大人の東京デート読本 File 05 「イタリアン3本勝負 その1」 | wonder_harleyのブログ

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さて、カウンターデートはどうだったかな?

なんとなく、いい感じ。
彼女も、まんざらでもなさそう。
或は、彼氏がいるのに、ご飯の誘い(グルメデート)は、
受けてくれる。そんな、カウンターデートを数回重ねたら、
そろそろ、次のフェーズへステップアップしよう。

じゃ、そろそろ、本当の俺を知ってもらおう、俺の行きつ
けの居酒屋に行こう、というのは、まだ早い。そのレベル
になる前に、まだまだ、君は、彼女の信頼を得る努力を続
けなければならない。だから、現時点では、居酒屋は、や
めておいたほうがいい。

女子は、少なくとも、まだ、二人の間が、こなれていない
期間は、「連れていかれるレストラン=自分の価値」、だ
と考えている。つまり、相手の男子が、どの程度のレスト
ランを選ぶか、もっと言えば、いくらお金を使うか、を一
つの、自分のバリューに対するバロメータにしていること
は間違いない。特に、きれいな女子は、絶対。

ただ、「二人の仲が、こなれていない」のに、勝負フレン
チ、勝負イタリアンで、シャンパン、ワインと料理で4万円、
なんてコースは、それはそれで、彼女の、負担になる。

なので、ここは、おしゃれなで美味しいイタリアン(まあ、
イタリアンの嫌いな女子はいないだろう)あたりに、彼女
を連れていくのが正解。この時期に、単なる「お友達」か
ら、「気の置けない、好きかもしれない男子」の仲間入り
をしよう。

さて、そのために、今回は、ちょっとおしゃれな青山の
イタリアンを紹介しよう。なにしろ、イタリア以外で、
イタリアンが一番うまいのは、東京だから。これ、日本
在住のイタリア人が言ってました。

そして、まだ、若葉マークの二人には、Ristoranteよりは、
断然、Trattoria だ。リストランテは、コース料理が主体
の正統派イタリアンレストラン。それに対して、トラット
リアは、もっとカジュアル。街のイタリア食堂といったノリ
で、仲間同士がわいわいがやがややっている、気軽に普段使
いできる店のこと。



■イル・パッチョコーネ IL PACIOCCONE

待ち合わせは、表参道。

やはり、場所のイメージは大切。まあ、若葉マークの時
には、「うまいイタリアンがあるんだ。じゃ、御徒町で
待ち合わせね」と言われても、女の子は対処しにくい。
でも、「南青山に、うまいイタリアンがあるんだ。じゃ、
待ち合わせは表参道でね」という響きなら、彼女の耳に
心地よく、期待感が膨らむでしょう。

もちろん、御徒町にもいい店はある。
僕のとっておきのね。若葉マークが取れ、一通り、イタ
リアン、フレンチあたりを経験して、彼女を連れていく
と、絶大なる効果を発揮するお店なんだ。

まあ、それはそれで、またの機会にお伝えしよう。

さて、予約の時間より、かなり余裕をもって待ち合わせ
よう。というのは、「麻布テーラ」に彼女と二人で、寄り
道したいから。「麻布テーラ」は、都内にいくつか店舗を
構える紳士服のお店。Yシャツやスーツのオーダーメイド
で有名だ。お値段もリーズナブル。

表参道の交差点から、青山通りを渋谷方面へ行き、ロー
ソンの次の次の小路を北青山方向に右折。しばらく歩く
と右手にある。店舗は小さい。

わざわざ、この店に寄るのは、彼女と君が、まるで恋人
同士の様な感覚になれるちょっとしたきっかけを演出す
るためだ。そう、彼女にYシャツ、ネクタイを選んで貰う
のだ。もちろん、その場で買う必要はない。ただ、君か
ら「どれが似合うかな?」、「これ似合うかな?」と聞
かれたら、彼女は、反射的に、君を異性として見て、君
に似合うのは、、、、と頭を働かせるだろう。そして、
その異性とこれから、イタリアンを食べに行く、そう、
まるで、異性=恋人というように、彼女の脳が情報を判断
するように仕向けるのさ。

