Gone tonight | Happy12のブログ

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本レビュー

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Gone Tonight 

Sarah Pekkanen


あらすじ 

Catherineは母親Ruthの事を知っていると思っている。Ruthは物静かで勤勉で、娘の為に生きている。 彼女の人生において世界には2人しかいなかった。しかし今、Catherineは翼を広げ、家を出て新しいキャリアを始める準備ができている。そしてRuthはそれを防ぐ為なら何でもする。


Ruthは娘Catherineの事を知っていると思っている。Catherineは決して反抗することなく、母親の過去や生い立ちに疑問を持つこともなかった。しかし、娘をそばに置いておこうとするRuthの必死の探索が、慎重に構築されたRuthの世界に亀裂をもたらし始めると、母娘ともに欺瞞の踊りを始める。



グッときたポイント 

終わりはまあ予想できる展開です。

犯人を予想ではなく過去から逃げ切れるか、母親の目的は何かにハラハラします。

現在にたどり着くまでの涙ぐましい過程が未来が穏やかであるといいなと感情移入しました。

所々で、生まれながらの素質に関し、将来への疑問の種が蒔かれていて終わりは読者の想像に任される感じです。

物事は白黒付けきれることばかりではなく、どちらのサイドから見るかによって異なると作中で示唆されている事もあり、Jamesの本当の目的、どうありたかったかは余白を残していると思いました。



こんな人におすすめ 

ミステリー好き