根腐れしていたフェルテ | 徳島アボカド研究所

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徳島の耕作放棄地をアボカド園に変える開拓記とアボカド栽培研究を行うサラリーマンのひとりごと

冬場元気のなかったフェルテ。

枝先が裂けて可哀想な状態になっていました。

 

 

 

 

3月になって寒さも落ち着いてきましたので新芽がつくかと思ってましたがまったくその兆しが見られませんでした。

 

 

 

 

4月1日の状態です。
葉っぱが落ちていくアボカドが多い中このフェルテは葉っぱが落ちないんです。

このフェルテは葉っぱが垂れ下がり全体的に黄色ぽい感じ。

アボカドの根腐れの症状に該当します。

〇根腐れの症状

 葉が黄色になり垂れる

 葉が落ちない

そこで、鉢からあげて根の様子を見てみると、黒ずんだ根が周囲を覆ってました。

(ごめんなさい、写真を撮り忘れました)

黒ずんだ根を取り除き 微生物を増やすためバーク堆肥中心に土を入れ替えその上に米ぬかを蒔きました。

(根腐れの原因となるフィトフトラは、ほかの土壌微生物に比べて繁殖力が弱いために有機物を多く施用し微生物を多くすることでこの病原菌の増殖を抑えられる ※米本仁巳著の「アボカド 路地で作れる熱帯果樹の栽培と利用」P126)

 

 

 

 

5月13日 暖かくなってきたこともありますが、思った以上に元気に回復しました。

このフェルテはもうちょっとこのままハウスで様子を見てもっと大きくなったら畑に定植しようと思います。

 

 

 

別件ですが、根っこを食い荒らされたベーコン↓は

 

 

まだ回復の兆候が見られません。

茎を触ると根を食われていた時のように「ぐらぐら」しないのでしっかり根を伸ばしていると信じています。ただ、新芽が出ないと不安ですね。

こちらの様子もまた報告しまーす。