名古屋場所は照ノ富士の10度目の優勝で幕となった。

隆の勝も健闘したが如何に優勝が難しい事、そしてラッキーというか幸運も必要だと感じた。

さて、先ず大関陣の成績は琴桜は10勝を上げたし千秋楽の照ノ富士を初めて破って決定戦を演出した。

しかし、下位に取りこぼして早々と優勝戦線を引っ張れなかった。

豊昇龍は力強さが欲しい。

高景勝は健闘すれど稽古不足は克服できなかった。

夏巡業でしっかりと稽古し10勝を挙げて2度目の返り咲きに挑戦して欲しい。

 

関脇陣は阿炎はどこか怪我をしている感じでらしさが無かった。

霧島は出だし3連勝とし返り咲きに期待がかかったが中盤に失速し千秋楽にヤット勝ち越すという状況だった。

まだ28歳。リベンジに挑戦だ。

大の里は序盤は硬く3敗して早々に期待を裏切った。

それでも中盤に持ち直し、11日目に全勝の横綱に初黒星を付けた。二桁10勝は成らなかった。

負けた相撲は殆どが共通した負け方で、親方らが指摘していた。

夏巡業で左腕の使い方を会得したどうか?そして腰高の克服。

そうすればおそらく11月場所で大関の声が掛かりそうだ。

新小結の平戸海は大善戦だ。

来場所は関脇の該当力士が6人になりそうだ。

 

三役の期待がかかる熱海富士はまたも負け越した。

力はあるのでもう一皮むける必要がありそうだ。

 

翔猿、隆の勝、若隆景、遠藤、美ノ海、らがよく健闘した。

 

一方、高安、朝乃山、阿武咲らが休場したのは寂しかった。

特に朝乃山は膝の怪我で1年位かかりそうだというから神様はどこまで試練を与えるのだろうか?

何はともあれ、夏巡業で稽古を重ね9月場所では更にレベルアップした相撲を見せて欲しい。