護神21大石がかき出す。中央エリアでの中盤vs.中盤 、両最終ラインでのDFvs.FWという熱いデュエルが繰り広げられる。

両チーム互いにゴール前にボールを供給するも、チャンスを活かしきれず0-0で前半を終了。拮抗したゲームとなる。

 

後半は刈谷がボールを保持し、丁寧に繋いぎながらFW9を中心に23FCゴールに迫る。23FCのプレッシャーに対しても冷静に対応し刈谷のシュートシーン数が増えてくる展開に。後半20分頃からは23FCの出足も遅くなってきて状況をひっくり返すことが難しくなってくるとベンチも動く。後半21分9清水と11和田に変えて16小林と19原科に交代。1回戦でゴールを決めた小林と、テクニックを武器とする原科が新たな流れを作り出す。そしてこの交代が功を奏す。後半33分、19原科が刈谷のコーナーキックからのこぼれを拾うと一気に駆け出して長い距離を走り、ハーフウェーラインを過ぎたところでルックアップ。刈谷GKが出ていることを確認すると迷わずに右足を振り抜いたシュートは綺麗な弧を描きサイドネットに突き刺さる!待望の先制点はスーペルゴラッソ弾!!悪い状況を跳ね返すには十分すぎる一発。と思われたがここで分からないのがサッカーである。守り切る選択をとった23FC。しかし、刈谷の闘志が上回った結果になった。後半40+1分、後半40+3分に連続失点。いずれもクロスやコーナーキックの処理の甘さから最後に決め切られた。そして、最後のゴールから間も無く無情なホイッスル。23FCの2023シーズンの全社は衝撃的な展開で終わりを告げた。

 

この敗退の結果、”JFL昇格”の可能性はついえた。

あとは、関東サッカーリーグの他チームの結果次第で来年以降のステージが変わってくる。

サッカーの面白さと残酷さは表裏一体である。今回、サッカーの神様はFC刈谷に微笑んだ。

 

2023年10月22日 (日) FC刈谷戦。この悔しさを忘れることをなく受け止め、前進していくしかない。

 

#ONEHEART

#観る者の心を打つフットボール

 

 

◾️概要

第59回全国社会人サッカー選手権大会

vs. 阪南大クラブ

10月21日(土) 11:00 K.O.

会場:駅前不動産スタジアム

※40分ハーフ(80分間)ゲーム

 

◾️試合結果

○スタメン

GK21 大石 文弥

DF4 坂上 大樹

DF20 敷田 唯

DF22 宮田 和哉

MF7 髙橋 大

MF8 菊地 紘平

MF10 若杉 好暉

MF24 松本 健太郎

MF25 神田 志樹

FW9 清水 光 ©︎

FW11    和田 幸之佑

 

○リザーブ

GK31 高安 寛人

DF2 柴田 隼人

DF3 進藤 誠司

MF13 村上 宗太郎

MF16 小林 楓

MF19 原科 勇我

FW18 東 駿

 

○監督

小松祐己

 

○交代

54分 11 和田 幸之佑 → 16 小林 颯

54分 25 神田 志樹 → 19 原科 勇我

63分 9 清水光 → 18 東 駿

79分 7 髙橋 大 → 13 村上 宗太郎

79分 24 松本 健太郎 → 3 進藤 誠司

 

○得点

10分 阪南大クラブ

40+3分 東京23FC 9清水 光(PK)

63分 東京23FC 16 小林 楓(アシスト:8菊地 紘平 )

80+5分 阪南大クラブ

 

前半:1-1

後半:1-1

合計:2-2

 

PK:東京23FC 3- 1 阪南大クラブ

勝利

 

     

 

”白赤の意地” 

 

東京23FCの全社 本選での戦いがついに始まった。リーグ戦での9位という屈辱的な結果から前を向いて新たな覚悟を持った選手達。

まさに背水の陣で臨む今大会の初戦の対戦相手は阪南大クラブ(以下、阪南ク)。大阪府所属の関西代表。関西サッカーリーグ2部に所属。予選でも奮闘し攻撃と守備のバランスのとれたチームは1部所属のチームに対しPKで粘り強く勝利。

苦手とする学生チームだけではなく、勢いがあるこのチームに東京23FC(以下、23FC)がどういう攻略をしていくのかが楽しみである。

さらに、23FCのスタメンには怪我でスタメンを外れていた10若杉も復帰。万全のメンバーで戦いに挑む。

 

最初のチャンスを作ったのは阪南ク。コーナーキックで高精度のボールが入るも得点には至らず。その後、阪南クのプレスに23FCも思うようにボールが落ち着かない時間帯が続く。

すると先取点を取ったのは阪南ク。前半10分ペナルティアーク付近からのフリーキックを阪南ク8が蹴り込んだボールはゴールマウスに吸い込まれネットを揺らす。23FCにとっては出鼻を挫かれる痛すぎる失点。

徐々にボールが落ち着いてくると、23FCも10若杉・25神田・24松本を中心にサイドからチャンスを作るも決定的なシュートが生まれない。阪南クに中盤を制圧され、厳しいプレッシャーと早い攻撃に崩されそうになるも最終ラインで耐える我慢の時間が続く展開。ビルドアップの乱れからチャンスを作られるられるもシュートミスに救われるシーンも。この悪い流れを断ち切ったのは23FC10若杉。前半終了間際にキレのあるドリブルとカットインで左サイドを切り裂くとペナルティエリアに侵入。相手のタックルは10若杉の足に当たりPKを獲得!!これを9清水がきっちりと決め切り1-1で前半を終える。気持ちがのった素晴らしいゴールであった。

 

後半は23FCにも落ち着きが出てくると前線での連携も噛み合いだし得点を予感させる。23FCのボールへの出足も全体的に軽快になり、8菊地が中盤で攻撃のタクトを振るいチャンスを演出する。後半12分に両チームが動く。23FCは25神田・11和田に変えて、19原科・16小林を投入。攻撃に新たなエッセンスを加えて勢いをつけていく。後半15分以降は、23FCの攻めを阪南クが守り続けるという前半とは全く反対の展開となる。後半23分には9清水に変えて18東を投入。その直後、8菊地がペナルティエリア付近でセカンドボールを相手から奪取するとフリーの16小林へ。ワントラップから迷いなく振り抜いたその右足のシュートは華麗な放物線を描きゴールに突き刺さる!!ついに逆転!!本当に欲しかったこの1点。以降も追加点とはならないものの阪南クの攻撃を完璧にシャットダウン。後半37分には、3進藤と13村上を最後の交代で投入。しっかりと試合を締めにいく。しかし、ここから分からないのがサッカーである。ラストのワンプレーでボールが最後こぼれたのは阪南クの選手の前。2-2同点になり試合はPK戦へ。ーーーー

 

運命のPK戦。この試合のヒーローは守護神21大石。相手には自分たちのキックをさせなかった。

23FCは20敷田・13村上・16小林が迷わず振り抜いた。

 

難しいこのトーナメントの初戦。まさに紙一重。”総力戦”で勝ち切ったこの試合。

この全社を通して1試合ごとに成長できる。まだまだ東京23FCは強くなれる。

遠方までたくさんの荷物を持って駆けつけてくださったサポーターの最高の後押し。

自分を信じ、互いを信じ。23FAMILYで新たな歴史とストーリーをこの全社から作り上げていく。

 

 

#ONEHEART

#観る者の心を打つフットボール