鍋シリーズ5軒、牡蠣シリーズ2軒。
そして、そろそろ、真打、寿司屋の出番だ。
この時期、彼女を連れていくなら、彼女の味覚
に必ず印象に残る「入船寿司」をおいて他には
ないだろう。
さて、恒例のお誘いの口上。
冬の味覚シリーズ、どうだった?
旨いものをたくさん食べたね。
そろそろ、冬の味覚シリーズの〆にしよう。
場所は、奥沢駅から歩いてすぐの、普通の商
店街に溶け込んでいる寿司屋なんだ。
どうして、ここかって。
それはね、ここが、「マグロ直球勝負」の鮨屋
だからさ。
最近、年始の築地のマグロの初セリが話題にな
るでしょ。確か、去年は、築地喜代村が香港の
業者と張り合って、大間のマグロ1匹に1億5千
万円位の値段が付いたよね(しかし、余談です
が、大間の漁師はウハウハだよね、この1匹で、
何年分の年収稼いだのだろう)。まあ、知名度
を上げるためとは言え、現実的でない値段。
今年は、香港の業者がはじめから降りたので、
そんなに高くなかった、と記憶してますが。
でね、年始のマグロの初セリがそんな馬鹿げた
事態になる前は、この「入船寿司」が大抵、
初セリで一番いいマグロを競落していたんだ。
もう、マグロ命という主人の入れ込み、それは、
まさに「マグロの鉄人」と言っていいんじゃな
いかな。そこに、マグロ三昧のコースがあって、
マグロを食べ尽くすんだ。しかも、冬の今が、
一番マグロの脂が乗っている、旨い時期だよ。
このお誘いの口上で、彼女がよろめかなかった
ら、君の品格に問題があるとしか言えまい。
さて、奥沢の駅前は、小さいロータリーで、
いまどきのカフェがないので、なるべく、
on timeで、そのロータリーで待ち合わせよう。
そこから、あるいて、2分位。
寿司屋は、必ず、カウンターに座ろう。
ご主人の陣取る入口に近い席に常連が陣取り、
一見さんは、息子さんの陣取る奥のカウンター
に案内される。
メニューは、もう、これで決まり「店主のお
まかせ」。
えっ、初めての寿司屋でおまかせ、、、
と引いた君、大丈夫、このおまかせは、1万円
でマグロ三昧が体験できる、非常に稀有な値段
設定なんだ。まあ、同じネタを銀座で食べたら、
倍以上は絶対取られるよ。
さて、メニューはだいたいこんな流れで出てき
ます。
大トロ
中トロ
赤身
そして、ヅケ。
いやあ、この時点で、もうほとんどノックアウト
寸前、って感じ。
そして、一度、鮪をはなれ、カレイ、こはだ、
鯵など、その日の旬なネタ。そして、再び、鮪。
皮ギシの軍艦(皮についてる赤身をギシギシしご
いて取った肉を軍艦巻)
大トロニンニク醤油
トロタク(トロとたくあんの手巻き)
で、煮蛤、タマゴとかが出て、
そして、感動のフィナーレは、
鮪の大トロ炙り
これで、彼女の味覚中枢は、完全にノックアウトさ。
さて、次は、完全に味覚中枢が彼女を素敵な2軒目
に誘おう。

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