中川博之氏楽曲紹介63 平和勝次とダークホース「大阪の夜は更けて」「港おんなのみれん唄」 | ディープな歌謡曲の世界~スコティッシュ75のブログ~

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歌謡曲(主にムード歌謡中心)の紹介を中心に記事にしてます。

 

 

 


 『宗右衛門町ブルース』でおなじみ、平和勝次とダークホースの2枚目にして最後のアルバムです。

 当初は5人編成のグループでしたが、アルバムの表題曲にもなっている『逢えない涙が雨になる』という3rdシングルより3人編成になりました。

 中川氏はこのアルバムのために2曲彼らにオリジナル曲を提供されていました。


 まずA面2曲目に配された『大阪の夜は更けて』

 どちらかと言えばムード歌謡というより、演歌(ともすればド演歌)的な楽曲を歌っているイメージが強い彼らですが、この『大阪の夜は~』は大変ムーディな楽曲になっており、中川氏お得意のマイナー調の都会的ムード歌謡となっています。

 平和勝次氏のボーカルもしっとりとした歌唱になっており、ムード歌謡曲らしい良い塩梅の心地よさです。


 B面1曲目『港おんなのみれん唄』

 こちらは『宗右衛門町~』路線のモロに演歌の楽曲です。

 ダークホースが演歌な曲を歌うということに関してはさして驚かないのですが、中川氏がこの曲のような作品も手掛けられていたということに関しては少し意外でした。

 多分作曲家クレジットが無かったら絶対に中川氏の作品だと思うことは無かったでしょう。

 
 余談ですが、リーダー平和勝次氏は長い間ずっと関西出身の方だと思っていたのですが、実は広島県(竹原市)のご出身だということを2,3年前に知りました。

 同じ広島県生まれの自分にとっては、フルセイルズの南有二氏に続く二人目の広島出身のムードコーラスのリーダーということで妙に親近感が沸いてきます。(^^)

 

 

 

 

 

 

 


【レコードデータ】
レコード会社:クラウンレコード
レコード番号:GW-6126
発売日:1973年9月?日
A面
1.『逢えない涙が雨になる』 作詞:丹古晴己 作曲:彩木雅夫 編曲:池田孝春
2.『大阪の夜は更けて』 作詞:早船絢 作曲:中川博之 編曲:小杉仁三
3.『京都から博多まで』 作詞:阿久悠 作曲:猪俣公章 編曲:小杉仁三
4.『長崎は今日も雨だった』 作詞:永田貴子 作曲:彩木雅夫 編曲:小杉仁三
5.『大阪の夜』 作詞:星野哲郎 作曲:猪俣公章 小杉仁三
6.『盛り場ブルース』 作詞:藤三郎 作曲:城美好 補作曲:村上千秋 編曲:小杉仁三
7.『宗右衛門町ブルース』 作詞:平和勝次 作曲:山路進一 編曲:藤尾正重

B面
1.『港おんなのみれん唄』 作詞:西沢爽 作曲:中川博之 編曲:小杉仁三
2.『思案橋ブルース』 作詞曲:川原弘 編曲:小杉仁三
3.『好きなのよ』 作詞:丹古晴己 作曲:彩木雅夫 編曲:池田孝春
4.『波止場町』 作詞:阿久悠 作曲:猪俣公章 編曲:小杉仁三
5.『酒場の女』 作詞:高橋譲治 作曲:新井靖夫 編曲:馬飼野俊一
6.『女泣かせの夜の町』 作詞曲:平和勝次 編曲:小杉仁三

 

 

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