特撮道具の再利用? 「大戦争」から「対ヘドラ」 | 特撮アラフィー!! ~50オヤジのコレがたまらん!

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昭和特撮と趣味の花の写真を取り上げているオッサンブログ。「ゴジラ」は好物だが「シン・ゴジラ」は大嫌い。


有名な?『ゴジラ対ヘドラ』(1971)の、ゴジラが空飛ぶシーンの撮影準備風景です。

逃げるヘドラを追いかけるゴジラ。


飛び始めは着ぐるみで。


飛び始めたらこのギニョール(人形)で。


ヘドラを捕まえて、


戻ってくる。
自分の観てた劇場では笑いが起こりました─いや、ハッキリ言って失笑でした。子供たちの。

映画自体はオモシイとは思いますが、
当時この飛行を知った時、
「いくら怪獣映画が嘘だからって、これはないだろ─」と思いました。


飛ぶのにバランス悪いし─嘘つくならもっとマシな嘘つけよ。
第一、放射能撒き散らしながら飛ぶんだぜ? いいのか?東宝!
とそこまで思いました。

プロデューサーの田中友幸さんが入院中を良いことに、監督の坂野義光氏が無理矢理撮影して作り上げてしまった─そう聞けば、このシーンだけ、放射能熱線が光学合成じゃなく、スモークを使った現場一発処理なのも、手っ取り早く済ませたかったからかな?と。

しかし、今日の本題はこの批判じゃなくて(言いたいこと言ってしまったがw)
このギニョール見た時、このポーズって「アレ」じゃね?



─そう、「コレ」じゃね?
『怪獣大戦争』(1965)のヤツ!


大きさも─同じ感じじゃん?


有りモノの有効活用─
最初からこのギニョール有きで飛行ポーズが決まったのか? それともピピピって閃いたのか?
アイディアの生まれる瞬間って面白いです。

─ただ、いずれにしろリアリティーのない飛び方ではありますが。