まずは神戸の仕切弁。
そして、長岡市内にたくさんあった阻水弁。ただし、弁を旧字で書いています。しかも「辯」。これはおかしいです。弁の旧字は意味によっていくつかありますが、バルブの意味では「瓣」。花弁の弁です。「辯」は弁護士の弁。意味が全く違うのです。
旧字を使った蓋では、「瓣」ではなく「辨」と書いたものは各地にあります。広く使われていて誤字とは言えないのかもしれませんが「辨」は本来、弁償や弁当の弁です。神戸の制水弁にもあります。自体が隷書になっていて、真ん中の「リ」が「y」のようになっています。制水の「制」のじもそうですね。また、「道」も独特な形です。
この矢印蓋、広島にもあるのですが、こちらは左書きでした。
「仕切弁」