99歳の俳人の影響と

 

 

『プレバト』という番組の影響で

 

俳句に興味が出てきてました。

 

そんな時、ちょうどこんなイベントを知りました。

 

 

実は、『プレバト』が好きな最大の理由は

 

夏井先生の毒舌!笑

 

そして、芸能人の方が提出された俳句を

 

絶妙なトークと共にスッキリ添削!

 

俳句を知らない私にも、その変化はまるで魔法のように鮮やか✨️

 

そんな夏井先生に会える!

 

毒舌を生で聴ける!

 

このチャンスを逃す手はない!

 

でも、どんな感じになるんだろう?

 

講演みたいな感じで先生がいつもの感じじゃなく

 

俳句について、ただ喋られるだけなんだろうか?

 

毒舌なんか聞けないかな?

 

まぁ、でも夏井先生にとにかく会えたらいいか!

 

そう思って、俳句にまったく縁のない友人と2人で

 

行ってきました。

 

会場に入ってビックリしたのが、

 

広いステージにスクリーンしかないこと。

 

 

この広い空間、先生のトークだけなんだ!

 

さすがだな✨️

 

ビックリしたのが、

 

なつい先生♥️というアイドル並みのうちわを持った方々が

 

会場のあちこちにおられること!

 

あれ?

 

私、もしかして場違いなとこ来た?って、思ったほど。

 

周りを見ると、みなさん俳句がうまそうに見えるびっくり

 

未体験なことへのドキドキワクワクと若干の不安の中

 

幕は開きました。

 

ポスターにもあったし、テレビでも和服のイメージしかなかった夏井先生の

 

ある意味レアな普段着コーデTシャツデニム

 

でも、でも…

 

マイクを持って登場された先生の毒舌はまったくテレビと一緒!

 

会場の方とやりとりしながら、初めてのお客様にもおかまいなしの毒舌

 

でも、言われたお客様はみんな嬉しそう照れ

 

一瞬にして、会場を夏井ワールドにしてしまう爆  笑

 

会場には、長年俳句をやっておられる方も多いようで、

 

「あんた、名前なんていうの?」

 

「〇〇(俳号)です。」

 

「あんたが、〇〇なのか?!」と、言うやりとりをよく耳にしました。

 

ラジオの番組に投稿されてる方のお名前を覚えておられるようです。

 

そういう方々と違って、私のような全く俳句をしたことない人たちを

 

『裾野の人』と、言うそうです。

 

『裾野の人』たちにも、俳句のことを知ってもらう活動を

 

先生は『俳句の種まき活動』と呼ばれ、定期的に今回のような句会ライブなるものを

 

全国で開催されているそうです。

 

まず、俳句とは?

 

5・7・5でできていること

 

季語が必ず入ること

 

この2つだけまもればできる。

 

それは、裾野の私も知っていました。

 

そして、

 

5・7・5というたった17音で

 

情景から感情から時には音や匂い、温度まで伝えられる。

 

俳句のすごさは感じていました。

 

でも、たった17音に詰め込むことの難しさも知っていました。

 

なのに

 

なのに

 

その会場でその場で

 

5分間で俳句を作るという宿題をもらいました。

 

最初に、少しレクチャーを受けます。

 

それも、面白いんです。

 

「そこの男と女は夫婦なの?

 

あんた、奥さんの良いとこ言ってみて。」

 

「料理が上手です」

 

「料理が上手ね。

 

『妻は料理が上手です』(指をくりながら)いいじゃない。でも、

 

この会場で奥さんの料理が上手って思ってる人他にいる?

 

ほら、こんなにたくさんいるじゃない。

 

それでは、面白くないでしょ。

 

じゃあ、何が1番上手いの?」

 

「酒の肴です」

 

「酒の肴の何が好きなのよ?」

 

「おでんです。」

 

「ちょっと、おでんだって。

 

奥さんのおでんが上手いと思う人は何人いる?」

 

「まぁまぁいるやん。でも、まぁここまで絞ったら

 

妻は料理が上手です。から妻のおでんは絶品だ。に変わると

 

どう、なんかいいでしょ。

 

それに、季語の風光るなんてやると

 

『風光る 妻のおでんは 絶品だ』って、ぐっとよくなるでしょ。」

 

お客さんとの絶妙な掛け合いで、笑いをとりながら、自然に学ばせてくださいます。

 

そして、大きなモニターに写真が一枚写されました。

 

どうも、食べ物屋さんのカウンターのよう。

 

そこから見える物を次々挙手して発表していき、

 

いろんなワードが出てきたところで、

 

事前にもらってた季語の書かれた用紙を参考に

 

俳句を一句書く。

 

え〜〜〜〜って思いながらも、

 

もしかしたら、夏井先生に選んでもらえるかも?!というわずかな期待をもって

 

5分間集中しました。

 

今、もってる知識の最大限を出したつもりでした。

 

でも、700人の句をどうやって選ぶんだろう?と、思っていたら

 

会場に長机が並べられ、提出された用紙を先生がパパパパパパパパっと

 

見てわけていかれました。

 

もう一人、男の人も同じような作業をされてましたが、

 

最終的に真ん中のテーブルに7枚が並べられました。

 

どうやら、それが優秀作品のよう。

 

あの中に入っているのかな?

