こんにちはトクです。


本日もブログ訪問くださりありがとうございます。


今回は、二度目の同級会での思い出です。


「ちえ」にプロポーズしてから、初の同級会が開かれることになりました。


「なあ「ちえ」、今度の同級会って何の目的があるか知ってる?」


「えっ、同級会に何か目的ってあるの?ただ、みんなで集まるだけじゃないの?」


「それが、あるんだよな、特別な目的が」


「同級生のSって覚えてる?」


「うん、あの子も成績良かったよね」


「うん、そのSがさ、Tさんのこと未だに好きなんだって、大学の時に一度振られてるだけどさあ、忘れられないんだって」


「それでさあ、今回の同級会の幹事ってSなんだよね。集める理由はTさんに会いたいからなんだって」


「SからTに同級会やるって連絡してあるからTさんは絶対に来るみたいだよ」


「ふ~ん、そうなんだ」


「もちろん、行くよな?」


「うん、一緒に行こ」


「だけど、プロポーズの話は絶対に秘密だぞ、前の時みたいに冷やかされるのヤダからな」


「うん、分かった。私は車で行くけど△ちゃん乗ってく?」


「うん、今度は会場まで一緒に行こうか、どうせ付き合ってるのはバレてんだし」


ということで二人で同級会に行きました。


前回と同じように席が決まっていなかったので、それぞれ仲の良かった友達同士で固まって座りました。


同級会が、始まってすぐのことです。


「ちえ」の隣に座っていた女の子が「「ちえ」、その指輪って、もしかして⋯」


「婚約指輪?」


「う、うん、そうなんだ⋯」


「ってことは、相手は△△君?」


「うん」


するとそのおしゃべりな女の子が「ちえ」の左手を上げて。


「みんな、ちょって見てくれる?」


「「ちえ」のこの左手の薬指」


「これって婚約指輪なんだってー」


「相手は、もちろん△△君でーす」


一同  「おうー」


「また、アイツか⋯。ホントおしゃべりな女だよな⋯」(心の声)


「「ちえ」と△△君が、とうとう婚約したそうでーす」


「お前、やったな、おめでとう」


「う、うん、ありがとう⋯」


「あのさあ、こんなことで盛り上がっちゃうと、肝心なSの目的がさあ⋯」


「うん?Sの目的ってなんだ?」


「お前ら知らないで来たのかよ⋯」


「今回は、Sが片想いのTさんにもう一度アタックするきっかけつくるた為だろう?」


「へぇー、そうなんだ。知らなかった⋯ 」


「だからさあ、俺らのことよりSのことだよ」


この後、「ちえ」とおしゃべり女の所へ行って「もう、俺達の話は終わり、今回の目的は別だから」


と言って、ホントの目的を話して協力するように頼みました。


しかし⋯。


そのおしゃべりな女の子が言うには「Tさんには彼氏がいる」とのこと。


「ふ~ん、そっかあ⋯。じゃあ当たって砕けろだな⋯」


「一応、Sには言っとくよ」


そしてSの元に行き「おい、Tさんて彼氏がいるらしいぞ。お前どうする?諦めるか?」


「う~ん⋯」


「どうせ一回振られてるんだからもう一度アタックしてみろよ」


「デートに誘えれば次があるかも知んないぞ」


「でもなあ⋯、彼氏がいるんじゃなあ⋯」


「お前、それで諦められるのか?」


「う~ん、当たって砕けてみろよ」


「お前は、婚約したから良いよな⋯。どうせ俺なんか⋯」


「何言ってんだよ。俺だって最初は、当たって砕けろだったんだぜ」


「やって見なけりゃ分かんないじゃん、な」


「とにかく、Tさんを二次会に誘えよな」


「分かったよ⋯」


ということで二次会でのお話は次回にしたいと思います。


それでは最後までお付き合いくださりありがとうございました。


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