今回もWCAG 2.0についてですが、
前回はWCAG 1.0と実制作での不都合について記述ししました。
2008年12月11日に勧告されたWCAG 2.0はまだ英語版のリリースのみでしたのでいろいろ調べてみましたが、英語を訳すのでいっぱいいっぱいで意味が分からない事がたくさんありました。
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Web Content Accessibility Guidelines (WCAG) 2.0
http://www.w3.org/TR/WCAG20/
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もし詳しくWCAG 2.0を詳しく知っている方がいらっしゃったら教えていただけると嬉しいですw
WCAG 2.0勧告を受けていろいろな動きが出てきてます。
米国のリハビリテーション法508条がWCAG 2.0を基に見直されているようです。
また日本の「JIS X 8341-3:2009」も今年の秋ころまでにはWCAG 2.0とほぼ同じ内容の物に変わっていくようです。
具体的に何がどうなったのかと言うと、
コントラストなどは曖昧な表現でなくきちんと数値で基準を定めています。
そしてその数値をチェックする為のツールも出てたりもします。
なので以前みたいに
「なんかだめっぽいよね!」
「いやいやいけるでしょう!!」
とか曖昧な基準ではないので非常に助かります。
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・ColorSelector 5.1 (富士通アクセシビリティ・アシスタンス )
リンク => http://jp.fujitsu.com/about/design/ud/assistance/colorselector/
また新しい技術に対しては以下に記述があります。
・How to Meet WCAG 2.0
リンク => http://www.w3.org/WAI/WCAG20/quickref/
・Understanding WCAG 2.0
リンク => http://www.w3.org/TR/UNDERSTANDING-WCAG20/
・Techniques for WCAG 2.0
リンク => http://www.w3.org/TR/WCAG20-TECHS/
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新しい技術に対しての記述は私の英語力では訳してもよくわかりませんでした。
すみません(^^;
ただ日々めまぐるしく進歩するテクノロジーなので以前のようなガイドラインだと通用しないのではないかと思います。半年後出てくるかもしれない、今はまだないテクノロジーに対しての線引きとかは果たしてどうなっているのでしょうかね?そういったテクノロジーにも対応できないと1.0と変わらなくなってきますよね。
WCAG 2.0 の構成としては4つの原則の基に12のガイドラインがぶら下がっている形になります。
ワーキングドラフト 2006年4月27日
4つの原則
原則1:コンテンツは知覚できなければならない
原則2:コンテンツのインターフェイス要素は操作可能でなければならない
原則3:コンテンツとコントロールは理解可能でなければならない
原則4:コンテンツは現在および将来のユーザーエージェント(支援技術を含む)での利用に耐えるものでなければならない
またガイドラインごとに成功基準を設けています。
対応レベルは3つに分かれています。
A(最も低く)、
AA
AAA(最も高い)
トリプルAって企業の格付けみたいですね^^
今度の新しい基準でWEB業界はどのように変わっていくのでしょうか?
WCAG 2.0にはその他にもこまごま基準があるようですが、私は日本語版が出るのを待つことにします。
噂によると今年の秋ごろには出るとか・・・
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株式会社ケイツー・インタラクティブ
http://www.k2-interactive.co.jp/
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