先日の三重県での森本氏の歌謡ショーの余韻も冷めやらぬまま、今回ご紹介するのは、90年代に入って初めてリリースされた森本氏のシングル『パッション』です。(発売は1992年5月1日)
ウィキペディアによると『パッション』が90年代に入って初めてリリースされたシングルのようです。
さて、この『パッション』ですが先に書きました三重のショーに行った際に、ファンの方からこの曲が良いという話を伺い、是非聴いてみたいと思いネット通販で購入しました。(てっきり中古かと思ったのですが、商品が届いたら新品だったので少し驚きましたが)
A面『パッション』、タイトルからだけだと、『星降る街角』っぽいリズミカルな曲かと予想していたのですが、実際聴いてみると咽び泣くサックスが絡み合う大変ムーディーな楽曲に仕上がっています。
メロディも、マイナーコード進行で三連譜を多用しています。
良い意味で「ムード歌謡」の典型的な作品です。
森本氏の歌唱も曲のテーマに沿って、全体的にやはり「情熱」を帯びたような歌唱になっており、素晴らしい作品に仕上げています。
B面『信じておくれ』、こちらは森本氏ご自身による作曲作品です。
作曲者のクレジットには「森本英世」名義で記載されており、近年ではご本名の泉谷廣名義を使われることが多いのですが、この曲では芸名を使用されています。
「〽強がりいうのは照れかくし こんな俺でも ついてくるかい〽」
上の歌詞を見ても分かるように、森本氏が歌うから様になる楽曲のような気がします。
以上のような楽曲もショーなんかでたまに歌われても盛り上がるのでは?と思ったりします。(*^.^*)