さて、恋人気分に浸ったら、お店へ向かおう。

場所がちょっとわかりにくい。
麻布テーラから歩いて、10分程。骨董通りを暫く歩き、
ハンティングワールドのお店の角を右に曲がる。そして、
首都高を目指そう。何度か、道路を横切るから、信号
のタイミングをみて、彼女の手をとって(手を繋いで)、
渡っちゃおう。


IL PACIOCCONEは、飾らない、陽気なイタリアン。いわ
ゆる、トラットリア普段使いのイタリアン。そう、
みんなでワイワイ、イタリアのマンマの料理をたらふく
食べる。ボリュームたっぷりで、リーズナブル。マル
ゲリータが食べきれなければ、テイクアウトもできる、
そんな、気さくなお店だ。

さて、お店の中心は、適度な賑わいがある、2階。
若いカップル、近所の家族ずれ、女子会と、幅広い客層。
スタッフも明るく、サービス精神に溢れている。この喧噪
が、二人をリラックスさせてくれるのだ。

さあ、今日はうまいイタリアンを食べよう、そいういう
気持ちにさせてくれる雰囲気がある。

ここは、おそらく何を食べてもうまい。
生ハムとパルメジャーノは外せない。あと、ルッコラ
のサラダ。ワインは、気取らず、デカンタ(ハウスワ
イン)をガブガブ飲もう。そして、ピッツア。やはり、
王道のマルゲリータかな。パスタもとれば、かなりの
ボリューム。あとは、おなかに相談して、メインを肉、
魚で1品づつとるか、どちらかにするか。まあ、食べき
れなかったビッツアは、上述の通り、テイクアウトも
できるけどね。

ドルチェは、やっぱり、ティラミスは外せない。前回
(File 04)で伝えた通り、デザートは、彼女の好きな
ものを2つ以上選ばせよう。そう、その心は、同じ
デザートを2人で分け合う、という行為、そして、
そろそろ、「あーん、パク」を引き出そうね。

エスプレッソで締めるのもいいけれけれど、食後酒
(ディジェスティフ)という手もある。おなか一杯な胃
に胃酸分泌を促す、ちょっと、強いお酒だ。イタリアン
なら、グラッパと言う。いくつか種類があるので、スタッフ
に気軽に尋ねるといい。そして、これを、ショットグラス
で、一気に流し込めば、食道と胃が熱くなって、なるほど、
消化が促進される(気がする)。

こんな大人の嗜みを、彼女に教えてあげよう。



■2件目は屋根裏部屋のカフェ レ・ジュ・グルニエ

さて、おなか一杯。
グラッパも飲んだし、ほろ酔い気分で、いい気持ち。
だけど、これで、バイバイするのは、少し寂しい。

こんな時、酔い覚ましに、ちょっと苦めなコーヒーを。

骨董通りを青山通りに戻り、表参道方面へ。そして、
一本目の小路を入った白い建物の2F。店名は、フラン
ス語で、意味は、屋根裏部屋。本当に、パリにありそ
うなアパルトマンをカフェにした雰囲気を醸し出す。

ここは、照明が暗め、ブラウンのアンティーク調の
落ち着きのある木のテーブルと椅子。ちょっと、苦
めのコーヒーを出す。割と古く、オープンは、1979年
くらい。筆者が大学生の時、青学の女の子を誘って、
よく行ったものだ。当時から、佇まいは変わらないのが
すごい。これは、スタバやタリーズには、絶対出せない、
味わいのあるカフェだ。こんなところを知っている君に、
彼女は、ますます、関心を持ってくれるに違いない。

そして、最後に、忘れずに、次回のデートの約束を交わ
そう。

次回は、「イタリアン3本勝負 その2」のお店を紹介
するので、お楽しみに。



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