昨夜見た、不思議でエロチックな夢の話です。
夢ですから、物語性があるのですが、私は、物語を書いた事がありません。
上手く伝えられるか自信はありませんが、とりあえず書いてみますね。
ある大企業に、社長秘書兼愛人の超美人の女性がいました。
社長は、桃太郎侍で有名な俳優さんでした。
ところで、この女性は、才色兼備で非の打ち所がまったくないのですが、本人にとっては、とても重大な悩みがありました。
それは、イケないこと・・・。
「女性としての喜び」を知らないことです。
こういうのを不感症と言うのでしょうか。
社長秘書兼愛人なので、当然、社長との間には、性的関係があります。
そこで、彼女はいつも演技をしていました。
社長を喜ばせる為に、イケないのに、イッたフリをしていたのです・・・。
これは彼女にとって、物凄いストレスになりました。
一方、ある所に、イケない男がいました。
彼は、まだ高校生なのですが、イッた経験がありません。
勃起はするのですが、射精したことがないのです。夢精すらした経験がありません。
自慰をしても射精できません・・・。
これが原因で、彼は極端な女性嫌いになってしまっていました。
もちろん、セックスなど考えられません。
女性やセックスに対して嫌悪感を抱いていたのです。
その為、彼は一生童貞で過ごすつもりでいました。
さて、話は女性秘書に戻ります。
彼女は、なんとか「女性としての喜び」を知ろうと、社長以外の男性とも積極的に関係を持ちました。
彼女にとって、人生の目的は「女性としての喜び」を知ることとなっていたのです。
しかし、何度試みても、どの男性と関係を持っても「女性としての喜び」を知ることができません・・・。
才色兼備の彼女でしたから、言いよる男性はあまたいます。
しかし、どの男性も彼女に「女性としての喜び」を与えることができないでいました。
あると時に、彼女は、イケない男の存在を知りました。
「ひょっとしたら、このイケない男が私に、女女の喜びを感じさせてくれるかも・・・」
「いや、この男しかいないに違いない」
そう思うと、彼女の頭の中は、このイケない男のことでいっぱいになってしまいました。
次第に、秘書としての仕事や、社長との関係にも支障をきたすことがあるようになりました。
桃太郎侍の社長は、とても敏感で嫉妬深い男です。
ひょっとしたら、この美人秘書が自分以外の男と関係を持っているのではないかと疑い始めました。
そして、ある探偵を雇って、彼女は行動を見張らせたのです。
普段の彼女なら、この探偵の存在に気がついたのですが、この時の彼女にはそれができませんでした。
なぜなら、とにかく頭の中が「イケない男」でいっぱいになっていたからです。
そうして月日は流れて、彼女はとうとうと、「イケない男」を見つけることができました。
見ればまだ、高校生です。もちろん、未成年です。
しかし、とにかく「女性としての喜び」を得ることで頭がいっぱいになっている彼女にとっては未成年であろうとなかろうと関係がありません。
早速、このイケない男を誘惑し始めます。
しかし、相手は、女性やセックスに対して嫌悪感を抱いています。
どんな彼女の誘惑にも乗って来ません。
むしろ、余計に女性を毛嫌いするようになりました。
女性はあの手この手で誘惑を繰り返します。
が、「イケない男」が女性やセックスに対して嫌悪感を抱いていることを知ると、今度は戦法を変えて、実弾作戦に出たのです。
「イケない男」が母子家庭で、大学進学も諦めなければならない境遇にあることを知ると、「イケない男」をお金で釣ろうと考えたのです。
「イケない男」も、また、「イケない女」同様に頭が良くてハンサムボーイでした。
彼の悩みは、射精の経験がないことと、進学のことでした。
彼は、どうしても大学に進学したかったのですが、家の事情を考えると、高校を卒業したら就職するよりは手はありませんでした。
彼には、自分だけの夢があったのですが、母親や兄弟にも言ったことがありませんでした。
「イケない女」は、ここをついてきたのです。
とにかく、自分を抱いてくれたら、進学の費用も、その後の大学生活に必要なお金も、すべて面倒を見ると、言ってきたのです。
「イケない男」の心中は複雑です・・・。
とにかく、仕事とと割り切って、この「イケない女」を抱けば、夢である大学進学ができる。
大学に進学する為には、この方法しかない・・・。
彼は、悩みました。
そうして、悩みに悩んだ末に、「イケない女」の申し出を受けることにしたのです。
「イケない女」は大喜びです。
「これで私も女性としての喜びを得ることができる」そう思うと一刻も早く、彼と関係を持ちたいと思いました。
さて、桃太郎侍の社長が雇った探偵さんは、そんな彼女の行動をすべて見ていました。
しかし、社長にはまだ報告をしていませんでした。
「イケない女」が「イケない男」と関係を持った後に、「イケない女」を揺すって、お金を得ようと考えたのです。
そして、とうとう「イケない女」と「イケない男」はベッド・インしたのです。
その結果は・・・。
「イケない男」は、もちろん初体験ですから、何をどうしたら良いのか分かりません。
すべて、「イケない女」がリードしました。
とにかく、「イケない女」の要求通りにしたのです。
彼女の言う通りに上になったり下になったり、はたまた、後ろから前から・・・。
テクニックこそありませんが、体力は抜群にあります。とにかくまだ、高校生ですから。
一晩中、くんずほぐれず頑張りました。
しかし、とうとう「イケない男」は射精をするまでには至りませんでした。
一方の「イケない女」は、今までにない快感を味わっていました。
桃太郎侍の社長や他のあまたの男では得られなかった快感を得ていたのです。
そして、とうとう「イケない女」は、イッたのです。
始めて知る「女性としての喜び」は最高のものでした。
この喜びの為なら、すべてを失っても良い、「イケない女」は心底そう思いました。
そして、彼女が始めて「女」になった翌日です。
探偵は予定通り、彼女を脅してきたのです。
しかし、すべてを失っても良いと思っていた「イケない女」もとい「元イケない女」は、探偵の要求を拒みます。
そうして、社長秘書という立場とスポンサーである桃太郎侍の社長を失ったのです。
それでも、彼女には、「イケない男」の面倒を見るお金を持ち合わせていました。
彼女が今まで、その才色兼備であまたの男から受け取ったお金があったのです。
探偵は、仕方なく桃太郎侍の社長にすべてを報告しました。
桃太郎侍の社長は怒り心頭です。
「許さん!退治でくれよう桃太郎」です。
彼の嫉妬心は頂点に達しました。
「元イケない女」を解雇することはもちろん、「イケない男」を探し出して、彼の夢をぶち壊してしまおう。
そう考えたのです。
危うし「イケない男」です。
という所で、夢が覚めました。
これが、私が昨夜見た「イケない女とイケない男」の話の顛末です。
それでは最後までお読み頂きありがとうございました。