苦戦が続くリーグ戦。連敗脱出の足掛かりはいかに…。
◾️概要
関東サッカーリーグ 1部 第8節
vs. 栃木シティフットボールクラブ
7月1日(土) 18:00 K.O.
会場:CITY FOOTBALL STATION
◾️試合結果
○スタメン
GK21 大石 文弥
DF20 敷田 唯
DF5 内藤 健太
DF2 柴田 隼人
DF22 宮田 和哉
MF7 髙橋 大
MF19 原科 勇我
MF10 若杉 好輝
MF11 和田 幸之佑
MF13 村上 宗太郎
FW9 清水 光 ©
○リザーブ
GK31 高安 寛人
DF3 進藤 誠司
MF6 大木 竜平
MF24 松本 健太郎
MF34 岡島 温希
MF27 清水 綾馬
FW18 東 駿
○監督
小松祐己
○交代
54分 MF10 若杉 好輝 → FW18 東 駿
63分 MF7 髙橋 大 → MF6 大木 竜平
63分 MF11 和田 幸之佑 → MF34 岡島 温希
63分 MF13 村上 宗太郎→ MF24 松本 健太郎
○得点
12分 栃木シティフットボールクラブ
42分 栃木シティフットボールクラブ
55分 栃木シティフットボールクラブ
63分 栃木シティフットボールクラブ
66分 栃木シティフットボールクラブ
72分 栃木シティフットボールクラブ
74分 栃木シティフットボールクラブ
80分 栃木シティフットボールクラブ
84分 栃木シティフットボールクラブ
87分 東京23FC MF34 岡島 温希
前半:0-2
後半:1-7
合計:1-9 敗戦
< 戦 評 >
約1ヶ月ぶりの関東リーグとなった前節のジョイフル本田FC戦。東京23FC(以下、23FC)は、歯痒すぎるゲーム内容で0-2敗戦。
この結果により、23FCの順位は7位に後退し、首位を走るVONDS市原FC(以下、VONDS)との勝ち点差は8となってしまった。
今節の相手は、現在2位につけている「栃木シティフットボールクラブ」(以下、栃木シティ)。勝てば優勝争いにくらいつけるが、負ければ降格争いも見えてきてしまう。
21大石・10若杉にとっては古巣との対決。攻守の要の2選手からはいつも以上のギラつきを感じる。
会場は高い湿度に包まれながら前半キックオフ。まさに”矛”と”矛”。お互いにスタイルを崩さずゴールを狙いにいきアグレッシブな展開で進んでいく。
栃木シティも首位 VONDSを追随するには落とせないこの1戦。接戦も予想された今節だったが結果から言えば23FCからすれば屈辱的なスコアになった。
序盤は10若杉や11和田が前線で起点になり、得点の雰囲気を醸し出す。だが先制点を取ったのは栃木シティ。
12分中盤で19原科からボールを奪うと華麗なショートカウンター。最後は77田中が冷静に流し込み得点。確かな技術が感じられる得点だった。
それ以降、23FCもセットプレーや前線の連携からゴールを脅かすもあと一歩届かず得点は奪えない。そんな中、42分 一瞬の寄せの甘さから栃木シティ 6加藤にシュートを打たれると不運にもディフレクションとなり、21大石も反応できずに失点。2点ビハインドで折り返す。
後半は、栃木シティの圧巻のゴールショーに。またも中盤でボールを奪うとショートカウンター。25戸島のゴールで3-0。ここから23FCが崩れてしまった。77田中の高い精度のキックを活かしたサイド攻撃や、中央での小気味良いパスでの攻撃に翻弄され失点。点を取りに前に出たところの裏を突かれての失点。84分の時点で0-9という歴史的な失点数に。栃木シティの圧倒的な”矛”を耐えきることができなかった。
87分に 23FC途中投入の34岡島 が、何とか1点取り返すもタイムアップ。1-9で関東リーグ再開後、2連敗という結果になってしまった。
他会場の結果を見ると、1位のVONDSとは勝ち点差は11に。降格争いも見えてきてしまった。
2023年7月1日のこの結果は忘れることは出来ないだろう。しかし、この負の結果をJFL昇格への糧にするかどうかはチーム次第。
どんなストーリーにもどん底な時間はある。止まない雨はない。小松監督はこの状況を変えてくれるはずだ。試合終了後のサポーターへの対応もついていきたいと強く感じた。
キャプテン9 清水 光も最後までピッチ上で鼓舞し続けた。ベンチで出番のなかった 3進藤も声を出し続けた。
「観る者の心を打つフットボール」
きちんとした反省とトレーニングを重ねてこのスローガンの戦いが戻ってくるはずだ。
まずは、来週の東京国際大学FCはホームゲーム。どこまで修正することができるのか。
小松監督の手腕とチームの「#ONEHEART 」の取り組みに期待である。