大東京市民の常識の水栓の兄弟がアメリカに | 東京蓋散歩 ~マンホール巡り~

東京蓋散歩 ~マンホール巡り~

マンホールや消火栓などの蓋、特に地味蓋を中心に観察しながら歩きまわります。タイトルとは裏腹に都外出没頻度も高いです。

アメリカの路上にこんなものがありました。水道の止水栓と思われます。


大正十年に出版された「大東京市民の常識」という本に載っていた水栓にそっくりです。



以前、
東大での散策記事に載せましたが、本郷キャンパスにこの水栓が残っています。


肝心の栓の部分が見えませんが、同様のものが高崎にも残っています。大東京市民の常識の図のように栓の頭が五角形なところが特徴。
(東大のもこちらも同じ蓋探師 rzekaさんが恐らくネット上で初報告されている。凄い!)


アメリカにあったものも五角形なのでおそらく共通のルーツがあるのではないかと思っています。

類似物


ガスの栓も五角形。


太平洋を隔てた両国で方や化石のようになっていて絶滅寸前、もう一方では用途を広げて生き続けているという対比が面白いです。


ちなみに、こちらは地下に栓があるのでしょう。もっこりとしたガス蓋。八角形の枠付き。


追記:この五角形のねじは栓を開け閉めするものと思っていましたが、もしかすると蓋を開けるためのねじかも知れません。

BINGHAM & TAYLOR社の仕様書より引用




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