久々の新潟です。
今回の目的地は旧高田市(現 上越市)。路上文化遺産データベースに載っている珍しい消火栓の蓋を見たくて行ってきました。
結論から言うとその蓋には会えませんでしたが、いい蓋が残っていました。
右書きで「水止栓」。止水栓よりも古い呼び方とされていますが、それ以外に市章の六芒星の下の逆ハの字型の部分が特徴です。
このタイプの蓋は秩父で見ています。過去記事にしましたが、特許番号が書かれていたはずです。昭和3年出願広告の特許だそうで、大正15年に給水開始という高田市の創設時よりは後ですが、かなり初期のころのふたであろうと推測できます。
蓋があったのはこんな場所。庇が連なった雁木というアーケードのようになった歩道にありました。雪国の人々の暮らしと古い蓋を守ってきたのですね。
他には、右書きの量水器が割と残っていました。
市章がないのが残念ですが消火栓もちらほら。
雁木通りを中心に、結構歩いた他の成果は次回に。