こんにちは、東京けやき法律事務所の弁護士小池です。

 

唐突ですが、皆さん、今日は何の日かご存じですか?

 

 

 

こういうの、いきなりきかれても困りますよね。

 

 

 

 

答えは、

 

 

 

 

 

2年前に、私が司法試験に合格した日です。

 

 

 

 

…すみません。正解できるわけないですよねこれ。

 

だからといってはなんですが、そろそろ「司法試験の合格発表あったのかな?」と思って調べたら、3日前がそれでした。

 

こちら(PDF)がその結果ですが、1ページ目の表にあるように、合格者は1583人と、昨年(1850人)に比べ大幅に減りました。

 

とはいえ、これは昨年の6月の時点でほぼ決定していた事項ですので、驚くことではありません。弁護士業界では、「そもそも合格者(=新規参入者)が多すぎるから減らせ」という声が結構上がっています。

 

しかし、まあ…人生がかかっていた試験の発表日なのに、終わってしまうとこの程度の扱いになってしまうものなんですね。

 

私は、他の多くの受験生と違い、司法試験予備試験という試験に合格して司法試験の受験資格を得ました。だいたいの受験生は、法科大学院(ロースクール)を卒業して資格を得ますが、経済的理由などで法科大学院に通えない人向けに、迂回ルートが開かれているのです。

 

その予備試験合格者ですが、先ほどのPDFを見ても、受験者382名中235名(61.5%)が合格しており、合格率では全体平均(22.9%)を大きく上回っています。私が合格した平成26年の予備試験合格者の合格率は72%だったので、だいたい予備試験合格者のうち4人中3人が受かる感じです。予備試験の合格は、翌年の司法試験合格に大きく近づくことを意味していました。私も、予備試験に合格した翌年に司法試験に合格しています。

 

しかし、予備試験に合格するのに3回もかかってしまいました。合格率が4%程度なので仕方ないといえば仕方ないのですが、そのせいか、1回で合格した司法試験にはそれほど感慨が湧きません。

 

とはいえ、その合格でやっと私の人生に区切りがついたのは事実ですから、この日が来る度、初心を思い出すようにしたいものです。