橘町とは、山口県屋代島(周防大島)にかつてあった町(現:周防大島町)で、画像のカセットテープは、1988年に「橘町総合センター落成記念」として制作されたもののようです。
両面とも作詞は山口県東和町(現:周防大島町)出身の作詞家・星野哲郎氏によるもの。
A面の『夢は若人』は、若山彰氏と浜野美砂氏が歌唱を担当。
「橘町町民歌」と副題があり、メジャーコード主体のマーチのリズムに乗り、橘町を讃える内容となっています。
「みかんの花は愛の花」
「働く人の汗で咲く」
「時代の波に汚されず」
「微笑みかえす嵩の嶺」
「町歌」らしい健全かつ清々しい作品で、恐らく町のイベントなんかでも使用されていたのではないでしょうか。
B面は、「町の盆踊り」で使われていただろう事請け合いの、『橘音頭』という作品。
こちらはA面に引き続き、浜野美砂氏とムードコーラス界の重鎮、ロス・プリモスが歌唱を担当しています。
「嵩のお山に登ってごらん」
「安芸(広島)も伊予路(愛媛)も町の内」
なかなか壮大に歌っています。
「赤い夕陽の橘町は」
「瀬戸のマニラかアカプルコ」
「人の情けを大切に」
「海と山とがわしらを守る」
星野氏の作品はユニークなものも数多くありますが、この『橘音頭』もそういったユニークな部分と橘町を讃える部分、両面を綺麗にまとめ上げています。
現在橘町は3つの町と合併し周防大島町となり、消滅してしまったので、この町歌も披露される事もなくなってしまったのでしょうね・・・?。( ;∀;)
【カセットデータ】
レコード会社:クラウンレコード
カセット番号:TP-75
発売日:1988年10月30日
A面 『夢は若人』 作詞:星野哲郎 作曲:鈴木淳 編曲:南郷達也 唄:若山彰、浜野美砂
B面 『橘音頭』 作詞:星野哲郎 作曲:尼崎勝司 編曲:南郷達也唄:ロス・プリモス、浜野美砂
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