第35回東京信陵俳句クラブ1月句会及び新年会開催さる
第35回東京信陵俳句クラブ句会及び新年会開催さる
第35回句会は、年が明けた2016年1月27日(木)13時半から東京信陵会館で久方ぶりにフルメンバー17名の参加にて開催され何時ものように熱い句評が行われ16時過ぎの終了後、場所を山形屋に移して新年会が開催された。
今回の兼題は「初夢」または「冬銀河」。出席者互選による得票順位は、林崎政行さん(大14)が14票で1位、湯浅康右先生が同じく14票で2位、以下山口由蔵さん13票3位、岩東詔彦(大14)11票4位、田中松魚さん(大7)が11票で5位(同数の場合は特選票の多い順となる)、賞品の吟醸酒は林崎政行さん(大14)に贈られた。
今回のポイント、 兼題の「初夢」はまともなことよりもおかしみのある内容を盛るべし。 上五と下五の両方で名詞止めする場合はバランスよくあまり強くならないように注意。 「老ひて」は「老いて」が正しい。 「老いて」は60過ぎの人は使えるが、80歳を過ぎたら用いない。 「余生」「余りの人生」・・・とかがよい。 “江ノ電”の句
江ノ電の車輪の軋み寒に入る (林崎政行さんの句)
は互選では人気が高く9票獲得したが、江ノ電に関して類句が多いので要注意。
「狭庭」自分の家の庭を狭い庭とは言わない方がよい(気持ちは判るが)。謙遜するニュアンスは俳句では出さない方がよい。 各自7句投票する際に特選を一句選ぶことになっているが、何故特選に選んだかの理由を鑑賞者の立場から述べることにしたのが今回の新たな試みであった。
句会後の新年会では、日頃思っている俳句談義がそれぞれに交わされ、途中カラオケも出て盛り上がりを見せた。最後に今年の俳句での精進、お互いの切磋琢磨を約して散会した。
今回の参加者は(敬称略)、吉田勉(大2)・山口由蔵(大2)・大沼卓郎(大7)・佐藤 廣(大7)・佐野 豊(大7)・ 田中松魚(大7)・中村俊夫(大7)・丸山利亀(大7)・吉田正浩(大7)・上野浩(大8)・金沢伸典(大8)、湯朝秀夫(大9)、林崎政行(大14)・岩東詔彦(大14)・野地邦彦(大18)・安達知子(大19)及び湯浅康右(先生)
新人参加募集
東京信陵俳句クラブは現在会員16名、奇数月に定例句会を開催しております。指導して下さる先生は大同生命におられた湯浅康右氏で、出席者は13‐15名なので3-4名の余席があります。 句会は渋谷の信陵会館で13時半~16時。
退職して気持ちに隙間が出来てませんか?俳句は‘自分の心との会話‘’元気の出る妙薬‘です。貴方も俳句の材料を心の引き出しに沢山持っています。それを一定のルールで組み合せても俳句が出来ます。“俳句などこれまで縁がなかった”という方も歓迎ですので是非参加して下さい。 体験句会参加もOKです。詳しくは事務局にお電話下さい。
(文責 岩東詔彦 大14)



大17【十七期会】
卒 業 年 次: 大17 (1969年卒業)
会 名: 十七期会
幹 事 名 : 加藤孝雄・佐々木茂喜・八鍬俊一
会 長 名 : 尾形 将
卒 業 総 数 : 174名
東京地区会員数: 56名
行 事(敬称略) :
①関東同期会
年2回(春・秋)東京にて開催
②全国同期会
偶数年に福島で開催。
そ の 他 : ■□■□■□■□ 東京信陵会からのお願い ■□■□■□■□
各同期会について、新たに掲載したい事項、詳細などございましたら、
東京信陵会までメール、お電話、ファックス等でお知らせください。
また、各同期会の催事などございましたら、
「最新の催事案内」に載せますので、こちらもお知らせ願います。
メール: tokyo.shinryou@utopia.ocn.ne.jp
電話番号:03-3462-1225
ファックス:03-5489-1358
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緊急提言 福島大学の存在意義と地域社会に対する責任(その2)
6.15の東京信陵会常任理事会で出された”緊急提言”(その1を参照願います)は、6月21日菊池会長から真田経済経営学類長宛にEメールされ(原文通りの緊急提言を添付)、6月30日に真田学類長より返信が届きました。
以下に交信メールを引用いたします。 皆様のご意見を、菊池会長乃至事務局にお寄せ願います。
7月23日(土)の定期総会にて、真田学類長から改めての御報告があるはずですし、懇親会の際にも個別にお話ができると思います。
