我々東京カンピロバスターズは、厚労省にモノ申すB食家集団である。
レバ刺し禁止令の話。
レバ刺しがキライなヒトは読まんでよい。
でもお役人さんは、食べられない人でも読みなはれ。
ゲーセンに入り浸ってた小学生の頃、
小腹がすいたら、肉屋の５円ポテト。
金持ってる時は、テイクアウト専門の焼き鳥屋で
タン塩一本買うのが楽しみだった。
もっと金持ってる時は、駄菓子屋でもんじゃ。
もっと金持ってる時は、それにチェリオ。
ホントに楽しい小学生時代だった。
ある日オマセな友達が、タン塩でなくレバーを食っていた。
レバーって言ったら、ボソボソして、血の味がして、大嫌いだった。
「お前らこの味わかんねーの？」なんて言っちゃって
スカシタ奴だな。と思ったもんだ。
（あの頃文句つけるとき、「スカシてんじゃねーよ！」って言わなかった？）
じーちゃん、とーちゃんの晩酌のお供が焼き鳥の日は
普段手伝いなんかしないのに、うすい茶色の紙から
ドバッと串に刺さったそれを皿に盛り、
テーブルに出すのを率先して行った。
じーちゃんが「一本食っていいよ」と言ってくれるからだ。
もちろんココでもタン塩食うのだけどね。
あれから30年。
あんなにマズイと思ってたモノが
こんなにウマイと思うようになるとは。
思えばあの頃、マルエツ裏のズーチャンち（先に出た焼き鳥屋）で
「おばちゃん！レバー半殺しね！」っと注文していたら
オレは今以上に酒飲みになっていただろう。
時に心地良い歯ごたえを感じさせ
時に甘みさえも醸しだす。
焼いて良し。
生で良し。
表面を軽くあぶったらなお良し。
獣や鳥の肉、魚肉を、生で食すことは、人類の歴史と共に始まった。
縄文時代、鹿、ウサギ、猪などの動物の臓器を食べることで
有機酸塩やミネラル、ビタミンなどを摂取していたと言われている。
日本書紀の雄略2年（5世紀）には、生肉が宍膾（イノシシやシカの生肉を
細かく切ったもの、またそれらを酢などで調味したもの）にして食べられた旨が
書かれている。
牛豚の臓物の串焼き（焼き鳥・やきとん）は大正時代から存在する。
人は様々な文化を作り上げてきた。
より良い生活を行う為の術として。
中でも食文化は、最も重要である。
そう、生きるため。
仏教が広まる前、先人達は生肉を食す文化を作った。
そして言った。
「生肉を食べるのは神事である」と。
レバ刺しが、生の正肉よりリスクがあるのは、これ を見なくても安易に想像できる。
我々だってわかっちゃいるのだ。
ただひとつ言いたいのは、レバ刺しは他の料理と異なり、食べる意志表示をしない限り
口に入れることはないという点。
そう、最近よく耳にする 【自己責任】
どんなに鮮度の良い生ガキだって、食った本人の体調が悪ければ
お腹が痛くなるだろう。
加熱肉なら安心と、ハンバーグを注文しても、材料のミンチ肉が傷んでいていたら
腹痛を起こすだろう。
歩道を歩いていても、ガードレールを乗り越えてくる車に
命を取られることだってある。
人間が生きてゆくには、何らかのリスクが伴うのである。
生類憐みの令以前、犬を食していた様に
本件で、生肉を食す文化が廃れてしまうのかと思うと
誠にさみしい限りである。
厚労省のお役人さんをはじめ、審議会でご意見なさってる有識者の皆さま。
お腹痛くなっても文句言いません。
病院に行くような事態になっても、保険証使いません。
正露丸で治してみせます。
僕ら庶民から、どーか、どーーーか、
レバ刺しを奪わんで下さい。
某焼肉店。アレは伝説となってしまうのか！（涙）
まだ１位キープかな？ランキング、引き続きお願いしますね！
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組織名 東京ホルモンズ
連絡先 非公開（女子には公開中※交換制）
所在地 東京下町
定休日 前日の酒量次第
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