マンホールの蓋に見る市町村章の傾向と対策 ②自治体名称のデザイン | 東京蓋散歩 ~マンホール巡り~

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マンホールや消火栓などの蓋、特に地味蓋を中心に観察しながら歩きまわります。タイトルとは裏腹に都外出没頻度も高いです。

このシリーズの①では自治体の名前をダジャレ的に表した紋章(判じ紋)を並べてみましたが、今回はその名称そのものの文字をデザイン化した紋章の例(以下の12都市)を紹介します。




・横浜市 まんまの「ハマ」ですね。実にわかりやすい。


・倉敷市 横浜の通称がハマであるのに対して倉敷市の通称がこうであるかどうかは知りませんが「クラ」


・神戸市 旧仮名遣いの「カウベ」の「カ」


・小牧市 だんだん難しくなってきましたが、「コマキ」。名古屋空港(名古屋飛行場)にちなんで飛行機を正面から見たところイメージしているそうです。このあたりから判じ紋と言えるのかもしれません。


・東京都(市) 少しわかりにくいですが「東」と「京」の字の両方を表しているのだそうです。「京」の字をデザインした京都市章にも似ています。


・青梅市 これは「青」の周りを梅の花びらが囲っています。新しい漢字を作ったような感じですね。




・金沢市 「金」。梅の花は旧藩主 前田家の紋章だそうです。





・秩父市 「父」という字ですね。上下2個ありますが。





・志木市 越境蓋でこの紋章を見るとつい同じ埼玉県の幸手市と勘違いします。「幸」ではなく「志木」の二文字を表しています。心の部分のデザイン化がうまいですね。





・八潮市 「潮」という字だと思ったのですが、「八」の字も含んでいるとのこと。左側の外側の半円がそうでしょうか? 円弧が二つに分かれていないので分かりにくいですね。





・八代市(2代前の市章) こちらは「八」の字も見つけることができました。(赤線部分)





・猪名川町 「イナ川」なのだそうですが、「イ」がよく分かりません。