佐原つり堀センター キハ1001(元キハ10 11) その2(隣のワフ29500も) | 東京のアライグマのブログ

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今まで撮影した写真を紹介しつつコメントを入れています

国鉄の液体式ディーゼル動車の量産車として、1953年から製造されたキハ10系保存車には鉄道博物館のキハ11 25などがありますが、今回は佐原つり堀センターで保存されていたキハ1001(元キハ10 11)について「キハ10保存会」が設立したとTwitterで発表されましたのでそれを記念して以前撮影した様子をこちらの続きで紹介します。

 

入口からキハ1001を角度を変えて撮影。

キハ1001は1955年12月26日に帝國車輛工業でキハ48110として製造され、1957年4月の称号改正でキハ10 11と改番され長らく新潟に配置されていたものの1978年3月31日付で木更津に転属、さらに鹿島臨港線が1978年7月25日から旅客営業を開始するのに伴い1978年5月15日付でキハ10 36とともに鹿島臨海鉄道に譲渡されキハ1001に改番と、1984年1月に廃車になるまで3回も改番されたという経歴の持ち主でした。

ちなみにキハ10 11→キハ1001はヘッドライトが原形の白熱灯1灯に対しキハ10 36→キハ1001はヘッドライトがシールドビーム2灯に改造済みと外観に違いがありました。

 

入口が開いており、営業中と思われたので中に入って角度を変えて撮影。

入り口側から5か所目に設置された窓のところに夕日が反射して輝くような感じに…。

釣り堀の水面にもキハ1001と隣に連結されたワフ29500が映っています。

手前には釣り堀らしく魚を捕るための網等もおいてありました。

 

側面サボ受け真下に記載された鹿島臨海鉄道のロゴ「KRT」もアップで撮影。

現役当時の字体とは若干異なっている他、窓下に入れられたラインも現役の時は白帯に対し撮影時は青帯のほか、「KRT」ロゴの下に記載されていた車番も未記入でした。

後年撮影された写真では窓下のラインは白帯になっていましたが鹿島臨海鉄道のロゴ「KRT」の字体は現役当時の字体よりますます異なって描かれていた他、車番も未記入のままでした。

9月の初めでしたが向日葵がかなり咲いており、赤系塗装のキハ1001に黄色い向日葵の花はいいアクセントになりました

 

ワフ29500との連結面側も角度を変えて撮影。

なぜか扉が半開きになっていますが、車内が改装されていたのはわかりました。

入口の扉が開いていた他、つり堀の前には魚を捕る網もあり、キハ1001の車内撮影及びワフ29500の入浴施設も利用したかったのでセンターの建物に声をかけてみましたが、敷地内にはなぜか人の気配がありませんでした?

 

店の敷地外から入浴施設に改造されたワフ29500も撮影。

キハ1001貫通幌が垂れ下がっていますが、どうもワフ29500はキハ1001からも出入りできたようです?

ワフ29500の屋根には太陽光発電設備も設置されていた他、塗装もキハ1001に合わせたのか赤系で塗られていました。

貨車改造の入浴施設は珍しいのでぜひ利用したかった他、キハ1001の車内の様子も撮影したかったで残念でした…。

(飲食施設もあったのでキハ1001の車内見学にワフ29500の入浴施設利用後は湯上りにビールも飲みたかったですし…)
 

この日はこちらで紹介したサシ489 9を利用後、訪問夕方になっており暗くなりかけていたので、もう少し早く訪れればワフ29500の入浴施設も利用し、キハ1001の車内も見れたかと思うと少し残念でした。

再訪しようと思っていますが、現在の所まだできていません…。

 

最初に記載の通り、このキハ1001も「キハ10保存会」が設立され今後どのようになるのか楽しみですが、同じ敷地内に保存されているワフ29500とワム80000の今後は気になる所です。