涌井秀章 -投球フォーム連続写真- | プロ野球選手のフォームを連続写真で解析!

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涌井秀章投球フォーム連続写真

 フォーム評価
(最高値=100)


バランス
柔らかさ
力の伝達
打ち難さ
迫  力

TOTAL値


20
20
15
16
14

85

 

松坂2世と言われた涌井もいまや西武の大黒柱。
2007年は17勝で最多勝に輝くなど名実ともにエースとなった涌井秀章の投球フォーム。


体重移動が非常にかろやかで、左手で体が開かないようにして力を溜めれている。
入団当初は、足を上げたとき左ひざがもっと後ろ側にあり、反動を使って投げていたがいまはそれがなくなった。

入団1年目の球速は150キロ近く出ていたが、今は140キロ前後。
それでも、映像で見ると150キロを投げていたときよりも速い。
なぜか?

それは、リリースポイントが打者に近くなったからだ。

ボールが打者に届くまでの時間を0.1秒短縮すればめちゃくちゃ速い球になるように、打者との距離を10cm詰めるだけでもかなり速い球になるというわけだ。

あとは球にキレがあり、初速と終速の差があまりないこと。
スピードガンで150キロを計測する球でも打者に届くころには140キロ前後となる。初速と終速の差が少ないキレの良い140キロを投げれば150キロにも勝るとも劣らないボールになるのだ。


では、キレの良い球はどうやって投げるか?


これには球の回転数を上げないといけない。そのため、リリースの際にボールを押し込みながら切る必要がある。この動作は手で行うのではなく、下半身の力を腕に伝えて手で放つ。


涌井の2段目左から2番目の写真を見ると、踏み出した左足が地面に対して垂直に立てており、股関節で力を溜め込めている。股関節に溜めた下半身の力が「ボールを押し込む力」となり、キレのある(初速と終速の差が少ない)ボールを生み出すのだ。


さらに、涌井の場合は1段目の投球動作がサイドスロー投手の体の使い方をしており、
そこから2段目のようにオーバースローへと持っていく特徴がある。

これは体の柔らかくなくてはできない投げ方で、かつ左ひざのとてつもな負荷がかかる。
この投げ方で毎試合150球近く投げ完投するのだから下半身の強さは半端ないと言える。


また、ボールを押し込む投手としては他に藤川球児や川上憲伸がいる。

ritten by tomoya kuniyuki

Profile---------------------------------
16  涌井秀章
1986年6月21日生まれ
千葉県松戸市出身
186cm85kg 
右投げ右打ち
横浜高(甲)→西武①
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■トピック
wikpedia情報
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永谷修の「松坂2世・涌井秀章は西武のエースとなれるのか」
【動画】高校時代の涌井


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