230・330セドグロの並び その2 | 東京のアライグマのブログ

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今まで撮影した写真を紹介しつつコメントを入れています

前回、2018年10月21日にところざわ自動車学校の教習コースで開催されたクラシックカー・フェスティバル in ところざわにて撮影した大都会Part3の城西署を彷彿とさせる230セドグロと330セドリックの並びの続きです。

ちなみに、前回の記事でこの3台の並びの紹介で大都会PartⅢ 最終回(第49話)「黒岩軍団抹殺指令」の1シーンを記載したところ、機動メカ分署のクロード・水沢さんからそのシーンでトラ(星正人さん)が使用したバイク(CB750FOUR)の事等をまとめたページを作っていただいたのでリブロクさせていただきます。(クロード・水沢さん、了承済み)

今回は「黒岩軍団抹殺指令」を回想しながら紹介していきます。

向かって右側から後期331セドリックGL-Eに230セドリックバン、後期230グロリアスタンダード仕様。

「黒岩軍団抹殺指令」の中盤、城西署のデカ長、黒岩(渡哲也さん)宛てにかかってきた脅迫電話で黒岩軍団の抹殺を告げられ、課長(高城淳一さん)の反対を押し切り自ら標的となるべく捜査に出る黒岩の護衛として扮装したトラがCB750FOUR(バイク)で坊さん(小野武彦さん)と丸さん(高品格さん)は黄色い230セドリックバンに乗車し、黒岩は331セドリックGL-Eの黒パトで捜査に出発。

 

真正面から撮影。

331セドリックGL-Eに乗って自ら標的となるべく捜査に向かう黒岩をCB750FOURに乗るトラと黄色い230セドリックバンに乗る坊主と丸さんでガードする時までに既にサル(峰竜太さん)、ジロー(寺尾聰さん)、弁慶(苅谷俊介さん)が襲撃で負傷。

なお、ジローと弁慶が襲撃されるシーンは黒パトを運転中に狙撃ですが331セドリックGL-Eから230セドリックスタンダードにすり替わって横転でした。

ちなみに真っ先にダブルライフルで狙撃された坊さんは狙撃直前に吸っていたタバコを灰皿に捨てる行動のおかげで無傷でした。

(その代わり真後ろにいた男女が巻き添えで死亡…街中いたるところに灰皿があってどこでもタバコを吸っているのも時代を感じますね。)

 

後期230グロリア側から撮影。

捜査の結果、事件の黒幕は第1話「帰ってきた黒岩軍団」に登場した暴力団東友会幹部 三好敬三の息子、小松原健作であることが判明。(親と息子で名字が違うのはヤクザの息子では肩身が狭いという理由から女房の名字を名乗らせていた。)

 

角度を変えて、光線が変わったところで再度撮影。

三好について、最終回で黒岩の回想で三好を撃つシーンがありましたが1話のシーンとは別で1話で渋谷病院に逃げ込んだ東友会会長 金井と幹部の三好の会話の中で、三好が「城西署の黒岩の野郎とは勝負つけてえと思っていた」と言うシーンがあったことから

①1話の前に三好は黒岩に銃弾を撃ち込まれた上で逮捕。(最終回の回想シーン)

②出所後もそのことを根に持っていたところ、会長 金井がホテルに連れ込んだ女を殺害し逮捕されそうになり、国外逃亡の手筈及び黒岩に仕返しのため配下にバズーカ砲で暴れされる。
③三好が東友会会長 金井を黒岩の名において無事に国外に逃亡させる旨を記載した念書をもって城西署に乗り込んだ時に配下がドジこいて計画失敗と同時にまた黒岩に銃弾を撃ち込まれて逮捕。(ドジは大都会Part2時代から使用されていた後期MS50クラウン白パトの警官に職務質問されそうになり、バズーカ砲で白パトを爆破してばれる。)
④その後、刑務所内で三好は刑死し、東友会も解散。(1話のバズーカ砲で無差別爆破を考えると当然でしょうけど…)

その後三好の女房も自殺し最終回でそのことを知った息子、小松原が逆恨みで復讐。
という流れですね。

最初の話と最終回がうまくリンクしていますね。

 

黒パト仕様の後期331セドリックGL-Eと後期230グロリアスタンダード仕様がライトとパトランプを点灯時の様子です。

331セドリックGL-Eの黒パト、CB750FOUR、黄色い230セドリックバンの車列で捜査から戻る途中、犯人側から襲撃。

襲撃シーンでも黒パトは331セドリックGL-Eから230セドリックスタンダードにすり替わり、フロントガラスを狙撃で破損。

トラがCB750FOURで突っ込むが狙撃で足を負傷、さらに手榴弾を投げつけた所で丸さんが足を負傷したトラをかばった所で手榴弾が爆発、さらに黄色い230セドリックバンが誘爆し丸さんが重傷を負ってしまいます。

この襲撃で警察無線を傍受して黒岩軍団の行動が犯人側に筒抜けということがわかり、黒岩が怒りで犯人側の無線受信機を破壊しました。

 

おまけで、最後に黒岩と小松原が対決した神宮球場です。(2016年6月17日撮影)

中盤の襲撃で犯人側が警察無線を傍受しているのを知った黒岩はこれを利用し、部下を離して1人で小松原達と決着をつけに。

部下をこれ以上傷つけたくなかった黒岩は駆け付けたジロー達にも「来るな!!」と言ってました。

最後はバックネット裏の2階席でライフルを発砲してした小松原を確保しました。

最後のシーン、小松原を含め犯人側は4人いましたが少なくとも小松原と共犯1人はダブルライフルではなくボルトアクションライフル使用でした。(共犯が使用していたボルトアクションライフルを黒岩が奪って反撃。)

ちなみに現行の神宮球場は写真の通り1926年(大正15年)に完成と老朽化のため、併設の秩父宮ラグビー場等も含めて解体し移設するそうです。

黒岩軍団が最後に捜査した明治神宮外苑もまもなく景色が一変することになります。