猿江神社（江東区・住吉）

マイペースで進んでおります、このブログ

前回の投稿はいつだったか・・・遥か昔のような気が
（前回、前々回は湯島天満宮さんに参拝しました）

でも──

ノープロブレム、無問題

トレンドをネタにしているブログではないですし、賞味期限切れなし、時を選ばない話題のブログなので、焦らずあわてず進めていきましょう

皆さんが参拝される神社さんのことを少しでも知っていただく一助になればうれしい限りです

さてさて、そんな 東京神社めぐり

今回参拝するのは──

猿江神社さんです

皆さん、ご存じでしたかね？

初めて社名を聞いたという方も多いんじゃないでしょうか

いきなりですが──

思わずつられてニッコリしちゃいません？

神猿さんです

正面の鳥居をくぐってすぐ左手にいらっしゃいます。

「神猿」と書いて「まさる」さんと読むそうです

まさる さん

何とも親しみやすいお名前（お顔も）ですが、台座にも記されている通り神様ですので

くれぐれも失礼のないように

──と書きつつ、

かわいらしい というか コミカル というか

──僕の紹介の仕方が失礼ですね

でも、こういう神様がいらっしゃる神社ってあまりないですよね

僕の好きな狛犬さんや キツネ さんもほとんどが険しい顔していますし（守護的な役割もあるでしょうからヘラヘラはしてられないですよね）。

なんか悩みや辛いことがあっても笑顔を取り戻せるというか、幸せな気持ちにしてくれる神様ですよね

参拝は礼儀正しくきちっとしながらも、心癒されるのがこの神社さんです。

御祭神は？

猿江神社さんは1000年以上も前から周囲の皆さんに愛されてきた由緒ある神社さんです。

御祭神は、

天照大御神（あまてらすおおみかみ）さん

と

宇迦之御魂神（うかのみたまのかみ）さん

そして、

猿藤太（さるのとうた）さん

です。

天照大御神 さんは有名ですね

皇祖神 であり 日本国民の総氏神 と言われ、伊勢神宮内宮 をはじめとして多くの神社で祀られている神様ですね

宇迦之御魂神 さんもご存知の方多いんじゃないでしょうか

穀物の神 と言われ、いわゆる 稲荷神 として知られていますね

有名な 伏見稲荷大社の主祭神 でもあります。

猿藤太 さんは、

「はじめまして」の方も多いですよね？

平安時代後期に源頼義、源義家父子の家臣として多くの戦功をあげた方です

武勇の士として讃えられていた方らしいのですが、1058年頃、この地（入り江に面した漁師町だったそうです）で命を落とされてしまったとのこと（懐中にありがたい経文を入れられていたそうです）。

見つけた地元の漁師さんたちにより手厚く葬られ、神社の境内に祠が建てられたらしいのですが──

──それから豊漁が続くようになったとのことで、近在の方々からの信仰を一身に集められたそうです

このことから、猿藤太 さんの「猿」と入江の「江」の字が取り結ばれ「猿江」という地名が付けられたとも伝えられています

当初は猿江稲荷神社でした

昭和21(1946)年に 伊勢大御神 を合祀し、社名を 猿江神社 に改称しましたが、近隣の方々からは今なお 猿江のお稲荷さん として親しまれているそうです

限定御朱印の種類が多いらしく、御朱印集めをされている方々にはよく知られている神社さんでもあるようですね。

ご利益は？

天照大御神 さんは

◎国土安泰
◎五穀豊穣
◎生命力アップ

宇迦之御魂神 さんは 稲荷神 ということで

◎商売繁盛

猿藤太 さんは多くの戦功を挙げた武勇の士ということで病気や悪霊などを祓う力があるとされているので、

◎病気平癒
◎悪霊退散

などのご利益があるとのことです。

猿江神社さんのご利益 としては

◎病気平癒
◎商売繁盛
◎心願成就

などが知られているようですね

地元の方やこの神社さんに愛着のある方は、その他のことでも祈願されるとよいと思います。

神様によって得意不得意もあるでしょうが、そこは神様ですから

大切なのは愛と信頼感です

※公式ホームページには諸祈願の一覧もありますね。

さあ参拝しましょう！

さあ、猿江神社さんに参拝しましょう

インターネットなどのアクセス情報では「住吉駅から徒歩2分」とされていることが多いのですが、

電車を降りて2分 とか、改札出て2分 ではないので注意してくださいね

住吉駅 地下深い です

半蔵門線だと上下線によって違いはありますが、ホームから改札まで1～2分、改札からB1出口まで2～3分といったところでしょうか

場所はわかりやすいのですが、大通りに面しているのは社殿の裏側で、

正面の鳥居は路地を入ってまわりこんだ裏側です

正面鳥居から参ります

大通り側入口でも見られましたが、猿江稲荷神社 さんだった頃の名残が歴史を感じさせてくれますね

さほど大きくはないですが、石造りの堂々たる鳥居です

くぐります

鳥居をくぐってすぐ左手には神猿と書いて まさる さん

癒しタイムをもう一度

おっと、癒しだけではありませんでした

まさる イコール 魔去る ということで、

開運や運気上昇、厄除けなどのご利益もあるとか

この笑顔ですからね

魔が去る といっても力づくで追い払うというよりは、

平和的にお帰りいただくという感じですかね

猿江地名発祥之地碑

猿江という地名の由来と伝えられている 猿藤太の「猿」と 入江の「江」の字の取り結びの縁起を後世に遺すため、平成18(2006)年12月に建立されたとのことです。

手水舎は石造りに竹。

味わい深いですね

ていねいに管理されているんでしょうね。

とてもキレイで清潔感があります

社殿に参ります！

まずは──

狛犬さんにご挨拶を

猿江神社さんの狛犬は、

THE 狛犬 といった感じのたたずまいですね

シーサーっぽいというか、鬼っぽいというか、

気は優しくて力持ち、強面だけど人情家というか（僕の勝手な印象です）

しっかり社殿を守っている感ありますね

関東大震災で焼失し、昭和6(1931)年に再建されたという猿江神社さんの社殿は、コンクリート造りの社殿としては 国内最古 のものと言われています

当時としては珍しい頑丈優美な造り── 宮内庁設計技官さんが設計 されたものだそうです。

第二次世界大戦の東京大空襲で周辺が灰と化してしまった時も奇跡的に難をのがれ、錦糸町の駅から焼け野原に立つ姿が望めたとか・・・ここでも歴史の重さを感じますね

二拝二拍手──

参拝に行けない方、間接的にはなりますが、手を合わせてみてはいかがでしょう

今回もご利益があるかどうかはわかりませんが

・・・

・・・

・・・

──一拝。

清々しいですね

境内社にも参りましょう

猿江神社さんには2つの境内社があります（3つかと思いましたが、2つのようです）。

それぞれに趣があるので、あわせて参拝したいですね

正面鳥居を入ってすぐ右手にあるのが──

藤森稲荷神社さん

社殿前には キツネさん

決して大きくはないのですが、存在感あります

頼りになる感じです

江戸時代初期には幕府の、明治時代には宮内庁の御用材蔵に祀られ、400年に渡り木材作業や建築工事に従事する人々の厚い信仰を享けてきたという神社さん。

平成13(2001)年に、区の有形文化財 である 石水盤(貞享三年1686)・石燈篭1対(弘化五年1858) とともに猿江神社さんの境内に遷座されたとのことです。