東京23FC 前期最終戦は壮絶な打ち合いに

 

◾️概要

関東サッカーリーグ 1部 前期第9節

vs. 東京国際大学FC

7月8日(土) 18:00 K.O.

会場:ZOZOPARK HONDA FOOTBOLL AREA

 

◾️試合結果

○スタメン

GK21 大石 文弥

DF2 柴田 隼人 

DF3 進藤 誠司

DF20 敷田 唯

DF33  田嶋 千弘

MF6 大木 竜平

MF7 髙橋 大

MF15 田邉隆平

MF34 岡島 温希

FW9 清水 光 ©︎

FW18 東 駿

 

○リザーブ

GK31 高安 寛人

DF14 長渡 彗汰

MF10 若杉 好輝

MF11 和田 幸之佑

MF13 村上 宗太郎

MF24 松本 健太郎

MF30 下村 司

 

○監督

小松祐己

 

○交代

53分 MF15 田邉隆平 → MF10 若杉 好輝

63分 MF34 岡島 温希 → MF11 和田 幸之佑

75分 DF33  田嶋 千弘 → DF14 長渡 彗汰

75分 MF6 大木 竜平 → MF13 村上 宗太郎

75分 DF2 柴田 隼人 → MF24 松本 健太郎

 

○得点

28分 東京国際大学FC

29分 東京国際大学FC

52分 東京国際大学FC

60分 東京国際大学FC

64分 東京23FC DF20 敷田 唯

65分 東京23FC FW18 東 駿

90+3分 東京23FC MF13 村上 宗太郎

90+5分 東京23FC FW9 清水 光 

 

 

前半:0-2

後半:4-2

合計:4-4 

 

 

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東京23FC(以下、23FC)の前期最終節で迎える相手は東京国際大学FC(以下、東国大FC)。前節終了時点での順位は、23FC:8位・東国大FC:9位であり2チームの差は「勝ち点1」。

今節の結果次第では順位もひっくり返り、”残留”よりも”降格”という言葉が頭をよぎる。ジョイフル本田つくばFC戦、栃木シティFC戦での連敗をHOMEで脱したい。

そして、中位は団子状態になっているKSL1部。優勝への可能性を残すためにも良い結果でリーグ戦折り返しを狙う。前節からスタメンも大幅に変更。前節結果を残した34岡島もスタメンに。

 

会場:千葉県 ZOZOPARK HONDA FOOTBOLL AREAでは強めの風が吹く。23FCキャプテ 9清水は、コイントスでコートチェンジを選択。前半は強風を味方につけたい。

東国大FCとしては今節は直接順位の入れ替えを狙える。両チームともに「ここから抜け出したい」という想いは強いだろう。序盤から激しい球際の攻防で主審の笛が何回か鳴り響く。互いに一歩も引くことはない。

23FCは風をいかしたロングボールをターゲット18東に送り前に押し込む。ペースを握っていくと最初のチャンスは23FC。コーナーキックから20敷田がボレーシュートを放つも惜しくも枠外。得点の香りも漂ってくる。

しかし先制点は東国大FCに。飲水タイム明けから流れを引き込まれるとコーナーキックから失点。さらに直後、ディフェンスラインでボールを失うとショートカウンター。東国大FC9に冷静に流し込まれ2点目。

23FCも34岡島、7髙橋、2柴田といったサイドの攻撃から糸口を見出すも得点には至らず、0-2で前半終了。

 

後半も東国大FCペースに。FW9のスピードとパワーをいかした攻撃が23FCを苦しめる。52分、ロングボールに抜け出すとループシュートがゴールに吸い込まれる。60分にもこぼれ球を押し込まれスコアは0-4に。

23FCにとっては先週の悪夢が思い出される…がここで崩れることは無かった。間違いなくこの日のキープレーヤーとなったのは10若杉だろう。53分に投入されてから試合の中でギアを上げていき完全に左サイドを攻略。

4失点にへこたれることはなく攻撃を活性化。途中投入された11和田、13村上とともに交代選手の活躍もありギリギリで流れを引き戻した。そして、64分に10若杉のコーナーキックから20敷田のヘッドで1点を返す。

するとこの直後、18東が9清水の浮き玉のパスに抜け出すと思い切りの良いダイレクトシュート。見事にゴールに突き刺さり2点目。約2分間で状況は一変。推進力が落ちてきた東国大FCに対して23FCが攻勢に出る。

東国大FCが耐え切るか、23FCが決め切るか。2-4のスコアが再度動いたのは、アディショナルタイム3分。18東のシュートがこぼれたところを13村上が逃さない。諦めず最後まで追いかけ続けボールがこばれてきた。そして、3-4でむかえたアディショナルタイム5分。ペナルティエリア内の混戦の中から右足を振り抜いたのはキャプテン9清水。0-4から約30分間で追いついた。そのままタイムアップ。4-4と壮絶な乱打戦。

 

勝ち点は互いに1ずつ。23FCは、8位で前期を折り返した。全社予選を含めた好調な連勝からの急ブレーキだったが、最近おとなしかった攻撃陣の4得点。そして、0-4という状況から追いついたという自信は大きいものだろう。

前節のような敗北だからこそ改めて気付けたこと。いつも応援してくれるサポーターやファンがいるからこそ。支えてくれる多くのスポンサーがいたからこそ。そんな大きな「想い」がのった4ゴールのように感じた。だからこそ「勝利」がみたい。後期開幕はすぐ。えどりく開幕戦では勝利した東邦チタニウム。4月から両チームの成長度はいかに。「観る者の心を打つフットボール」で勝利を。