我々東京ホルモンズは、大事なものは
股間にしまうB食家集団である。
TOKYO CITY NIGHT 第三章の話
厳寒の夜、刃先の鋭さにも似た冷たい空気が、
街の雑踏にまみれ頬をかすめた。
決して重みは感じない。どちらかと言えば軽い。
その軽さが素早さにも思え、理解しがたい速度で
我々の心身を瞬時に冷やす。
地も水も凍みとおるとは、まさにこの事だろう。
大切なモノは、人それぞれである様に
大切なヒトも、それぞれである。
ただ仲間のそれは、共に理解し合い、
共に大切にして行きたいと
考えるようになったのは、いつの頃からだろう。
ヒトは歳を重ね、経験を積む度、思想に変化が現れる。
これを【ブレ】だと言わずに、
成長だと評価してくれる仲間と、共に歩んでいきたい。
福寿草の様に、地上では不格好でも、
大地に堂々と根を張るような、オトコになりたいと考えている。
だが、彼は違った。
組織の言いつけを守らず、
己の欲求のまま、タクシーに向け
三塁コーチャー以上、腕をブンまわした。
予感はしていた。
冴ゆる夜は、例外なく何かが起きていた。
極東日乃本。ここは花の都大東京。
ヒトの数だけ出会いがあり、別れがあり涙がある。
我々が街を闊歩する数だけ、笑いがあり、呼込みがあり、記憶は飛ぶ。
思えば幼い頃、北窓を開くことで、春の訪れを感じた事もあった。
その後成長し、後ろには目もくれず、前ではなく上ばかり見て
突き進んできた。
ハズなのに・・・
手を拭うばずのおしぼりを、防具として使うほど
彼は何におびえているのか。
酒を冷やす為のアイスを、股間の火照りを抑える為に使うほど
彼は経験しすぎてしまったのか。
ウコンの力を、翌日の平安の為に使用せず、
自身のファスナー内に仕舞い込み、サイズUPのツールにするほど
彼は自信を無くしてしまったのか。
寒中には珍しく、麗らかな一日を予感させる朝日が顔を出した頃
彼は無事、四度目の産声を上げた。(閉店後の店内で。※実話)
TOKYO CITY NIGHT 第一章
TOKYO CITY NIGHT 第二章
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店名…浅草すし賢本店(あさくさすしけん)
TEL03-5246-6547
住所…東京都台東区浅草2-11-4
営業時間…[月~土]11:00~14:0017:00~翌5:00
[日・祝]11:00~14:0017:00~22:00
※最近日曜日はやってないような気がする。
ランチ営業、夜10時以降入店可、夜12時以降入店可、日曜営業
定休日…無休
カード…可(VISA、MASTER、JCB、Diners)
個室…有
席数…32席
貸切…可
禁煙・喫煙…全面喫煙可
食べログ… http://r.tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13010528/dtlrvwlst/1293619/
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