12/10 伊賀鉄道・忍者列車/ほんの少しの小さな電車旅 | スカイツリーの日記

スカイツリーの日記

そこそこ普通のサラリーマンの日々を綴ったブログです。
名前は未来をこめ「スカイツリー」にしました。

おはようございます。

 

昨日(12/9)は、長く悩まされている歯科治療のための通院、そして、外出時にお世話になっているマイカーを、ディーラーに持って行って6ヶ月点検に出し、それでほぼ1日終了という、「何だかなあ」の週休日でした。

 

今日(12/10)も、一応週休日ですが、早朝時点では何も予定は考えていません。目をしっかり覚ましてから考えます。(この記事は前夜仕込んだ予約投稿です)

 

折角連続投稿記事として残しかけているので、今回も、1週間前(12/3)週休日にドライブで出かけてきた時の見聞記を、引き続きアップしてみたいと思います。長文で見づらいでしょうが、よろしければお付き合いのほどを。

 

この日住まいから、片道2時間ちょっとかけて、三重県の伊賀地方と言われるところを訪ねています。

その中でも、先般の投稿記事では、後半訪れた「三重県名張市」でのことを残しているのですが、午前から訪ねていた「前半」のエリアのところが別にあり、どちらかといえばそちらが「本命でした」。

 

出かけた市は、「三重県伊賀市」、こと「伊賀上野」と呼ばれる、昔ながら栄えている城下町・伊賀忍者の里周辺がメインでした。

 

過去数年前にも、この近隣には訪れたことがあるのですが、今回は「別のこと」をメインでやってみたくて・・・

 

「そのひとつ」は、以下、この伊賀市内の沿線を走るローカル鉄道「伊賀鉄道」に、少しでも実際に乗ってみること。

 

 

ただ、今回は、距離やスケジュールのことなどを考えると、すべて列車移動というわけにはいかず、一時的にでも、沿線で車を駐車できそうな、とあるスポット(=それは大型ショッピングセンターの大駐車場、後でこの店で買い物か何かをする前提としました。)を見つけ、そのすぐにある「最寄駅」から、この電車の小さな旅をしてみることにしました。

 

この鉄道の観光面での中心駅「上野市駅」からは1キロちょっと離れた、木造の小さな駅「茅町(かやまち)駅」から乗車券を買って・・・

 

 

1時間に約2本ほど発着する、「上野市駅方面」のローカル電車に乗ることにしました。たまたまタイミングがよく、列車待ちのロスタイムを最小限にできたことがラッキーでした。

 

そして、やってきた電車は「緑の忍者電車」。忍者のラッピングはもちろんのこと、松本零士氏のデザインということで、「銀河鉄道999」のエッセンスも入ったこちらの車両、自分は以前、この近隣を訪れた時には、遠い外から見ただけだったのですが、今回は短い時間ながら乗車することができただけでも、何だか感激。

 

 

全線単線の伊賀鉄道、乗車した「茅町駅」では、反対方向からやってくる電車とのすれ違いがあるため、それまでしばらく待ち合わせですが、そのすれ違い電車(伊賀神戸駅行き)は、「ピンク色の忍者列車」。いずれにせよ田舎の電車にしてはテンション上がります。

 

 

 

乗車した「緑の忍者列車」が出発。本来でしたら、1キロちょっと離れた、観光関連の中心地「上野市駅」までの乗車を予定していたのですが、この電車はたまたま、さらに4キロほど先の「伊賀上野駅」行き。

 

せっかくなので、その終着の「伊賀上野駅」まで乗って、この忍者列車を少しでも長く楽しもうと、切符も「伊賀上野駅」までの乗車券相当分を購入。そして、ローカル線ならではの、のんびりとした列車旅を楽しみました。

 

 

 

車窓風景(ワンマン運転車の後部窓から撮影)。伊賀上野の古くからの街の中を縫うようにのんびりと。

 

 

か細い線路が「服部川」(木津川支流)を渡る様子・・・(その川の名前と「忍者ハットリくん」との関係は知りませんが)左手の先には、「伊賀上野城」の天守が小さいながらも見えているかと思います。(このとき、車内でも観光案内放送をしていました。)

