2つほど前の更新記事からの続きですが、先日、11/1(日曜日)に、長野県に日帰りドライブをしてきました。
長野県の中でも、自身の住まいから距離の遠い地域であった、東信の佐久市から、(地元の観光案内所の方に、程よく実用的な経路を教えてもらい)、途上、蓼科地内の道の駅で昼食をとりながら、山間の国道142号線を走ること約60キロ、南信の岡谷市にやってきました。
岡谷市訪問の目的は、こちらもまた、他愛のない話と言われればそれまでですが、この日(11/1)配布を始めたばかりの、同市の「マンホールカード」を「記念すべき初日」に頂くことでした。
この日(土日祝日)の配布場所は、以下の「岡谷絹糸博物館(シルクファクトおかや)」というところ。
午後3時頃に到着したのですが、駐車場に停まっていた車は、長野ではない他県ナンバーに加え、自身の住まいと同じ愛知県ナンバーも。それは、やはり同業者の方だったのかな?
博物館受付(入場券販売をしているところ)で、待望の岡谷市マンホールカードを頂いてきました。この日が「記念すべき」配布初日と記しましたが、おそらくはコロナの感染拡大防止の考慮で、約半年ほど配布を見送っていたのかと思われます。そんな背景もあり、1つ前に訪れた佐久市同様、「待ち焦がれておりました。」
ここは、公共系の施設でもあり、入館前の「儀式」として、体温測定と、来場者名簿及び連絡先の記入を求められ、その指示通りに対応。以前は、抵抗感もありましたが、今やすっかり慣れてしまった感があります・・・とにかく感染予防対策が第一ですし、今は仕方ないですね。
そんな中で、折角「縁」があって訪れた「博物館」。たかがマンホールカードだけのゲットだけでは勿体ないですし、その先も、少しお金を払って見学してきました。
しばらくの観覧スペースは、こちらの岡谷市が、かつて絹糸産業が大変盛んで、街も賑やかだったということで、その歴史の紹介、沢山の女工さんが、全国各地から働きに来られていた事、そして、昔の製糸機械などの展示等々、勉強させてもらいました。
そんな紹介レベルの博物館でしたら、普通に「なるほど」と思って終わっていたと思うのですが、ここから先に併設された実際の製糸工場(宮坂製糸所)の見物エリアもあるということで、そちらへ。(冒頭にアップした博物館外観でも、のこぎり屋根の下に入った感じのところかと思います。)
製糸工場内部。まるで、小学校か中学校の社会見学をしている感じ。好奇心旺盛な自分にとっては、こういうところを見ることも、結構好きだったりします。
アップしている画像は大きな自動絹糸機ですが、昔ながらの絹糸機を用いた、手作業での実演(というか実際の作業)されてもいらっしゃって、興味深く見せていただきました。こういう工場も今や数が稀有でしょうし、貴重なスポットでもあるのでしょう。有名人でも、今は亡き、樹木希林さんのサイン色紙や、池上彰さんが取材見物に来られた様子を写したものなどが、飾られていました。
見物順路を歩いていたら、こちらの工場(?)の絹が原料となっている、石鹸のお試しスペースがありました。工場の女性の方にすすめられ、普通の石鹸とは違った泡立ちを感じてきました。自分からのリアクションは、「手がアルコール(消毒)まみれになっちゃっているから、柔らかい感触に戻ったかな(笑)」と・・・
そのお試しが、ある意味、宣伝スペースだった感もなくはないですが、泡立ちのいい上質のものであることは分かりましたので、お土産を兼ねて、こちらの絹石鹸(SILK SOAP)を帰りに買っていきました。
岡谷絹糸博物館を後にし、残りの時間で、本題の岡谷市デザインマンホールの実物を探しに、同市の鉄道の玄関口である、JR東日本・中央本線の岡谷駅に移動。
市の花「つつじ」がデザインされている、カラーのものを確認することができました。
特急「あずさ」が、発車待ちをしている風景。(たまたま見ました)そんな岡谷駅前は、かつては、人の往来の多いにぎやかな駅だったのだろうと、理解しているのですが、今は(この市の駅だけではない話ですが)、若干寂れている印象も否めませんでした。
その象徴が、この「ララオカヤ」という、駅前商業ビル。実質1階の一部で、地元のテナントさんが営業しているだけの様子。
過去、マンホールカード取得を通して、様々な地域の駅前広場を見てきたこともあり、ここも以前は、活気ある大型商業施設だったのかな・・・というのは、容易に察しがつきました。住まいに戻ってネットで調べたら、かつては、「イトーヨーカドー」がメインで入っていたとか。
より温泉や観光で知名度のある、隣の諏訪市(上諏訪駅)でも、地域に愛されていたと思われる古い百貨店がなくなっていたとか見たこともあり、地元の厳しい現実もあるんだなあ・・・と、思ってみたりもしました。
時間の許す可能な範囲ではありますが、岡谷市がどんなところか、いくらか理解することができました。
最後にアップさせていただくのは、岡谷市からもシンボルのひとつであろう、「諏訪湖」。日の短い秋の夕暮れ時、美しい風景でした。