いとこから電話がありました。

「健太郎を1日とくし丸に乗せてやってほしい」と。


いとこは、茨城県でイチゴ農家をしています。

健太郎は現在、中学2年生の長男

ゆくゆくは家業を継いで

イチゴ農家をしたいと

思っているそうです。


その健太郎がとくし丸に乗りたいと

言ってくれている。

とてもうれしいことですが、

それは親であるいとこが希望していることなのか

健太郎自身が願っていることなのかを確認しました。


健太郎は

私の著書『ねても さめても とくし丸』を

読んでくれたり

出演したテレビを何度も見てくれたりして

とても興味を持ってくれたということでした。


家業を継ぐにしても

いろんな経験をしてほしいという

親の願いもあったようです。


そんな思いを聞いて断る理由がありませんウインク


いとこの実家は伊根にあります。

前回書いた村山ファミリーや

愛媛から来てくれたこんちゃんも立ち寄った

あの舟屋のあるおうちが実家です。


健太郎は小学校5年生の頃から

1人でおじいちゃんおばあちゃんのいる伊根に

毎年来ています。

1人で来る健太郎も凄いし、

それをさせるいとこ夫婦も偉いなぁ✨️と思います。


健太郎が同乗する日を

いつにしようかと相談すると

やはり実家のあるところを回るコースが

良いとの事でしたが

その日が近くなるにつれ

その日の予報が悪かったので

雨の中体験するより天気の方がいいんじゃないかとその週で唯一☀️マークだった

3月27日の水曜日に乗車してもらうことにしました。


積み込みから最後まで見たいと言う健太郎

でも

長丁場になるから覚悟しといてよと

くれぐれも伝えました。


当日9時

おじいちゃんに連れられて健太郎はやってきました。

「おはようございます。今日はよろしくお願いします」

少し緊張した健太郎は

声も少し控えめでした笑




ひとまず

流れを説明し

車の中の積み込みが

どこにどんなものがあるのか

確認してもらいました。


そして10時

とくし丸の助手席に乗って出発🚗³₃


伊根までの30分間

健太郎とドライブです。


おとなしい健太郎に

おばちゃんの質問攻め爆笑


その一つ一つに

はい

はい

誠実に丁寧に答える健太郎


「どうして、とくし丸乗ってみたいって思ったん?」


「はい。人が喜んでくれる仕事がしたいと思うからです」


「いちご農家さんになりたいんやんね?

そんなに、接客とかしないんじゃないの?」


「道の駅にいちご出してて

そこにお手伝いに行ったりして

そこでいちごが美味しかったと言って

喜んでもらえると嬉しいです」


「そっかぁ✨️

でも

いちごって育てるの大変なんやろ?

お父さんとお母さん忙しいやろ〜

朝から晩まで…

帰りも遅いんじゃないの?

いっつも何時ごろご飯なん?」


「8時位です」


「晩御飯は食べずに待ってるん?」


「はい。ご飯作って待ってます」


「えっ? びっくり 健太郎が作るん?」


「はい」


「へー、偉いなぁ。何が得意料理なん?」


「卵焼きかなぁ」


「すごいやん✨️そりゃあ

お母さんも帰ったら疲れとれるね!」


「はい」


ええ子や〜ラブ


そんなこんなで話している間に

最初のポイントにつきました。


そこのポイントは

10人以上のお客さんが集まるポイントです。

店開きの手順は出発する前に伝えていましたが、

健太郎は見よう見真似で

一生懸命やってくれました。


「健太郎

まずお客さんが来られたら

おはようございます!って

元気に挨拶して

1人ずつに、この白いカゴを渡していってな」


「はい」


「多分、みんな誰やろう?って

聞かれると思うから

ちゃんと自己紹介しなよウインク


「はい」


健太郎は言われた通り

お客様に挨拶して手渡してくれました。


やはりみんな

誰?キョロキョロって、空気感でいっぱいでしたニヤリ


でもなかなか健太郎も

うまく自己紹介できない感じだったので

私が

「前野るみちゃん知っとる?

その孫さんだで。

健太郎どこから来たんかいなぁ?」


「茨城です」


「えーーーびっくり

茨城ってあの関東の? 

