こんにちはトクです。  


本日もブログ訪問くださりありがとうございます(_ _)


さて前回の続きとなります。


後輩のKが帰ったあとで「ちえ」が「この前の飲み会って私聞いてないんだけど」


「うん、あえて「ちえ」には黙ってたんだ」


「それって、もしかして浮気しようとしてたなあ?」


「違うって!「ちえ」に話すとまた、話がややこしくなっちゃうと思ったんだよ」


「今から、ちゃんと話すから」


「バスケの男連中が女の子と合コンしたいって言うから、空手の後輩のS子っていう女の子に話したんだよ」


「そしたら、S子の会社の女の子達も合コンしたいって言うからさあ、3対3で合コンすることになったんだよ」


「それでさあ、さっきのKは呼ばなかったんだよね」


「あくまでも、バスケの男連中の為の合コンだから」


「それを、アイツが無理矢理来ちゃったんだよな」


「お店の名前は言っておいたんだけど、お店に直接電話かけてきて俺を呼び出したんだよ」


「すぐ近くにいるから行って良いですかってさ」


「ダメって言ったんだけど⋯。来ちゃったんだよなアイツ」


「それで、俺の隣に座ってた子に目をつけたってこと」


「その女の子って△ちゃんのことが好きだったの?」


「あのさあ、帰りに、その子をタクシーで家まで送ってんだんだけど、その時にさあ⋯」


「今日、私、ずっと△△さんの隣に座ってたの気づきました?」って言われたんだよ。


「そう言われてみれば、そんな気もしたなあって」


「私、ひと目見て△△さんが良いなあって思ったんです」


「そんなこと言い出したから、俺、結婚するつもりの彼女いるんだよね」


「だから、誰とも付き合えないって言ったんだよ」


「それホント?」


「うん、ホントにホント」


「じゃあなんで合コンに来るんですか?」


「なんて言うからさあ、俺は、合コンを設定しただけ、お手伝いなの」って言っといた。


「ゴメンな、初めから「ちえ」に言っとけば変な心配かけなかったよな⋯」


「うん、でも△ちゃん、相変わらずモテるね」


「う~ん、なんで好きでもない子からモテるんだろう⋯」


「こんなブサイクな顔なのにな⋯」


「△ちゃんはブサイクじゃないよ」


「なあ「ちえ」俺の膝に乗って、顔見て」


二人で見つめ合いながら。


「俺、嘘ついてるように見えるか?」


「鼻ヒクヒクさせてるか?」


「ううん」


「じゃあ、俺の言うこと信用するよな?」


「うん」


「怒りたいなら怒っても良いぞ」


「怒らないよ。だって△△ちゃん、なにも悪いことしてないでしょ?」


「うん」


「だったら良いよ。できれば合コンするって前もって言って欲しかっただけ」


「そうだよな。これからはちゃんと言うよ」


「でも、合コンとかは、あんまりして欲しくないないなあ⋯」


「△ちゃんが別の女の子に興味持っちゃったら嫌だから⋯」


「うん、分かった、もう合コンはしない。したとしても「ちえ」も連れてく」


「なら良いだろ?」


「う~ん、どうして合コンするの?」


「それなんだよな。俺、一応バスケ部のキャプテンじゃん、それに空手の後輩でも彼女いない奴たくさんいるからさあ」


「だから合コン設定してとか頼まれるんだよな⋯」


「まあ、別に断れば良いだけなんだけどさあ⋯」


「なかなか断れなくて⋯」


「△ちゃん、優しいからね⋯」


「今度、合コンの設定頼まれたら「ちえ」の友達と合コンしようか?」


「う~ん、それも良いかもね」


「よし!」


「それにしても「ちえ」ってヤキモチやく回数減ったよな」


「少し寂しい気もしないワケじゃないけど⋯」


「私は、△ちゃんのこと信用してるから、ヤキモチやき過ぎないように注意してるの」


「また△ちゃんに「別れる」って言われたら困るから」


「よし、この話はこれでお終いだ」


「今日は家に帰らなきゃだよな?」


「う~ん、泊まって行きたいんだけどなあ⋯」


「お母さんに電話しちゃおうかな⋯」


「もう10時になるぞ。大丈夫か?」


「うん、やっぱり泊まる。お母さんに△ちゃん家に泊まるって電話するよ」


「ちえ」が家に電話した後で。


「どうだった?」


「お母さんは良いよって」


「お父さんは知ってるのかなあ?」


「お父さんには、お母さんから話してるんだって」


「じゃあ、お父さんも認めてくれてるってことで良いのかなあ?」


「うん、私には直接言わないけど、そうだと思うよ」


「それなら安心した。「ちえ」泊まってて」


「うん」


「これで、お父さんとお母さんに公認されたってことだよな?」


「そうだと思うよ」


「じゃあ、もう「ちえ」から逃げられないか⋯」


「△ちゃん!何言っての!私から逃げる気なの?」


「アハハハ。冗談に決まってんじゃん、ホントに「ちえ」ってからかいがいがあるよな」


こんな感じで「ちえ」に無断で合コンしたことを話しましたが、修羅場にはなりませんでした。


それでは最後までお付き合いくださりありがとうございました。


PS。


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