Pointは、経済経営学類として負の遺産(教員ポスト拠出、予算削減、更なる教員ポスト削減等)があったところに、今回の震災・原発事故による放射能問題がのしかかってきた。 今度の原発事故で基本的な問題は先ず大学の教官・職員、学生の身の安全確保にあるということ。 この点に関して、我々京浜地区に住んでいるものにとってその認識に甘さがあったかもしれません。 いずれにせよ母校の今後の復興や発展への歩み、地域社会の復興への貢献に注目し期待したいと思います。 (事務局 岩東記 07.01)
東京信陵会 6月30日
会長 菊地 宏明 殿
メールを頂きながら、ご返事が遅くなりましたことお詫びいたします。今回は、ご心配を頂くとともに積極的なご提言を頂きましたこと、心よりお礼申し上げます。
同窓会の皆様方には、大学・学類の置かれている状況の概略をご理解頂きたいと思います。
大学再編から7年経過し、学類としましては、カリキュラムや入試の見直しという基本課題と取り組んでまいりました。また、この間進めてまいりました郡山サテライト教室を継続するとともに、地元の教育ニーズに対応するため一段の大学院拡充についても現在検討を進めているところであります。他方、経済経営学類は大きな負の遺産を抱えておりますことはご存じの通りです。地方大学としてもともと体力のないところへ定員純増なしの理工学類創設のため20名余りの教員ポストを拠出したことがその端的な事例であります。その後、毎年1%の予算削減に加えていま新たに教員ポストの削減という課題に直面しており、いかにこれを凌ぐかという難題と格闘しております。資源の絶対的不足のなか変化する社会ニーズに対応するため呻吟している点を是非ご理解頂ければと思います。
このように、通常の教育・研究業務の改革課題が山積しているところに今回の原発・放射能問題がさらに加重してきました点に今日の特徴があります。
そしてこの原発・放射能問題は、まず第一義的に、ここで学び働く、学生と教職員の安全を確保するという問題として存在しています。そのことを抜きにして「大学の社会的存在意義」ということを語ることはできません。その点について、なお政府や東電からの明確な補償もない現状ですが、現在大学として独自に放射線物質の除染計画を進めているところであります。具体的には再来月に予定しております、「オープンキャンパス」に向けて線量の高いホットスポットなどの除染に取り組んでおります。しかし、線量の高いグランドの除染には一億円以上の予算が必要ですがその資金は手当てされておらず、その具体化は十分には進捗していないというのが現状であります。また、学生・教職員個々人の受ける被曝積算線量の問題など、取り組むべき多くの課題が残っています。このように、ここ福島の地で研究・教育に取り組み、また学び働く人たちの安全を確保することが現在大学が果たすべき優先的課題の一つであり、その取り組みを愚直に進めていくことが大学としての大切な広報であると認識しております。
東京信陵会から頂きました「緊急提言」は時宜を得たものであり、御例示頂いたテーマは社会的にも学問的にも重要な課題を提起するものばかりです。これらの課題については、すでに学内の教員が調査・研究に着手しているものも含まれております。また、現在文科省と折衝中の「うつくしまふくしま未来研究センター(仮称)」はなお未確定なものではありますが、復興支援部門、子供支援部門、防災部門など人文社会科学系の内容を中心として構想しております。センター長としては本学類の教授が重責を努めることが予定されております。また福島県復興ビジョン検討委員会の委員長は本学の名誉教授であり、委員には本学類の教授が加わっており、その復興ビジョンの検討では本学類の他の教授らの構想が提起されてきた経過もあり、微力ながら復興に参与して参りました。今回ご提言頂いた「緊急提言」につきましても役員会ならびに関係委員にお伝えしたいと考えております。
同窓会の皆様方からすれば、不十分なものかもしれませんが、今後も地道に地域の大学として研究・教育などで貢献していく所存でおります。なにとぞご一層のご指導・ご鞭撻をお願いする次第です。
7月の東京信陵会に置きまして、改めてご報告差し上げたいと考えております。
どうかよろしくお願いいたします。
福島大学 経済経営学類長 真田哲也
緊急提言 福島大学の存在意義と地域社会に対する責任(その1)