 

まずは、そこにはいかず

 

端の方から、ひとつ先生が気に入った作品を読み上げられました。

 

「この作品書いたきょうのヨッシーってどこいる?」

 

なんと、手を上げた人が横の横の席の男性

 

マイクで先生とやりとりして、その後は先生の名刺をもらっておられました。

 

「それね、私の名刺だけど中に松山の観光クーポン券が入ってんの。

 

でもね、それ松山に来ないと使えないのよ。また、松山に遊びにきてね〜」と、

 

観光大使の役目もしっかり果たしておられました爆  笑

 

その次詠まれたのは、小さい子どもさんの句

 

小さいこどもさんと先生の掛け合いも笑いたっぷりでした。

 

そんなこんなでいよいよ7句がスクリーンに映し出されました。

 

順番に

 

・地ビールや胸を噛みつくカンタータ

 

・春の夜や一見さんは親子丼

 

・常連の指差す厠冬隣

 

・春愁0.5合炊く夜更け

 

・炊飯器ふつふつ花の雨はらはら

 

・ゆをわかしまってるあいだ冬ぬくし

 

・残る雪あの日の夜のおしながき

 

もちろん、私の句などありません 笑

 

先生が一句一句詠まれた後、

 

どの句がいいか?

 

その句を詠んでどう感じたか?情景は?

 

などなど、また客席と掛け合い推測していきます。

 

句を詠んで感じ方も様々。

 

まるで、自分が詠んだかのように思いを込めてみんな感想を言われます。

 

その発想の豊かさに、また驚き刺激を受けました。

 

そして、拍手で最優秀の句を決めます。

 

そして、そして

 

選ばれた句を詠んだ方の発表です。

 

最優秀に選ばれた方は最後に残し、

 

次々会場の中から立ち上がって…

 

それが、まぁ偶然にも私が座ってる前だったり後ろだったり横だったりで

 

友人と顔見合わせてあんぐりびっくり

 

笑っちゃうお話あったり、涙するものもあったり

 

改めて、俳句の奥深さを知りました。

 

最優秀作品は

 

・炊飯器ふつふつ花の雨はらはら

 

でした。

 

詠まれた方の弟さんがちょうどこの時期に早くで亡くなられ

 

悲しいけど、日々の何気ない日常は繰り返される。

 

桜のはなびらが散る儚さとそれでも、日常を強く生きていかなければならない。

 

その情景を詠まれた句のようです。

 

涙ぐみながらの発表を聞いて、思わず涙がこぼれました。

 

プレバトでも最近

 

落語家の春風亭昇吉さんの卒業式の壇上の写真で一句の

 

『三月の空に託せるのもがない』

 

という句を詠んで、胸が締め付けられる気持ちになったとこでした。

 

たった17音でシンプルに

 

でもたくさんのことが伝えられる俳句をますます好きになりました。

 

行きの車で、いっぱい仕事のグチをこぼしていた友人が

 

「今の気持ちをちょっと俳句で詠んでみるわ!

 

『イライラと』ん〜アカンか 笑」

 

と、う〜んう〜んと言いながら考えていました 笑

 

もう、先生の裾野を拡げる運動は大成功です!笑

 

俳句をするといいことばかりだそう♪

 

俳句は前頭葉を活発に使うそうです。

 

俳句を1日5分毎日やると認知症予防になる!

 

しかも、お金はかからない

 

お〜いお茶の俳句コンテストに入選すれば、

 

お茶が1ケース届く!

 

俳句のコンテストで賞金がいいものだと20万円出るものもある!

 

認知症は予防できるは、物や金はもらえるは!

 

いいことしかない!らしいです 笑

 

夏井節炸裂でした爆  笑

 

とにかく、2時間あっという間

 

楽しく笑って、学べた最高の句会でした。

 

1日一句は目指して、お勉強がんばろう!

 

 

俳句ってすごいな✨️

 

 

早速、買っちゃったゲラゲラ

 

 

 

 

 

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著書 「ねてもさめてもとくし丸」