ギブソンの経営破綻のニュースが飛び交ってますが、ギブソン関係のサイトを見て回っていたら、面白いというか、興味深い記事を見つけました。
本題に入る前の前提の話しとして、1980年頃、ギブソンが50年代のレスポールの復刻を求める声に応えて製造販売した「ヘリテイジ80」というギターがありますが、ギターとしての品質はともかく、50年代のレスポールの復刻というには形やサイズ等正確性にかなり問題がありました。
そこで、米国のギターショップである、「レオズ・ミュージック」や「ギター・トレーダー」などがより50年代のレスポールに近いギターを、ショップのカスタムオーダーとしてギブソンに発注し、それらが後の「リイシュー」→「ヒスコレ」を作る切っ掛けになった訳ですが、今回の話題は、その「レオズ・ミュージック」のレオと共にギブソンに復刻レスポールを発注した人が当時のエピソードを語っているサイトです。
下記URLの「my1fant」という人がその人です。
http://www.mylespaul.com/threads/guitar-trader-or-leos.5654/
↑のサイトの2ぺージ目にもmy1fant氏の投稿がありますが、編集ミスがあったようで読みにくいですが、肝心な部分を要約すると、
ギタートレーダーよりもレオズ・ミュージックの方が先にギブソンに発注し、完成品を受け取った。(つまり、自分達こそリイシューの元祖だ)
ギブソンに発注する時に、my1fant氏所有の59バーストと共に、トーカイのLSをギブソンに数週間預けて、お手本にさせた。
70年代のギブソンのスタンダードやヘリテイジ(80)などはネックの仕込み角やカッタウェイの形状、ボディーのサイズや形状など、様々な点で正確性の問題があった。
自分達は何本ものオリジナルの59バーストのサイズを測定しその平均値を出したら、トーカイの方が70年代~80年代初期のギブソンよりはるかに正確に作られていた。
他にも色々書かれていますが、今回の私のブログ記事にあまり関係ないので割愛します。
この記事が事実なら、元祖リイシューはオリジナル・バーストと共に、トーカイのLSがお手本にされたということになります。
以前、トーカイのLSがリイシュー誕生に影響を与えたという話しは聞いた事があったのですが、もろお手本にされたという話しは聞いた事が無かったのでびっくりしました。
写真は、トーカイLS100 レスポール・リボーン(80年製)です。