6月15日に行われた東京信陵会常任理事会において、 大学に対して 原発問題に焦点を絞って実証的な調査、分析、提言を行うべし、これには福島大学が中核になっていくべきとの緊急提言を行ってはどうかとの意見が出されました。
多くの理事から賛同意見が出され、更なる議論を踏まえて、下記の緊急提言を大学側に申し入れる事になりました。
どのような形で申し入れるか等の詳細は小職に一任願いますが、会員各位におかれましては下記緊急提言(案)をご一読願い お意見をお寄せいただきたく よろしくお願いいたします。
東京信陵会 会長 菊地宏明(大14)
緊急提言 福島大学の存在意義と地域社会に対する責任(案)
今回の原発事故でフクシマは国内はもとより国際的にも有名になってしまった。
わが母校は放射能汚染地の大学になり、来年度以降受験生が減少し長期低落傾向に拍車がかかることが懸念され、存亡の危機を迎えるかもしれない。
現在大学当局は、‘大学と地域の英知を結集してふくしま復興’のスローガンのもと災害復興研究所の設立、放射性物質の測定、シンポジウムの開催などを実施、種々努力している。(残念ながらあまりマスコミには登場しないが。)
今回は辛い事故だが、さらなる発展には学生(受験生)、父兄、高校・予備校、企業などの関係者のみならず社会にそして世界に福島大学の存在価値・社会的責任をアピールできる絶好のチャンスが到来したと認識すべきであろう。そのためには多士済々の教授陣が中心となり愛校心とパワーを発揮してテーマを国民的関心の高い原発問題に焦点を絞り、ユニークな大学と認知されるような活動することが必要である。国際的にもなったフクシマ原発が起点だが、大所高所からエネルギー政策を論じるのではなく、草の根、虫の目からみた地元住民の視点からの実証的な調査、分析、提言を行う。これには福島大学が中核になるしかない。その成果は必ずや国内のみならず原発保有国、そして世界の人々に示唆に富んだ情報として発信され後世にも評価されるであろう。
施策と内容
1. フクシマ原発事故が地域社会に及ぼした影響を経済的社会的観点から実証的に調査・分析し将来の展望を描くため提言を行う。
テーマ(例示)
① 原発立地がもたらした経済的社会的効果
② 放射能汚染の及ぼす地域産業への影響と人的物的損害
③ 避難住民に関する物心両面の実態
④ 風評被害の種類と発生状況、その原因と現実的対策
⑤ ふるさと喪失の受難と再建の歴史的考察
⑥ 原発廃炉後の地域ニーズに即した産業再生振興策
今次テーマは通常は国が調査機関に委託することが多いが、今回はニュートラルな福島大学中心のプロジェクトとするのが最適である。
2. 上記の活動については労を惜しまずマスコミ、行政、学校関係者などに対してあらゆる機会をとらえ積極的に広報活動をおこなう。ホームページに掲載しているから広報していると錯覚するのは禁物である。
以上の提言を大学当局に伝え、東京信陵会総会の席で、この返答を含めた今後の大学の存続と地域貢献に関する施策を発表していただくことを期待する。
以上
東日本大震災について(会長メッセージ その2=修正版)
(4月5日に掲載しました会長メッセージ その2で引用した福島大学のHPの義援金に関する記事の内容が変更されておりますので、修正版を添付して再度掲載いたします。修正点は、税務上の優遇措置が受けられるようになったということです。)
東日本大震災発生から1カ月が経ちました。福島第一原子力発電所の事故対応が停滞し、頻発する余震に不安がつのっておりますが、今後は被災地の復興や被災者の皆様の生活再建、経済の立て直しに焦点が移ります。
ご自身や身内が直接被害にあわれなかった方も’何か出来ることはないか’、との思いが強く、寄付やボランティア活動等に参画された方が多いと存じます。
さて、福島大学では被災した学生や教職員に対する支援の為の義援金を募っております。詳しくは下記の入戸野学長のメッセージを参照願います(大学のHPに掲載さているものです)。
尚、一部の会員の方から東京信陵会として義援金を募るべしとのご意見が寄せられましたが、以下の理由により見合わせております。
l 多くの会員の出身地での災害であり身内の方に被災者が多い。一方福島市の本部や大学でも被害を被っている。
l 同窓会として一堂に会して募金を募る機会が当面なく、書状では郵送費・手間・時間がかかり過ぎる。
l 赤十字社やNHKなどにより広範囲に義捐金の受付が行われている。
