和装のヘアセットをご要望のお客様から「和髪にセットするなら髪は洗いたてでも大丈夫ですか?」とお問い合わせがありました。
答えはOK、洗い立てでも大丈夫です
自分自信でポニーテールやおだんごにする時でもそうですが、洗いざらし直後よりも多少汚れていた方がまとまりが良くなりますよね?
更に汚れると頭皮の皮脂が毛先へむけて浸透していき、もっとまとまりやすくなります。
日本にシャワーが普及して、今の様に毎日シャンプーする習慣が無かった時代、昔の女性は美容院でアップにする際はわざと汚して和髪を作りやすくしていたそうです。
10年前位に担当したご年配の女性のお客様が「今日の為に洗髪を5日我慢してきたわ!」と労をねぎらってぇと言わんばかりに仰られて内心驚いてしまいましたが、その頃の慣習を知ってらっしゃる方だったのです。
「今はわざわざシャンプーを我慢しなくても、髪を汚したのと同じ状態にできるワックスというスタイリング剤があったり、下準備としてホットカーラーで巻髪にしてからアップスタイルを作るのが主流ですから、洗いざらしでも問題無いんですよ 次回は我慢せずに洗っていらしてくださいね」とご案内しました。
もっと昔、ちょんまげを結っていた時代は日本髪も結髪屋(けっぱつや)へ代金を払い結ってもらっていたので、シャンプーは1か月に1回ほどだったそうです
聞いただけでもかゆくなっちゃいますね・・・
余談ですが、かんざしは髪型を崩さずにかゆくなった頭皮をかく為のものでもあったそうです。
掻いたらもっとかゆくなりそうですけどね・・・
日本髪は鬢付け油(びんづけあぶら)というお相撲さんが今も使っている油をつけて結っていました。
髪の毛1本1本を散らさずカッチリした現代のスタイルでも、その鬢付け油もワックスもジェルも同様にベタっとしているので使えます。
しかし、ほとんどのアップスタイルではホットカーラーで巻髪にした状態から始めます。
髪が汚れていたり、ワックスやスプレー、特にオイルなどの整髪剤がついていると熱が浸透しにくくカールがつかず、毛を散らしてふわふわしんた印象のカールアップスタイルの場合には仕上がりにとても影響しますので、しっかり洗っておきましょう
アップスタイルに必要な髪の長さと下準備についてこちらにも書いています↓
http://ameblo.jp/tokyo-beaute/entry-11935093989.html
自分で髪をアップにする時まとめやすい便利なアイテムはこちら↓
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和装の和髪、かつら、洋髪のちがいについてはこちら↓
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