1人でかいな?!びっくり


叔母のことを知っている人も多く

健太郎の母親のことも知っている人も多く

みんなとても歓迎してくれました。

健太郎も嬉し恥ずかしといった感じでしょうか。


2ポイント目に行く途中

「健太郎、ちゃんと挨拶できとったよニコニコ

でもなぁ、もうちょっと

ボリューム上げてもええかなぁ。

お耳の遠い方も多いし

何よりもおはようございます!爆笑って

元気に大きな声で言うのと

おはようございますショボーンって

モゾモゾ言うのとでは

やっぱり元気に言った方が

気持ち良いと思わへん?

とにかく挨拶ができたら

どんな仕事もほぼ100点💮👍

次のとこからは

ボリューム3つぐらい上げていこうか!ウインク

そう伝えると

「はい」と

少しはにかみながら…


言って思い出しました。

うちの息子も健太郎と同じ位の時に

初めてとくし丸に乗ってくれたなぁ照れ

まだあの頃は1日1000円のお小遣いで

こんなにくれるのラブと喜んでたなぁ照れ

と。


それから

健太郎のお母さんや

おばあちゃん(叔母)を知る人にたくさん出会い

その都度話が盛り上がりました音譜



「茨城から来ました。健太郎です」

って、言うと

「健太郎って、男の子かいな💦

かわいい目しとるし

女の子かと思ったわ💦」と、

言われること

何度もありました笑

中2男子としては複雑だろうけど

よく間違えられるそうです。

かわいいからねぇウインク



途中ガソリンスタンドに立ち寄って

トイレも借りたのですが

トイレを済ませて出てきた健太郎が

自分のハンカチで手を拭いているところを見て

あーやっぱりきちんと育てられてるなぁ✨️

と、しみじみ思いました。

もしかしたら

濡れた手を

ピッピッとはらけていた姿を見ても

それで普通だよねと思っただろうに…

あっ!

それは私か爆笑


事前に

ゆっくり止まって

お弁当とか食べてる時間はないから

おばあちゃん(叔母)におにぎりか何か

作ってもらってね〜と、伝えていたので

おばあちゃんが愛情いっぱいの

おにぎりを持たせてくれていました♡♡

ポイントからポイントへ

移動する時間が

もぐもぐタイムです🍙


きっと、おばあちゃんの🍙が

緊張を

少しほぐしてくれたことでしょう照れ


健太郎は

初めての仕事

慣れない接客を

できることはできるだけ

なんでもやろうと頑張っていましたおねがい




1日見ていて

それが

すごく伝わってきました。


真面目ないい子に育っているな✨️

お父さんとお母さんが

大切に愛情いっぱい育てているんだろうな✨️


最後のポイント終わって

帰りの車の中で

「健太郎

1日まわってみてどうだった?」


「楽しかったです」


「えっ? キョロキョロほんまに? 」

びっくりしました。


いとこ曰く

あまり感情を大きく表に出さないんだ。

らしく

真面目に一生懸命にしてる姿は見たけど

笑う姿はあまり見られなかったような…


でも

そっか…

私みたいに

オーバーリアクションとるばっかりが

楽しいってことじゃないよね…


健太郎のように

大笑いはしてなくても

楽しんでくれることもあるんだなぁ照れ


お店に着いて

お迎えのおじいちゃんを待ってました。

おじいちゃんの顔見たとたん

ホッとした表情のけんたろうおねがい


そりゃあ

思った以上に心身ともに疲れたやろうおねがい


ほんとに

お疲れ様🍀

おっちゃんもおばちゃんも

健太郎からいっぱい学んだよ

ありがとう✨️


これからも

家族思いで優しい

まっすぐな健太郎でいてね!

夢にむかって

そのままゆっくり歩んでください照れ


次会う時には

背抜かされてるやろな爆笑

心も体も

成長楽しみに応援してるでなぁ〜







真面目でまっすぐな

健太郎のお父さんお母さんの作った🍓は

本当に

びっくりするほど綺麗で

びっくりするほど甘くて美味しい🍓でした✨️

ありがとう✨️


健太郎がお手伝いで

カットしてるというプチプチ

愛おしくて

捨てるに捨てれない✨️


次の日

健太郎はおじいちゃんと

漁港に🐟買いに行って

1人で🐟捌いたそう✨️

これで

メニューがまた増えるね!


そして

健太郎の妹も

同時に

沖縄のいとこ(以前ブログ『はじめてのおつかい』で登場した)のとこに

1人で行ったそう!✈️びっくり

むこうは

かしまし娘で大いに盛り上がったよう音譜




それぞれ

いい春休みになったね💕︎