従いまして。下記の大学への義援金を含めて、会員個々人での対応をお願いたしたく存じます。
以上
東京信陵会会長 菊地宏明
(以下は’福島大学震災義援金の受け入れについて’のメッセージの引用です)
福島大学震災義援金の受け入れについて
20110329
国立大学法人福島大学長
入戸野 修
このたびの大震災並びに福島第一原子力発電所事故に対し、数多くの皆様にご心配をいただき、お見舞いと激励のお言葉並びにご支援のお申し出をいただいております。心より御礼申し上げます。
ご支援のお申し出につきましては、ありがたくお受けいたしたいと存じます。つきましては、義援金の受け入れ方法についてご案内させていただきます。
福島大学(大学・附属学校園)では、建物の倒壊や火災などには至りませんでしたが、多くの設備等の破損・障害が発生しております。また、学生・生徒・教職員等全員の無事は確認しましたが、家族・家屋が被災した学生・生徒・教職員等も少なくありません。
福島大学といたしましては、開学以来最大の危機を乗り越えるために、全学が一丸となって学生・生徒の支援活動及び復興活動に全力を尽くしております。引き続き、ご支援方よろしくお願い申し上げます。
- お振込につきましては、以下のどちらかにお願いします。
(1)銀行振込の場合
[振込先]
東邦銀行 蓬莱支店 (金融機関番号 0126 支店番号 119)
普通預金
口座番号 514826
口座名義 福島大学震災義援金
カナ名義 フクシマダイガクシンサイギエンキン(2)郵便振替の場合
[振込先]
口座記号番号 02220-6- 133693番
加入者名 福島大学震災義援金 - この義援金は被災した福島大学学生・生徒に対する経済的支援等及び災害に関連する福島大学の復興活動に活用し、後日ホームページ等にその内訳を公開し、報告に代えさせていただきます。
- ご寄附いただいた方には、後日お礼状および領収書(寄附控除申告用)を送付いたしますので、以下のどちらかの方法でご連絡ください。
(1)以下の情報を、Eメール本文にご記載の上、お知らせください。
E-mail : shinsai*adb.fukushima-u.ac.jp(*を@に置き換えてください)
[お知らせいただく情報]
・郵便番号
・住所
・氏名
・氏名のフリガナ
・電話番号
・金額
・振込日
・ご芳名の公表を承諾いただけるかどうか
(「承諾する」か「承諾しない」のどちらかをご記載ください。)
・お申込みのお名前(社名)とお振込名義が異なる場合は、お振込名義
・法人にあってはご担当者様のお名前
・本学卒業生の方は、よろしければ、学校・学部・学類・研究科名、卒業年 - 税法上の優遇措置について
この義援金は、国立大学法人福島大学への寄附になり、税法上の優遇措置が受けられる旨、税務署から確認がとれました。本学から送付する領収書を確定申告の際お使いください。
※入金のみで住所等をお知らせいただいていない方も、ぜひお知らせください。寄附控除申告用の領収書をお送りいたします。
<問い合せ先>(平日のみ8:30~17:15)
福島大学事務局(義援金担当)
住所:〒960-1296 福島市金谷川1番地
TEL:024-548-5193
FAX:024-548-6569
E-mail:shinsai*adb.fukushima-u.ac.jp(*を@に置き換えてください)
担当:大和田、菅野、水野
東日本巨大地震について(会長メッセージ)
東日本巨大地震について
時間の経過とともに東日本巨大地震による被害が未曾有の規模に拡大しており断腸の思いがしております。
東京信陵会会員の皆様及びご家族におかれましては東北の郷里の親戚筋に被災された方々が多いと思いますが、心よりお見舞い申し上げます。
私自身11日の地震発生時は郡山に向かう新幹線の車中におり、小山市の避難所に一晩お世話になり12日深夜ようやく帰宅することが出来ました。同様の困難に遭遇された方が多いと思います。
当面、東京信陵会として出来ることは限られておりますが、当ブログの掲示板を利用して会員の消息・安否情報を共有することが可能ですのでご利用ください。 事務局にご自分乃至知人の安否に関するお便りをファックス・電話で戴ければブログに掲載いたします。
東京信陵会として何が出来るかに付き今後検討してまいりたいと存じます。御意見・ご提案があれば是非事務局にお寄せ下さい。
東京信陵会会長 菊地宏明