 

 

そんな風景を眺めながら、程なく終点の「伊賀上野駅」に到着。

 

 

この駅で、のんびりしてちょっと周辺を歩いてみたもよかったのですが、この区間はほぼ1時間に1本程度、後続のスケジュールへの影響が大きいため、そのまま3分の折り返しで、またこちらの電車で、もと来た線路を戻ることになります。

 

折り返しの切符のことを運転士さんに確認後、ガラガラのお客さんになっている間に、この忍者列車の個性あふれる車内を撮ってきました。

 

最近、この「緑の忍者列車」は、車内の改造を「さらに」受けているようで、木材が車内にふんだんに使われ温かみを感じる車内でした。

 

 

手裏剣柄の吊り革と、忍者の飾りが個性的。

 

 

道中で見てきた、緑・ピンクの忍者列車を見て、自分にはすぐ分かりましたが、こちらの車両は、もとは首都圏の通勤の第一線で活躍する私鉄である、東急電鉄の車両のお古。(以下のステンレス車は、同じ伊賀鉄道線内で帰りに見つけたものです)

 

 

長い期間ではありませんが、若いころ仕事の事情で、ちょっとだけ東京都民を単身でしていたことがあり、このあたりはすぐ反応できました。

 

平成初期に、首都圏の通勤用途で造られた車両が、こういったローカル線に移籍の上、改造を重ねた結果、今度は忍者の姿をさせて注目を受けるのも、電車にとってはすてきな第二の人生なのかも。

 

 

伊賀鉄道の終着駅、伊賀上野駅のことに戻ります。

この駅は、JR関西本線のプラットホームと並んでいる共同駅でもあり、短い3分ほどの折り返し時間には、JR西日本の2両のローカル列車(キハ120形と呼ばれるディーゼル車)が、奈良県方面からやってきました。

 

 

その関西本線のローカル列車は「柘植行き」と表示されていました。

 

本来はその先の「亀山行き」なのでは?と思ったのですが、現時点(12/10現在)、今秋に襲った強い台風が、このJR線に被害を与えてしまい、1ヶ月半以上経ても、三重県内の一部区間である、「柘植」~「亀山」間は不通の様子で、未だにバス代行をやっていることをここで知ることなります。

 

山間部を走っている路線でもあり、復旧も大変でしょうが、1日も早い開通が待たれます・・・そして、こちらも前途多難なローカル線に見えましたので、頑張って戻ってほしいと思います。

 

 

あちこち「駅周辺」の見物をしていたら、あっという間の3分。「伊賀上野駅」を出発した電車は、折り返し、自分の目的地である「上野市駅」行きとなり、再び短い伊賀鉄道の電車旅を再開します。

 

 

この日は快晴の天気で、お昼前ということで、寒いながらも気持ちの良い風景を見ながらの乗り鉄でした。(車内の窓を通して撮影)

 

 

そして、散々道草をしましたが、目的地であった「上野市駅」に到着!

 

 

すぐそばにある、上野市駅の車庫には、「青色の忍者列車」が待機していました。(ちょっと望遠をかけて撮影)

動いている姿は見られませんでしたが、概ね「忍者列車オールスターズ」は眺められたのかな!?

 

 

クラシックなプラットホーム。もとは大手私鉄の「近鉄伊賀線」と呼ばれていた支線。駅設備やレールの貧弱さを見ただけでわかる話ですが、赤字ローカル線のフラグがたち、近鉄からは(援助は受けているとはいえ)実質捨てられ、今は地域密着で頑張っている伊賀鉄道。

 

 

どこまでも、忍者が飾られたプラットホームを後にして、運賃を精算して、上野市駅の有人改札を出ます。

 

 

 

個性的な駅舎である、伊賀鉄道「上野市駅」。

 

 

ここから、限られた時間でしたが、ぶらりと、伊賀上野と呼ばれる名所スポット、さらに、とある「自分にとっては大切な目的成就」のため、周辺近隣散策をしながら、休日の気分転換にあてております。